幼稚園の朝の準備がスムーズに!ポイントは癇癪を起こさせない声かけです

幼稚園の朝の準備がスムーズに進まず、「早くしなさい!」とバトルをしていませんか?その「早くして」の声かけを封印して、癇癪を起こさせないことで朝のバトルは解決するかもしれません。我が家のおすすめ大公開です!
 

幼稚園の朝の準備でバトルをしていませんか?

ADHD傾向の娘との朝の支度が不安でした

我が家の娘は、5歳の年中さんで、幼稚園に通っています。発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の傾向がある、元気いっぱいな女の子です。
不安も強く、人見知りや場所見知りもある子どもなので、プレ幼稚園に1年通ってようやく母子分離できるようになりました。
また、初めての出来事に対する緊張も強く、失敗を恐れて物事になかなか取り組めない部分もあります。
入園前は、集団生活に適応できるか、そして、幼稚園に「行きたい!」と思って朝の支度をスムーズに進めることができるか、親としてはとても不安でした。

朝に親子バトルをしたこと、ありません!

そんな娘も、入園してもうすぐ丸2年。ふと、最近気づいたことがあります。「そういえば、朝、早くしなさい!って言ったこと、一度もない!
毎日が新しいことだらけ、しかも集団生活という、娘の苦手なことのオンパレードな幼稚園という環境にもかかわらず、行きしぶったことはほぼありません。
また、癇癪を起こして朝の準備が進まなかったことがないので、朝から親子バトルをしたこともありません
幼稚園のお友達や先生が好きだから、ということも大きく関係していますが、入園当初から私が気をつけていたこと。
それは、「癇癪を起こさせない声かけをする」ことです。
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「早くして!」と言っても、子どもは動きません

ADHDの子どもは、時間が守れない、とりかかるのが遅い、ぼーっとしてしまう…など、時間管理が苦手な傾向があります。
また、思いついた楽しそうなことに飛びついてしまうような衝動性もあれば、余計に時間が取られて支度が進まない…!
そんな子どもの様子を見ると、忙しい朝、ついつい「早くして!」と言いたくなりませんか?
「早くして」と焦らせれば焦らせるほど上手にできなくなって時間がかかる、親もだんだんイライラしてきてヒートアップする、その様子を見て子どもが癇癪を起こす…
そうなると、癇癪をおさめることに時間がかかってしまい、朝から余計な労力を使うことになりかねません。
また、子ども自身も、癇癪を起こすことを繰り返すと、脳のネットワークが強化されて癇癪がくせづいてしまいます
もし、反対に、癇癪を起こすことなくスムーズに支度ができて、親子バトルすることなく登園できたら、毎日ものすごくたくさんの成功体験を積み重ねられると思いませんか?
次の章では、私が娘へ行っている、朝の声かけをご紹介します。

幼稚園の朝の準備がスムーズにできる!声かけ大公開!

癇癪を起こさずにスムーズに支度をするために、ポイントは3つあります。

①明るい声で「おはよう!」

朝起きたらまずは、とびきりの笑顔と明るい声で「おはよう!」と声をかけます。
もしここで、寝起きが悪くてぐずぐずしていても、私自身は笑顔を絶やしません。
「朝のハグ」を約束に決めておいて、少しスキンシップを入れるのもオススメです。
 

②否定の言葉を使わない

次に、癇癪を起こさせないようにする工夫ですが、ADHD傾向の子どもは、内容にかかわらず「〜ない」「だめ」という否定の言葉への反発が大きいです。
下手に使うと、癇癪を起こして時間がかかったり、「もう幼稚園行かない!」と言いだしたりすることになりかねません。
例えば、子どもって朝の忙しいときに限って、「今から〇〇した〜い!」と考えなしに言うこと、ありますよね。
ここで「そんなことできるわけないでしょう!」と言うのではなく、「へぇ〜!なにそれ面白そうだね〜!」と共感はしつつ、「楽しそうだね〜今度できたら良いね〜じゃあ、お支度しようか!」などと次の行動を指示します。

③当たり前のこともどんどん褒める!

そして、状況を言葉にするだけでOK!当たり前のことでも褒めてどんどん行動させます。例えばお着替えの場合、
「あれ?もうパジャマのボタン、1個外せたんだ〜!」
「もしかしてもう全部脱げちゃった!?」
「うわ〜!自分で選んできたの?素敵な服選んだね!」
「あら!ちょっと見てない間に、上の服着れてるじゃーん!」
「ズボンはくの早いね、天才!」
「靴下も履けたね!やるぅ〜!」
「一人でお着替えできちゃった!頑張ったね〜!」
お着替え一つでも、このくらい声かけしています。
これも、立派な「褒め」なのです!
たとえ着替え途中でも、状況を口にするだけなので、褒めのハードルも低いです。
入園からもうすぐ2年、「朝は絶対に、子どもの機嫌に巻き込まれずに笑顔でいる」と強く意識して続けたおかげで、私自身の脳のルートも発達したようで、
娘がどんな機嫌でも、どんな暴言を吐かれても(笑)、巻き込まれてイライラすることは一切ありません。
もともとは娘の感情に巻き込まれては爆発していた、どちらかというと感情コントロールが苦手な私でさえ、変われます。
あなたも、忙しい朝こそ、「早くして!」を封印して、子どもがスッと行動にうつせる言葉かけで、大人も子どもも楽しく1日をスタートする習慣を作ってくださいね!
 

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執筆者:永崎りん
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