子どもがスキンシップを嫌がる理由とは?我が子に合ったやり方を見つけよう!

子育てで親子のスキンシップはとても大切と言うけれど、うちの子はスキンシップをすると嫌がる…と悩んでいませんか?子どもがスキンシップを嫌がるのは、感覚の過敏さや鈍感さが理由かもしれません。我が子に合ったやり方を見つけて、親子のスキンシップを楽しみましょう!

親子のスキンシップを楽しみたいのに…嫌がる子ども

子育てをしていると、「スキンシップが大切です」とよく聞きますね。

スキンシップの効果についてはこちら▼

子どもの発達にも、親子関係を安定させるためにも良いと言われるから、子どもとスキンシップをしたいけれど、抱っこやハグなどをすると、嫌がられてしまったことはありませんか?

子どもと楽しい時間を過ごしたいだけなのに、嫌がられるとがっかりしてしまいますし、他の子はママと楽しそうにスキンシップしているのに…うちの子はどうして嫌がるのだろう?と悩んでしまいますよね。

実は、お子さんによっては、スキンシップの取り方に注意が必要なんです。

あわせて読みたい!▼

スキンシップを嫌がる理由

子どもがスキンシップを嫌がるとき、感覚の過敏さや鈍感さが関係している場合があります。

スキンシップをするのに要注意なタイプの子とは?

次のような、感覚の過敏さ、鈍感さが目立つお子さんは、より注意して、お子さんの心地よいスキンシップ方法を見極める必要があります。

★足の裏の過敏がある

✔ 靴下をすぐ脱ぎたがる
✔ 砂や泥の上を歩けない
✔ 締め付けの強い靴は履けない
✔ 上履きのかかとをいつも踏んで歩く
✔ つま先立ち歩きをしている

★お風呂を嫌がる

✔ 顔に水がかかるのを異様に嫌がる
✔ お湯のシャワーは浴びることができない
✔ 頭を洗うことを異常に嫌がる

★力加減ができない

✔ 虫や花などをそーっと持てず握りつぶしてしまう
✔ 折り紙をおると力任せに破ってしまう

★その他

✔ 爪切り、耳掃除などを極端に嫌がる
✔ 手をつなぎたがらない

これはほんの一例ですが、こういった「おや?苦手な”感じ”があるのかな?」という様子は見逃してはいけません。

感覚の過敏さ・鈍感さは、脳の未熟な部分で起こる

感覚の過敏さ、鈍感さは脳の中の、未熟な部分で起こることが多いのです。

そうと知らずに、慣らそうと、苦手な刺激ばかりを繰り返すことは、本人にとっては苦痛以外の何者でもありませんから、根性論で慣れさせようとしてはいけません。

たまに、幼児用のプールで泣き叫んで嫌がるお子さんをざぶーんと水に放り投げたり、そこまではしなくても何度も頭から水をかけてみたり、「頑張れば泳げるよ!」と励まして水に入れようとしているママを見かけます。

何も言えませんが、私にはお子さんの脳が悲鳴をあげているように見えて仕方がありません…。

特に幼児期は、自分の脳の発達に正直な反応をします。

本人が嫌がることは脳が嫌がっているのと同じこと。

強すぎる刺激は、脳の発達自体に影響することもありますから、本人の感じ方を根性論で直そうとするのは絶対NGです。

お子さんの脳タイプを知ることも手がかりになります^^▼

子どもが何度もやって!と言ってくるスキンシップを見つけよう!

こういった具合に、感覚の敏感さは、その子それぞれの脳の発達具合をそのまま表していることが多いですから、スキンシップをする際にも本人が好むやり方を探して、それをたっぷりと与えてあげることが重要です!

手を繋ぐ・ぎゅっと抱きしめる・頭を撫でる…だけがスキンシップではありません。
もし、そういった王道のスキンシップをやろうとしても、それをお子さんが喜ばないようであれば、お子さんが喜ぶやり方を探しましょう。

ポイントは、何度も「やって〜!」と求めてくるやり方。

子どもが好んで求めるスキンシップこそ、脳が求めている刺激ですから、今日から、色々と試しながらお子さんが何度も好んで求めてくるやり方を探してみてくださいね!

姉妹でもこんなに違う!スキンシップの好み

我が家の場合を例にお話すると、長女は、すこーし苦手な感覚刺激が多いようです。

例えば、寝る前のスキンシップも手をそっと握ったり、頭を撫でるよりもぎゅーっと圧力をかけるように抱きしめてあげるほうが心地いいみたい。

次女はというと、手を繋ぐこと、私の二の腕を触ること(笑)などを好みます。
次女は頭を撫でられるのはそんなに「やって!」とはならないので、本人に求められるままに私は二の腕を差し出します(笑)

また、長女は耳を触られるのが好きです。
次女は背中をかいてもらうのが好き(撫でるのは好きじゃない)。

次女は、いつまででもずーーーっとギュッと抱きしめられていたいみたいですが、長女は、2分くらいすっと離れていきます。

こんな具合に、寝る前のスキンシップ一つとっても姉妹で好みが違います。

長女がす〜っと離れていくと母としては「えー、もうちょっと…」となりますが、そこは、大人の私が我慢して長女の大好きな耳こちょこちょを彼女の寝息が聞こえてくるまでやっていたりします^^

抱っこやハグだけじゃない!こんなスキンシップもやってみて♪

こんな我が家の娘たちですが、二人そろって大喜びするスキンシップがあります。

それは、コチョコチョ

やってくれ〜とばかり、私の目の前に大の字になって誘ってきます。乗ってあげると大爆笑で転げ回る!

ただのコチョコチョも楽しいけれど、こんな遊びも大ヒットです。

ねんねの赤ちゃんとのリズム遊び「ラララぞうきん」
知っている方もきっと多いのではないでしょうか^^

目の前にゴロンと子どもを寝そべらせて、歌に合わせて、体をさすったり、つついたりする遊びです。

一般的には、幼児にする遊びではありませんが、長女が5歳くらいのころにやってときも、とても喜んで楽しんでいましたよ^^
赤ちゃんのときに何度も何度もやった遊びを思い出すのか、クスクス照れ笑いしながら何度も何度も「もう一回〜!」と求めてきていました。

お子さんがどんなスキンシップを好むか、今夜からぜひ、実験してみてくださいね!

もしも、日常生活に支障のあるほどの感覚の敏感さがあるお子さんはぜひ一度、相談にいらっしゃってください。専門家として、お子さんにぴったりのスキンシップを一緒に考えますよ♪

あなたの子育てのヒントに、少しでもなれたら光栄です^^

執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし)

3歳になったら始めたい脳育て!癇癪やぐずりにお困りのママはこちらの書籍をお手にとってくださいね!▼

▼子育ての「困った」は脳を育てて解決!メールマガジンへのご登録はこちら

タイトルとURLをコピーしました