こんにちは!ななほし広場編集部です。
この記事では、『ちょっと聞かせて!ママのお悩み』として、「うまくいかないことがあると、人のせいにする子どもの暴言がなくなる方法」をお伝えしますね。
うまくいかないことがあると人のせいにする子どもに困っていませんか?
幼児はまだまだ発達が未熟ですから、本人は一生懸命取り組んでいても失敗してしまうこと、たくさんありますよね。
そんなとき、「一生懸命やっているのにうまくいかないのは、ママのせいだ!」「パパが邪魔したせいだ!」など、
人のせいにする発言があると、親としても悲しくなりますし、お友達相手にこんなこと言ってしまったらどうしよう…と心配になってしまいますよね。
そのお悩み、脳を伸ばすコミュニケーションで解決できるかもしれません!
この記事では、うまくいかないと人のせいにする暴言を吐いてしまう女の子に悩んでいたお母さんが、1ヶ月間お子さんの良いところに注目して「褒め」を続け、
お子さんの暴言が0になった!という記録をお届けします^^
Sさん(6歳年長さんの女の子のママ)
1ヶ月の「褒め」実践!子どもの暴言が0になる「褒め方」大公開
実践を始める前に困っていたこと
ななほし広場編集部(以下、編集部):Sさん、1ヶ月の実践を始める前はどんなことにお困りでしたか?
娘は、うまくいかないことがあると人や物のせいにすることが多くて、困っていました。
例えば、
・ゲームをしているときに失敗すると「本当はやりたくなかったのに!このゲームを選んだ(弟)くんのせいだ!」
・逆上がりを失敗すると「逆上がりが下手なのは、この手のせいだ!こんな風に生まれてきた私のせいだ!」
・字が上手に書けないと「この鉛筆のせいだ!私は一生懸命書いていたのに!邪魔するなんてバカ!」
などと、ものすごく怒っていました。
▼なぜ暴言を吐くのか?はこちらの記事で解説しています▼
人や物のせいにして当たり散らすのは、気分の良いものではありませんし、特に大切な我が子自身のことを「自分・弟のせいだ」と言う様子は、親としてとても悲しい気持ちになり…。
どうしてもその暴言に巻き込まれてしまい、「ママは悲しい!そんなこと言わないで!」「〜のせいって言うのはやめなさい!」などと、ついカッとなって叱り返してしまっていました。
そんなとき、暴言そのものに注目して対応するのではなく、子どもの「好ましい行動」に注目して肯定の量を増やしてみることにしました。
どんな風に褒めたの?
編集部:では実際、1ヶ月でどんなことを褒めたのか、教えてもらえますか?
全体的に肯定をする量を増やしたかったので、好ましい行動をしている場面を見つけたときはすぐ褒めるようにしました。
全てをご紹介するのは難しいので、今回は特に暴言の出ることが多かった場面での様子をいくつかご紹介しますね^^
●1日目
(状況)イヤイヤ期の弟が理不尽な要求をしたのに、怒らずに「いいよ〜」と譲ってくれた
(褒め)怒らないで優しくいいよって言えたね!ありがとう^^
(反応)にやにや嬉しそう
●4日目
(状況)公園で逆上がりをする前に、弟に距離をとるように声をかけた
(褒め)逆上がりの前に声をかけられたね!すごい!
(反応)「こちらこそ、(弟)くん、移動してくれてありがとうねー!」と優しく言っていた
●7日目
(状況)ゲームに負けたとき、「もーだって、(弟)くんのせいだから…」と怒りかけたところで、気づいて文句をやめた
(褒め)いま、途中で文句を言うのをやめられたね!すごい!
(反応)切り替えてニコニコ遊んでいた
●9日目
(状況)ゲームで不利になっている状況で「(弟)くんすごいね!負けないように頑張るぞー!」と言った
(褒め)良い言葉いっぱい言えてるね!
(反応)そのあともニコニコで「(弟)くんは上手だね!私も負けないぞ~!」と最後まで怒らずにやった、しかも負けたのに怒らなかった!
●13日目
(状況)弟と喧嘩になっても、熱くならずに上手に感情コントロールしている
(褒め)(娘)ちゃんは最近全然怒らないね…すごい!
(反応)うふふ!と笑っていた
●20日目
(状況)うまくいかなかった場面でも怒らず、「もう一回やってみる!」と挑戦していた
(褒め)怒らないで一生懸命挑戦してるね!かっこいいよ!
(反応)ニコニコ最後までやりきった
●25日目
(状況)遊んでいてうまくいかないことが続いて、いつもなら怒るところが怒らず「違うことしよ!」と切り替えた
(褒め)(前のことには触れず)次は〇〇するんだね♪一緒にやろー!
(反応)ニコニコ次の遊びをスタート!
【編集部コメント】
失敗して怒ってしまいやすい場面で「できていること」に注目して褒めることで、お子さんの様子が変わってきていますね。
7日目に、人のせいにする言葉を自分でグッと抑えていることが、すごいと思いました!
子どもとママの大成長
編集部:1ヶ月実践をして、お子さんとお母さんはどんな風に変化しましたか?
「〜のせいだ!」と言う発言が0になり、優しい言葉かけが増えました
娘は、もともととても優しく世話好きな子です。
1ヶ月、暴言を指摘してなおそうとするのではなく、肯定の量を増やす意識で接すると、本来持ち合わせている優しい部分を発揮し、人のせいにする発言を全くしなくなりました。
うまくいかない場面や失敗してしまった場面でも、怒って衝動的に暴言を吐くのではなく、違う言葉に言い換えようとしている様子が見られます。
感情コントロールがとても上手になったと思います!
イライラすることがほぼ0に!娘が愛おしいです
困った行動ではなく「いいところ」「できていること」だけを探そう!という意識でいると、「この子はこんなに頑張っていることがあったんだ!」と気付けて、イライラすることがグーンと減りました。
また、もともと私自身が人のせいにする発言が嫌いなので、娘が「〜のせいだ!」と言うたびにイライラしてたまりませんでしたが、
娘の暴言が減ったことでイライラすることがほぼなくなり、娘はやっぱり優しい子だなあと、前に増して愛おしさを感じられるようになりました。
【編集部コメント】
Sさんが実践されたのは、1ヶ月間、徹底的に褒めること!
できていないことを叱ったり指摘したりするのではなく、1ヶ月褒めるだけで、お子さんは人のせいにする発言がなくなり、ママは子育てのイライラがなくなったなんて、すごいと思いませんか?
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編集者:ななほし広場編集部
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