子連れでの外出が億劫になるほどの癇癪にはこの対応!困りごとにサヨナラし、おでかけを楽しむ子育て法

せっかくのおでかけなのに、子どもの強すぎるこだわりや癇癪に振り回されて子連れの外出が億劫。なんてことありませんか?脳の特性を知ると癇癪の原因が分かります。子どもの困りごとをなくし、おでかけを楽しめる子に変身できる対応法を2ステップでご紹介します!

おでかけを楽しみたいけれど、子連れの外出は億劫?

おでかけをするのは、楽しい!家族で思い出も作りたいし、新しい経験もさせたい!
けれど、子どもとのお出かけって、本当に大変ですよね。
そこで、この記事では我が家の例を参考に、子どもの困りごとに振り回されずおでかけを楽しめるようになる方法をお伝えしますね。

息子とのおでかけが大変!

今では家族でおでかけを楽しめるようになった我が家ですが、ここまではつらく苦い経験がありました。

我が家の冷や汗おでかけエピソード

息子とのおでかけで一番苦労したのが、癇癪(かんしゃく)でした。

我が家の息子は、自分の思い通りにならないと激しく泣き、要求が通るまで泣き続ける子。

電車が大好きな息子と、電車でおでかけした際は、

・電車の顏を見ないと気が済まない
・お気に入りの電車の車体(〇〇系など)じゃないと乗らない、など

自分なりのこだわりがあり、それが崩れると、「もう一回、巻き戻してー!」と駅のホームや車内でパニック状態に…。

また、バスの降車ボタンを押すこだわりのとき。自分が一番にボタンを押せないと、狭いバスの中で泣きわめき大騒ぎになってしまい、あまりにの事態に運転士さんがもう一回押せるようにしてくれました。

他にも色々とエピソードはありますが…(汗)

そんなことが公共の場で頻繁に起こるので、家の外に一歩踏み出すことさえ億劫になりました。

大好きだったおでかけ、「息子と色んなところに出かけて、色々見て体験したい!」そんな気持ちを封印せざるを得なくなったのです。

自閉傾向の子が癇癪を起こすワケは?

我が家の息子のような、自分の思った通りにならないとひどい癇癪が起こるのにはワケがありました。
ひとつは、脳の特性からくるこだわりの強さ。もうひとつは、感情の脳の未熟さです
発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)の特性の一つとして、「こだわりの強さ」が言われています。
これは、物事を想像したり予想したりすることに苦手があり、先のことが分からない状況に極度の不安を感じ、マイルールに固執して自分が心地良いペースを優先する行動をとる特徴のことです。
そして、その自分の「こだわり」が通らなかったことが癇癪に繋がってしまう原因が、感情のコントロールに関係する脳の部分、感情脳の未熟さです。
逆に考えると、この2つさえ押さえれば、思い通りにならないと癇癪を起こす子と楽しくおでかけができるようになる希望が持てるのです!

癇癪をなくし、こだわりとうまく付き合い、おでかけを楽しむ方法

こだわりが癇癪につながる子には、脳の特性からくる苦手と未熟な部分サポートしてあげる関わりが必要です。
まず感情の脳を育て、次にこだわりの特性をフォローする順番で対応する2ステップでやっていきましょう!

ステップ1「感情の脳」を育てる

この「感情の脳」、”うれしい、楽しい、安心” が大好きなんです。

ですので、子どもをそんな気持ちにさせるコミュニケーションを取ることが感情の脳を育てることにつながります。

ポイントは2つ褒めることスキンシップです。

<ポイント①褒める>
普段当たり前にできる行動でも、声に出して伝えてあげましょう!

・今日はおめめぱっちりで起きられたね!
・電車のことよく知ってるね!
・ママの作ったごはん、食べてくれてうれしいな!

などなど、笑顔で言ってみてください(^^)

<ポイント②スキンシップ>
日ごろ、お子さんを膝の上に乗せたり手をつないだり、抱きしめたりする機会は多いですか?

スキンシップの情報が入力される脳の場所と、感情の脳は太いネットワークでつながっています

ですので、肌が触れ合うスキンシップは脳にダイレクトに安心感を与え、感情の脳を落ち着かせる絶大な効果があります。

毎日、寝る前の5分でもいいので意識してやってみてくださいね。

▼感情の脳について詳しくはこちら
3歳からはじめよう|癇癪ぐずりをピタッと止めて発達をグーンと加速する!「育てにくい子」を卒業するための3ヶ月計画

肯定的な関わりが増えると、ママの声が子ども脳に届くようになります

声が届くようになったら、次は「こだわり」に対応していきましょう!

ステップ2「こだわり」へのフォロー

こだわりについては、解消したり解決するものではなく、うまく付き合っていくものです。
こちらのポイントも2つ環境設定見通しです。
ポイント①環境設定>
おでかけの際は、空いている時間帯や場所を狙うなど、環境を工夫して作ることを意識すると、こだわりがトラブルに発展しにくくなります。
<ポイント②見通し>
事前に予告しておくこと、~だったら~すれば大丈夫、のような見通しを持たせてあげることも有効です。
うちの場合ですと、お出かけの前に
・電車のお顔が見れなくても図鑑で見られるからね!(図鑑を持参)
・この車体は今は車庫で寝ているかもしれないけどまた乗れるからね!
・バスのボタンは2番目に押しても降りられるよ。
など、
自分が思っていた通りにならなかったけど大丈夫だった!ママが気持ちを分かってくれた!という安心感の経験を積むことでこだわりが軽減することもあります。
環境設定と見通しのお守りで、こだわりによるトラブルを上手く回避することができますよ。

このように関わっていくと、息子の癇癪は減りこだわりともうまく付き合えるようになり、大好きな博物館巡りや旅行が楽しめるようになりました!

もしお子さんの困りごとがなくなったら、どこに行ってどんなことをしてみたいですか?

私の経験がほんの少しでもお役に立ちますように(^^)

執筆者:ひきのなつき

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