『ななほし広場』の目指す姿〜幼児期の発達障害の子どもを育てるママに「安心」「安全」を〜

「発達障害」という言葉が広まれば広まるほど、幼児期のでこぼこキッズの子育てに難しさ、悩ましさが出てきます。ななほし広場では、「様子を見ましょう」ではなく、子どもの脳を伸ばす「安心」「安全」な情報を届けていきます。

幼児期の発達障害の子育てが、苦しく悩ましいワケ

「発達障害」と言う言葉が広まれば広まるほど、幼児期のでこぼこキッズを育てるのが苦しく、悩ましくなります。

一つは「障害」という言葉の持つ負のインパクト。

生まれてまだ数年しか経っていない可愛い可愛い我が子に「障害」という言葉がつきまとうかもしれないことへのお母さんの不安と絶望感は想像を絶するものです。

幼児の脳はみんな発達途上のため、診断をつけるのが難しい

しかし、実際に幼児期に「発達障害」の診断をつけることはとても難しいのです。

なぜなら、発達障害自体が脳の「機能障害」と言って、明らかな損傷があるわけではなく、どこかの場所の動きが通常と違う、もしくは通常よりもうまくいっていない状態のことをさすからです。

幼児の脳は、全ての子どもがまだ発達途上です。つまり「未完成」な状態。みんな「普通じゃない動き」しかできないのが幼児期の脳なんです。

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だから、幼児期に見つけられる発達「障害」は、知的障害があるとか、明らかな自閉症の症状があるとか、誰がみても「ちょっと定型じゃないね」とわかる状態にしか診断をつけることができないんです。

だって、これから発達していくかもしれませんからね。

診断をつけにくいからこそ、お母さんの不安が増す

だけれども、この状態がまたお母さんを悩ませます。

だって、「いつかよくなるかな?」「大きくなったら落ち着くかな?」と思いながら過ごす365日は途方もなく不安で、長く感じるからです。

もし、自分の判断が間違っていて、今この子にやってあげなくてはいけないことがあったらどうしよう?

そんな不安と毎日付き合い続けながら、大変な子育てに向き合っていては、お母さんの心がどんどん疲れてしまいます。

意を決して相談の予約をとっても、そこで待っているのは「様子を見ましょう」の言葉…というわけです。

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このように、幼児期の発達障害の子育ては苦しく悩ましく、「安心」「安全」を得られにくいのです。

幼児期の子育てに「安心」「安全」を届けたい

私は、お母さんの小学校ななほしの公式サイトである『ななほし広場』で世の中に提供したいことがいくつかありますが、その中で最も大切にしたいモノを今回お話しします。

それは、幼児の子育てに「安心」「安全」を届けることです。

その想いをグーっと強める体験をさせていただいたので、ご紹介しますね。

自給自足で暮らすことのできる八ヶ岳

私は、家族とともに年に数回八ヶ岳に滞在しています。

その際、おうちを借りて数日間生活するのですが、以前、滞在したとき、ファームで飼っているにわとりの卵を朝ご飯にいただきました。鶏小屋に入っていって、産みたてのまだ温かい卵を食べる分だけいただくのです。

私たちが滞在しているカナディアンファームと言う場所は、カフェの経営やクラフト教室が主な収入源になっています。

広大な敷地の中に、田んぼや畑を持ち、にわとりを飼い、お風呂は近くで湧いている温泉をスタッフさんが汲みにいきます。

その気になれば自給自足ができる環境です。

様々な方が生き生きと生活する環境

ここでは実に様々なスタッフさんが働いています。

今いる方の多くは、コロナウイルスの関係で職を失いここへたどり着いた人たちでした。

中学校の先生を辞めて、ファームの近くに家を買い、家族で移住してきた方もいます。

そして、スタッフさんの中には、おそらく知的障害を伴う自閉症の女性もいらっしゃいます。(二十歳くらいかな?とても綺麗な方です^^)

いつも表情はなく、いつ挨拶しても抑揚なく「おはようございます」と返してくる彼女ですが、他のスタッフさんたちと一緒に鶏の世話をしたり、畑の世話をしたり、毎日一生懸命働いています。

「安心」「安全」が確保されているからこそ、キラキラ輝いている

カナディアンファームも例外なく、コロナウイルスの影響で、今お客さんからの収入はほとんどない状態だそうですが、7〜8名のスタッフが住み込みで働いています。

そしてどなたも心底楽しそうに働いています。

ここにいれば、衣食住の「安心」「安全」が確保されているから、たとえコロナウイルスで収入が落ちていても、この人たちは自分らしくニコニコ暮らしているのだな…と感じました。

「安心」「安全」が確保され、自分の居場所も確保されているから、人のために、動物や植物のために自分の力を尽くそうと仕事にやりがいを感じている。

だからこそ、皆さんキラキラと輝いているんだと感じました。


(なんと、このカフェの建物も窯もテーブルや椅子も全てオーナーの手作りです!!)

ここに滞在して、「あ〜私が作りたいのはこの安心感なんだ…」と再認識しました。

幼児期の子育てママに、「安心」「安全」を提供したい!

「安心」「安全」を脅かす「溢れる情報」

では、幼児期の子育ての「安心」「安全」を脅かすものとは何なのか。

私は「溢れる情報」だと思っています。一昔前の「こうすべき」という子育て論もしかり。

インターネットで検索したら、

これはやったほうがいい
これはやらないほうがいい
○歳までにこれができるように
○歳すぎたらこの環境を!

こんな溢れる情報に翻弄されながら、私たちは子育てをしています。

お母さんは全員、初心者で子育てをスタートします。
誰も教えてくれません。だから必死で勉強しようとする。

勉強しようとアクセスした情報に振り回されて、「自分はできてない」「うちの子は遅れている」不安の渦に巻き込まれてしまう。

安心安全が一気に奪われた、孤独な戦場に放り出される感覚に襲われてしまいますよね。

「今、お家で、我が子のためにできること」を、ななほし広場から届けていきます

インターネットの果てしない海の渦の中に、小さいけれど安心安全をちゃんと守ってくれる小島のような場所を作る。

それが、『ななほし広場』の最初に目指す姿です^^

ななほし広場では、幼児期のお母さんに向けて、「今、我が子に、お家でできること」という情報をお届けしていきます。

脳の発達は全員に必要なことですので、でこぼこキッズはもちろん、全ての幼児を育てるママに何かしらお役に立てると確信しています^^

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立ち上げ当初、Facebookでななほし広場が完成したことを告知したら、でこぼこキッズのママだけでなく現場で働く先生や、心理士さんなどの専門家の方からもたくさんのエールをいただきました^^

「The・発達障害」の情報を取り扱うWebサイトはたくさんありますが、幼児期のでこぼこな脳を丸ごと発達させちゃおう!というコンセプトで発信しているWebサイトは今のところななほし広場だけです^^(な、はずです。笑)

どんどん、ママたちの声を吸い上げながら、ホッと一息つけるカフェみたいな場所に『ななほし広場』を育てていきます!

あなたもぜひ、お力を貸してくださいね♡

執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
 
 
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