「保育園行きたくない」と泣いて嫌がるのは愛情不足のせいではない!2歳児が登園拒否したときのママの対応とは?

「保育園行きたくない!」と泣いて嫌がる我が子をみて、私の愛情不足かな…と自分を責めないで!登園拒否したときは、徹底的な「甘やかし対応」がオススメ。激しい行きしぶりをしていた2歳の息子が笑顔で登園できるようになった方法をお伝えします。

「保育園行きたくない」と泣いて嫌がる我が子のことで悩んでいませんか

「保育園に行きたくない」と泣いてしまう子どもに困っていませんか。

我が子のそんな姿を見ると、

「まだ2歳だし、保育園に行かせるのはいけないことなのかな…」
「私の愛情不足で、この子は泣いているのかな…」
「保育園が楽しくないのかな…」
「どうしてうちの子だけ泣いているんだろう…もしかして、何か発達に問題があるのでは」

などと悩んでしまいますよね。

泣いて嫌がるのは愛情不足だから…?登園拒否する息子の姿に心が痛みました

私の息子は現在4歳。2歳になったばかりの4月から保育園に通っています。

今ではお別れで泣くことなく保育園へ通うことができていますが、激しい登園拒否に悩んだ経験があります。

コロナの影響で、きちんと保育園に通い出したのは6月からですが、もともと人見知り・場所見知りをあまりしないタイプなので1学期は問題なく通っていました。

それが、8月に1週間の夏休みを挟んだあと、登園しようと準備をはじめたら、「ほいくえん、いかない」とつぶやきました。

いやいや、どうした、行くでしょう?1学期、あんなに楽しそうに行っていたじゃない!と思いながら、あまり気に留めずに支度を進め、着替えさせようとしたら…激しく泣いて、着替えを拒否!!

なんとか下のズボンだけは履かせて上はパジャマのまま(笑)、ワンワン泣く息子を自転車に乗せて出発しました。

自転車で一旦は落ち着きましたが、園に着いたら「おうちかえりたい、おうちかえりたい…」とまだたどたどしい言葉で主張しながらオイオイ泣く息子。

暴れる息子を先生に引き渡したあと、「休ませたほうがよかったのかな」「愛情不足って思われているかもしれない…」と思いましたし、「明日も行かないって言ったら、どうしよう…」そんな不安に駆られました。

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2歳の子どもが保育園を泣いて嫌がる理由

◆自分をコントロールする力や先を見通す力が未熟だから

2歳の子どもが2歳児が保育園に行きたがらないのは、イヤイヤ期だから?発達に遅れがあるから?私の愛情不足?などと、原因を探りたくなると思います。

けれど、2歳児が夏休み明けや環境の変化で行きしぶるのは当たり前のこと。誰のせいでもないのです。

自分に置き換えて考えてみてほしいのですが、大人だって、長いお休みのあとに仕事に行かなきゃいけない…と思うとすごく憂鬱ではないでしょうか?

他にも、新しい部署へ異動になるなど、新しい何かが始まるときってすごくドキドキしますよね。

だけど、大人はもう、見通しが立ちますから「あと5日だから…今週も頑張ろう!」と気持ちを奮い立たせたり、
お休み明けまで「あと◯日だから…」などと心の準備を少しずつ始めたり、
新しい環境へ変化することもなんども経験していますから、落ち着いて行動できるような準備をしたり、

自分で自分の気持ちをコントロールさせながらなんとか「頑張る」ことができます。

子どもは、ましてや2歳児は、まだまだ先を見通すなんて難しいですし、「明日」や「今日」という時間の概念だってありません。

そんな中で、毎日お母さんとべったり過ごせて幸せに過ごしていたお休みがいつの間にか終わり、「さあ、今日から保育園だよ!」と言われて「え〜っ!心の準備できてませ〜ん!」ってなって、「泣く」という方法でイヤだ、と主張するのは当然のことですよね。

◆ママと一緒にいることが一番安心安全だから

2歳という年齢はまだまだ、お母さんと一緒にいたい、という気持ちが一番大きいものです。

「保育園に行けばお友達と遊べて楽しいよ」というのももちろん、嘘ではないのですが、お友達と遊んで楽しい、と感じるようになるのはもうちょっと先

集団生活や、家族以外と関わること以上に、「できれば、お母さんとず〜っとくっついて、ず〜っと一緒に遊んでいたい」と思っている2歳児に、

突然「保育園だから!ママはお仕事だから!」と言って「はいわかりました!」となるほうが奇跡だと思いませんか?

そして、ママと離れることで泣いてしまうのは、ママと一緒にいることが一番、安心安全だと感じているから。

愛情不足だからではなくむしろ、愛情をたっぷりかけてもらっているからこそ泣いてしまうのです。

このように、保育園に行くのに泣いてしまったり、嫌がったりしてしまうのは、2歳児の発達段階から考えるととっても当然のこと。

子どもの発達に何か問題があるから、ましてやお母さんの愛情不足だからではありません。

「保育園=嫌なもの」という記憶を蓄積してしまう前に

2歳児の行きしぶりは、どんな親子でも起こって当然のこと!という気持ちでまずは過ごしてほしいのですが、とはいえ、毎日泣かれるのはお母さんもつらいですよね。

さらに、「保育園に行くと、ママとのお別れが悲しい」というネガティブな記憶を経験すればするほど、「保育園に向かう=泣き叫ぶ」「保育園=悲しい」という脳の回路が出来上がってしまい、どんどんと足が向かなくなってしまう可能性もあります。

「さみしい」「ママと離れたくない」と泣くこと自体が悪いことだとは全く思いませんし、むしろ、自己表現できているという意味では2歳児にとっては必要なことです。

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ですが、それがクセになってしまい、「保育園=イヤなもの」という記憶につながってしまっては困りますから、子どもが泣かずに登園できるような対応をママが身につけていき、ママも子どもも笑顔で過ごせるようにしていきましょう!

2歳児が登園拒否したとき。おうちでできる対応とは

では、登園しぶりを解消するために何をすればいいのか?

オススメは、おうちで徹底的に「甘やかす」ことです!

①「〇〇やって」と言われたことは全部、即!やってあげる

我が家の息子の場合、2歳後半になって随分自分のことができるようになったこともあり、「〇〇やって〜」と言われても「自分でやってごらん〜」と返すことが多くなっていました。

もしくは、「ちょっと待って〜〜」とつい後回しにしてしまうことも…

けれど、行きしぶりが始まってからは、例えば「お茶とって〜」と言われたら「はいは〜い!」と、仕事や家事の手を止めてすぐにやるようにしました。

「ママはいつも、あなたのお話聞くよ」ということをわかってほしかったからです。

②抱っこでスキンシップ

自分でしっかりと歩ける年齢ではありますが、スキンシップをとるためにも抱っこを増やしました。

「ねぇねぇ、ママ〜?」と話しかけられたら、抱っこして目線を合わせて話したり、お風呂に移動するにも抱っこしてぎゅ〜〜っとしたり、ことあるごとに抱っこ

特に、夜寝る前の記憶は朝の目覚めに繋がりますから、眠る前にぎゅ〜っとして寝るとご機嫌に起きられることも増えたように思います。

スキンシップは、脳の奥深くに届いて安心感を与えますので、お母さんの愛情を伝えるにはとても効果的です。

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③保育園に着くまで、子どもの喜ぶことをする

出てしまったぐずりをおさめるのは大変なので、そもそも泣かせない!という方法です。

出発するまでのたった数分でも、子どもの好きな遊びをする
ちょっと早めに出かけて、好きな公園に寄って、ひと遊びしてから向かう
保育園までの自転車に乗っている間で、好きなおやつを1個食べる

いかに子どもを楽しい気持ちで送るか?ということにフォーカスして考えてみると良いと思います。

「保育園に行く=ママと楽しいことができる!」と思えるようになるといいですね^^

そして、笑顔で帰ってきたら「よく頑張ったね!」「ニコニコ帰ってきてくれて嬉しいよ^^」とたくさん褒めて良い記憶の定着につなげます。

息子の場合、登園拒否が始まって3日間は激しく泣いて、自転車にも乗りたがらず困っていましたが、4日目から「ほいくえんいかない…」と呟くだけになり、次の週には「いってきま〜す^^」と手を振って出かけるようになりました。

2歳児の行きしぶりの対応は、まず、「行きしぶりするものだ」と思って、「ママと一緒にいたいんだよね」と共感すること。

そして、いつもより少し「甘やかし対応」をすると、いつの間にかケロッと出かけるようになりますよ!

決して、お母さんの愛情不足だから、行きしぶりが起こるわけではありません。

お子さんのことも、お母さん自身のことも責めることなく、今日はどんな楽しいことをしながら保育園に行こうかな?と考えて、ニコニコと笑顔で登園してくださいね!

執筆者:永崎りん

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