頻発する子どもの癇癪に困り果てていませんか?ママだけでなく、子どもも自分の癇癪が大嫌いなんです。ママが視点を変え、逆転発想の声かけをすると、みるみる癇癪が減っていきますよ!さあ、言葉のチカラを信じて、今から癇癪の対応法を始めましょう!! |
担任の先生とうまくいかず、癇癪がどんどんエスカレート
我が家の息子は小学4年生です。
不注意傾向があり、同時に過集中傾向も持っています。
小学2年生のとき、担任の先生とうまくいかず、癇癪(パニック)がどんどんエスカレート。
それまで月一回あるかないかくらいまで落ち着いていた癇癪が、一日に何度も起きるようになっていきました。
学びを元に、家庭を整えることに専念しましたが、何事も学校での嫌な体験に結び付けてしまい、癇癪が増える一方で、息子も私も疲れ果ててしまいました。
いますぐ癇癪をなくしたいあなたに!こちらの書籍がおすすめです▼
癇癪を起こすことが嫌なら、癇癪を好きになればいい!
なんとか癇癪を減らしたい!
だけど、学んだ方法をそのまま実践しても変わらない…じゃあ、どうする?
自問自答しつつ、息子の言動の中にヒントが隠れていないか、じっくり行動を観察するようになりました。
息子は「(自分が)パニックをおこしてしまうことがイヤだ」と何度も発言していました。
「どうして友達と自分は違うの?」「パニックがなくなってほしい」
その言葉を何度も聞くうちに、ひとつ、逆転の発想がひらめきました。
癇癪を起こしてしまうこと自体に強い嫌悪感があるのなら、癇癪を好きになってしまえばいいんじゃない?
“癇癪をなくしたい”から“癇癪を好きになるにはどうしたらいいか”へ考え方がシフトしていきました。
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子どもの心が限界を超える前に、ママの声かけを変えよう
新学年になって数か月が過ぎ、クラスが落ち着いてくるころです。
運動会などの一大イベントも終わり、学校行事に変化が少なく、さらに、梅雨でジメジメしたこの時期って、心の中もジメジメした気持ちが大きくなりやすいように感じます。
低気圧に弱い息子を振り返ってみても、梅雨時期から少しずつ体調を崩し、夏休み前後、体調を整えることに費やしてしまうことが多いです。
子どもの心が限界を過ぎ、体調を崩す前に、ママの声かけを変えてみませんか?
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“癇癪を好きになる声かけ”とは?
そもそも、なんで癇癪を起こすのでしょう?
それは、一度に幾つもの考えが思い浮かび、頭の中がパンクしてしまうから。
ここで、二つ目の逆転の発想を思いつきました。
『一度に幾つも考えが思い浮かぶって、この子が持つ才能よね。
このアイテムを使いこなせたら天才じゃない⁈』
この発想から“癇癪”が“才能”に見えてきたんです。
癇癪を好きになる声かけをする
そのまんまのあなたが大好き
「癇癪を起しているあなたも大好きよ」…可能なら、子どもを抱きしめる
癇癪は才能
「癇癪は才能!あなたが持つ特殊アイテム。使いこなすの、大変なのよ」
「天才は苦悩するものなのよね」…大げさに演技&リアクション
偉人の伝記を話してみる
「天才発明家の、エジソンって知ってる?」
「マイクロソフトのビル・ゲイツ、一緒に調べてみようか」
「さかなクン、テレビで見たことあるよね」
「みんな、あなたに似ているって思うんだけど、どう?」
繰り返し声かけすれば、必ず脳に刺さる!
言い方を工夫してチャレンジ
・真正面から言ったり、少し斜に構えて言ったり
・絶妙な間を入れて話したり
・今日はスイッチが入ってる!または、入りそうな気持ちの良い日に言ってみる
繰り返し、癇癪が好きになる声かけを試してみてください。
言い続けた結果、気づいたら癇癪が激減していました。
パニックのきっかけになる事柄が複数、重ならない限り、学校でも家庭でも、癇癪を起こさなくなりました。
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言葉の力を信じて!100%演技でOK!!
「泣きわめく子どもに、大好きなんて笑顔で言えるわけない…」
おっしゃるとおりです。私も、そう思いました。だけど、言ってほしいんです。
なぜなら、一番つらいのは、癇癪を起している子どもだから。
パニックを起こしているときの子どもの心の中を少しだけ想像してみてください。
『またパニックになっちゃった
お母さんもイライラしちゃう…困っちゃうよね
お母さん、僕のこと嫌いになっちゃうかな
僕もパニックが大嫌いなんだ
だけど、どうすることもできない…どうしたらいいの…もういなくなっちゃいたい』
そのときに心の中にない言葉でいい!これっぽっちも「大好き」と思えなくてもいい!
「そのまんまのあなたが大好き」と言葉で伝え、抱きしめてほしい。
子どもを愛するあまりの裏返しのイライラでは、子どもに愛が伝わらない。
ド直球、ストレートな“言葉”,“笑顔”,“抱きしめ”で伝えましょう。
そして、この言葉には、もう一つ、大きな効果があります。
ママから発した言葉を自分で聞くことによって、ママ自身のイライラを吹き飛ばすチカラもあるのです。
最初は、笑顔の仮面をつけた演技でいい。実践し、ぜひ、効果を感じてくださいね!
執筆者:松木なおこ
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