うつ病の受診放置しないで。私が受診して感じた大きなメリット!〜発達障害児子育てで疲れているママへ②〜

発達障害児の子育てでがんばりすぎて、うつかもしれないと思うなら受診をしてほしい!実際に私が精神科を受診してよかったことをご紹介します。発達障害児の子育てに悩みうつになった私の体験をもとに、受診を検討しているママへシリーズでお伝えしていきます。

精神疾患にどうしてなるの?

シリーズでお伝えしています。あわせて読みたい第1話はこちら▼▼

私は精神科を受診するまで、自分が今どんな状態で何が問題なのかがまったくわからない状態でした。

育児、家事、仕事、それらのことでがんじがらめになっており自分で身動きが取れなくなっていました。

自分の状態もわからない、発達障害児の子育てもわからない、全部のことが複雑に絡み合ってどうしようもできなくなっていました。

精神疾患になる原因は一つではなく、本人の思考のクセ、行動、生活習慣、遺伝、結婚、出産、引っ越しなどのライフイベント、その他の疾患など複雑に絡み合って発症すると言われています。

一見するとプラスな出来事であっても本人にマイナスのストレスとして影響する場合もあります。

精神疾患の原因をはっきりと断定することはできません。

今振り返ってみると私がうつになった原因は…

自分の思考を整理していない
ものごとの取捨選択をせず全部やっていた
問題を一人で抱え込み誰も頼らない
〇〇でなければいけないの思考にとらわれていた
完璧主義

などいろいろなことが重なって起きたのではないかと考えています。

子ども中心で自分のことはほったらかし…不調に気づけない

とにかく子どものお世話で大忙し、この状態が永遠に続くとは限らないとわかっていても毎日のほとんどは子どものことばかり考えていませんか?

子どもの食事
子どもの勉強
子どもの病院
子どもの送迎
子どものお風呂
子どもの寝かしつけ…

一日の最後は寝かしつけたら「お皿を洗おう」と思って気が付いたら一緒に寝ていることも。ついつい子どもを優先してしまいますが、自分のことがおろそかになっているかもしれません。

ママのお疲れモードチェック

ここで下記の質問に答えてみてください。

疲れを感じていますか?(だるさがとれない、頭が痛いなど)
子どもを預けて休みたいと思ったことはありますか?
心と体に不調を感じることがありますか?
時間を気にせず寝たいと思ったことがありますか?
食事をゆっくり食べたいと思ったことがありますか?

チェックがたくさんついたなら、お疲れモードの可能性が高いので休養してくださいね。

とりわけ、精神疾患の症状の一番の特徴は、眠が乱れているかどうかがポイントです!

寝つきが悪い、途中で目が覚める、朝方目が覚める、寝られないなどがあれば受診を検討しましょう。

子育てに気を取られすぎてしまうとどうしてもママ自身のことがおろそかになります。

子育ても大切ですが、ママに元気と体力がなければ子育てという長距離マラソンを走りきることはできません。

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受診しない、その先に待っているのは苦しみ

精神疾患は早めに発見して、適切に治療することが最重要です。 軽度のうちに治療すればすぐに回復できますし、短期間の療養で済みます。

怖い、不安という理由から受診を先延ばしにした結果、待っているのは大きな絶望と闇、底なしの不安に苦しみます。治療をしないと状態を維持するどころか悪くなる一方です。

だからこそ最初の一歩である受診は大きな壁です!一人で立ち向かわなくていいんです。家族を頼って助けてもらいましょう。

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受診の壁を超えると人生の景観が変わる

受診すると最初はとても不安で怖かったです。何か新しいチャレンジをするときと似ています。

けれども諦めずに進んでいった先には思いもかけない未来が待っています!

受診してよかったこと、こんなにあります!

自分の心と体の状態を把握できた
適切な治療を受けて回復できた
自分と向き合う時間、俯瞰する時間が作れた
病気についての知識を学べた
医師から客観的に何が必要な視点なのかの気づき
ありのままの自分を許し認め受け入れる
人の手を借りること頼ることの大切さ
自分への自己理解、自己洞察力を磨くこと
人とのつながりの大切さ、素直になること、たくさんの人との出会い
自分に正直でいること
心から楽しむこと笑うこと
体を動かすことが楽しい
自分を一番に大切にすること

ありのままの私でいいんだ、病気になった自分がダメな母親ではない、人はそんなに強くはない、誰かに助けを求めてもいい、頼っていい、自分の心に正直に生きることなどを初めて自分のことを許し、受け入れることができました。

そして自分の状態を客観的に理解しておくことの大事さも学びました。

発達でこぼこの我が子たちが教えてくれた大切なこと

育児うつになり苦しんだ時期もあったけれど、このような状況にならならなければ大切なことに気づくことなく生きていたかもしれません。

そのきっかけになったのは子どもたちです。

ママ自身が自分を一番に大切にする、自分の人生を楽しむ、自分を愛してあげること、認めてあげることをできるようになったこと。

受診したことでの一番大きな収穫は、人生で初めてとことん自分と向き合った時間を過ごせたことです。

怖くても勇気を出して一歩踏み出してください。私は病気になって後悔していません。むしろ人生の景観がとても大きく変わりました。

治療をしながら発達を学び自分と向き合い、子どもと向き合い、当たり前だった日常を取り戻すために進んできました。

進んでは止まり休んで、後ろに下がってを繰り返していく中でつかんできものは簡単ではなかったけれど、今では私の確固たる軸になりました。

「できるかどうかじゃなくて、やるかやらないかだけだよ!」

学ぼうかどうか迷っていたとき、お母さんの小学校創始者石澤かずこさんのこの言葉が忘れられません。

あのとき「やる!」と選択したからこそ今の私があります。

次の記事では、悩むなら迷わず受診してほしい理由や受診の目安などをお伝えします!▼

執筆者:いのうえまゆみ

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