幼児期の子どもにとって体験を伴う遊びは、脳の発達をぐんと加速させる効果があります。子どもも家族も楽しみながらいつの間にか成長できる、そんな世界に一つだけの「チャレンジ記録」を作りませんか?お母さんの手で家族みんなをレベルアップさせましょう。 |
幼児期のお子さんの脳を発達させる方法とは?
幼児期のお子さんの脳を発達させたい!と思っているお母さん。どうやって我が子の発達を促しますか?
幼児教材のドリルをさせますか?知育玩具で遊びますか?
もちろんこれらも一つの方法です。
しかし実は、もっと楽しくもっと効果的に脳を発達させる方法があるのです!
それは「体験を伴う遊びをさせること」です。机上の勉強よりも実際に体を使って行動させる方が、脳の発達において効果が高いのです。
なぜなら行動することで脳の酸素消費量が上がり、活性化するからです。特に初めての体験をするとき、脳の酸素消費量がぐんと上がることがわかっています。
ですから幼児期には、初めての体験を伴う遊びをどんどん取り入れていただきたいのです!
3種類の体験と具体例をご紹介します
ではどのような体験がよいのでしょうか。体験には大きく分けて次の3種類があります。
1:生活・文化体験
2:自然体験
3:社会体験
具体例をあげると、お手伝い、公園などでの外遊び、スポーツ、伝統行事、イベント行事、家族行事などに当たるのが生活・文化体験です。
畑仕事、動植物の観察、キャンプ、釣り、山登り、星や雲の観察などに当たるのが自然体験です。
ボランティア活動、ワークショップ、職業体験、工場見学、外国人との交流などに当たるのが社会体験です。
これらの体験活動を通して、子どもたちは生きる力の土台を学び身につけていきます。
自分で考える主体性、問題解決能力、協調性、共感力、コミュニケーション能力などを伸ばしていくことができるのです。
これらの体験を遊びの中にどんどん取り入れていくことで、いつの間にか脳を発達させられるのです。
特に幼児期は情報のインプットを増やすことがとても大切だと言われています。
色々な種類の体験を伴う遊びを通して、五感をフル活用させながら情報量を増やしていきましょう。
「体験を伴う遊びの取入れ方3ステップ」をご紹介します
ステップ1:チャレンジさせたい体験をピックアップ
まずはお母さんが、お子さんにチャレンジさせたい体験を調べピックアップします。
初めはお子さんの興味や関心、好みを考慮しながら食いつきそうなものを選ぶと良いと思います。
親子で一緒に楽しみながらできる体験を選びましょう。
慣れてきたら、「少しだけ危険なこと」を意識して選ぶことをおすすめします。
一つ一つの動作に慎重になり、子どもの集中力や注意力をさらに引き出すことができるからです。
ステップ2:子どもに合わせてマイナーチェンジ
可能な限り、お母さんがまずは実際にやってみることをおすすめします。
そしてお子さんの年齢や発達度合に合わせて、チャレンジの内容を少し変更します。
あまりに難しすぎると子どもにとってはつまらないですし、うまくできなかったというネガティブな感情だけが残ってしまうからです。
それだけは絶対に避けたいですよね。お母さんの腕の見せどころです!
ステップ3:家族で楽しみながらチャレンジ
お父さんや他のきょうだい、家族を巻き込んでみんなで楽しみましょう。
ポイントは大人が口や手を出しすぎないことです。
ついつい先回りして手助けしたり口をはさみたくなりますが、グッと我慢して子どもを信じ見守りましょう。
時間がかかっても子ども自身が試行錯誤しながら、ああでもないこうでもないと取り組んでいる時間に脳は成長しているのです。
大人にとってはもどかしいこの時間こそが、子どもの脳の成長を促すキーになっているのです。
以上の3ステップで、体験を伴う遊びを取り入れてみてくださいね。
体験を伴う遊びを実践して、世界に一つだけの「チャレンジ記録」を作りましょう!
我が家では「チャレンジ記録」と書かれたノートを1冊用意して、子どもと一緒に体験したことを記録として残しています。
子どもに好きな絵を描いてもらったり、ご褒美シールを貼っていくのも楽しいですね。
また、成功体験として記憶に定着させるために写真を貼ったり、動画を見ながら家族で振り返って会話を楽しむこともお勧めです。
「今日は何が一番楽しかった?」「何が嬉しかった?」などの質問をすると、子どもは一生懸命思い出し考えます。そうすることで思考力や記憶力も磨くことができます。
ノートに記録が積み重なっていくことで、子どもにとって大きな自信となります。成功体験がどんどん増えていくからです。
ぜひ世界に一つだけのオリジナル「チャレンジ記録」をお子さんと一緒に作ってみてくださいね。かけがえのない財産になりますよ!
執筆者:平ひかり
▼発達を促す遊びについては、こちらの記事でもまとめてご紹介しています
▼お母さんの手で子どもの発達を促すヒントが満載!まずは無料メール講座にご登録ください