長期休みチャレンジ!発達障害の子どもがお手伝い+○○で新学年の力を身に付けるためのコツ

コロナ休校から春休みに突入!子どもと自宅にいる時間が増えて、散らかる部屋にストレスが溜まっていませんか?長期休みに発達障害・ADHDの子どもにお手伝いをしてもらい、新学年に向けて子どもの成長を促すチャレンジをしてみませんか。

長期休みは子どもとの時間が多くてどうしてもイライラしがちです

コロナウィルス感染症の影響で自宅で過ごす時間が増えましたね。さらに、春休みという長期休みに突入!

自宅に子どもといる時間が長くなると、部屋はたちまち散らかってしまいます。

お母さんの家事は思うように進まずに、ストレスが溜まっていませんか?

子どもに「片付けしなさい」「いっぱいにしないで!」とイライラをぶつけてしまい、反省することもありますよね。

特に発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHDの子どもがいると全く言うことを聞かずに、怒ってしまうことが増え、日々の家事や子育てに悪影響になることも多いと思います。

長期休みでもお母さんのストレスが少なく、心の余裕が作れるといいですよね。

自宅時間が長くてもお母さんと子どもが楽しみながらできるのが「お手伝い」です。

お手伝いはお母さんの家事が楽になりストレス軽減につながります。

子どもは家庭の中でお手伝いという役割があると、自分で考えて工夫するという経験を積むことができ社会性をアップさせることにもつながります。

この長期休みに子どもにお手伝いをしてもらい、親子で楽しい休暇を過ごながら新学年に向けて力をつけるチャレンジをしませんか?

発達障害・ADHDの子どもは自信がなくなっています

長期休みは発達障害・ADHDの子どもは怒られる機会が多く自信がなくなりがちです。

なぜなら
・不注意のために、探し物が多くて怒られる
・衝動性のために、やらかし行動が多くて怒られる
・多動傾向のために、おもちゃを次々と出して怒られる など

特性のためにこんなことが続くからです。

本当はお母さんに褒めてもらいたい、認められたい、お母さんの役に立ち感謝されたいと思っています。

我が家の発達障害・ADHDの息子も同じように怒られる長期休みを過ごしていました。

怒られることが多くなるとだんだんと笑顔が消えていき、自信のない息子になってしまいました。

「僕なんてどうせダメなんだ」と自己肯定感もグングン下がってしまい、新学年になるのが不安になっていました。

そんな息子にお手伝いを身につけてもらうと少しずつ自信を取り戻すことができたのです。さらに、〇〇をたくさんプラスすることで自己肯定感がアップしました!

発達障害・ADHDの子どもは特性をうまく活用すれば、お手伝い名人になり新学期に向けての力を身につけることができますよ。

お手伝い+○○で子どもの成長を加速させ新学年への力を身に付けよう

長期休みに親子で楽しく新学年への力を身につける、お手伝いコツを2つご紹介します。

◆コツ①好きなキャラクターでお願い

テレビで放送されている子どもの好きなヒーローやパトロールものでお手伝いをしてもらいます。

母:「〇〇(キャラクターの名前)、助けて~」
「〇〇(キャラクターの名前)、食器を運んでくれる」

子ども:「OK、△△△(キャラクターの決め台詞」」

とキャラクターになり切って喜んでお手伝いしてくれます。

子どもの気分も上がるので普通にお願いするより、嫌がることなくお手伝いに取り組んでくれます。

このような会話にすると楽しくお手伝いを始めるだけでなく、お手伝いをしてもらっているだけで親子の楽しいコミュニケーション時間にもなりますよ。

◆コツ②○○とセットで新学年に向けての力が加速

お手伝いとセットで必ずしてもらいたことが「感謝」を伝えることです。

「食器を運んでくれてありがとう」
「お母さん助かった」
「とっても上手にできたね」
「お願いしていないのにお手伝いしてくれたんだ~」

とにかくすぐに大袈裟にほめる一言を言います 。

お母さんに褒められた!が積み重なることで、子どもは「僕にもできる!」「またお手伝いしよう!」と、積極的にお手伝いをしてくれるようになります。

しっかりと感謝をプラスすることで新学年に向けての自信や自己肯定感のアップにつながります。

また「下の子に絵本を読んでくれる」とお手伝いを頼むと、妹からもお母さんからも嬉しい笑顔が見られます。

「下の子が喜んでくれる」「また読みたいな」「お母さんも喜んでくれる」と感じることができます。

家族の一員として役割をお願いされることで、親だけでなくきょうだいからも感謝される喜びを実感することができ、学年が上がっても下の子へ優しくする気持ちが育ちます。

◆おまけ:ついでに学べるいろいろ

長期休みを使って色々なお手伝いをお願いしてみるのもおすすめです。

①BOXなど簡単な家具を組み立ててもらう(算数)

組み立てる家具などがあれば子どもにお願いしてみましょう。

「お母さん苦手なのよね」「上手にできるんだね」「ありがとう助かったわ」と伝えます。

算数や立体の基礎も学ぶことができます。

②プリントを読んでもらう(読解力)

小学生の場合は、学校のプリントや家電の説明書を読んでもらうお手伝いを頼むことで読解力が身に付きます。

「読んでくれてありがとう」「よくわかったわ」と伝えましょう。

レベルをアップさせて「要点だけ話してくれる」と伝えると読む力はさらに身に付きますよ。

③買い物に一緒に行く(記憶力、計算力)

「今日はハンバーグ作るから、スーパーで人参と卵を買うのを覚えといて」とゲーム感覚で伝えておくと、記憶力のトレーニングにつながります。

また、レジをお願いすることで計算力も身に付きます。

「人参と卵を買うけど、1,000円で足りるかな?」とレジに行ってもらうことで、簡単な計算ができるようになりますよ。

このように、お手伝いは色々な力を身につけることができます。

同じことばかりお願いしていると、ADHDの子どもは飽きっぽくてやらなくなってしまいます。色々なパターンを持っておき、変化させながらお願いするといいですね。

お手伝いは自分の喜びになり、子どもの自信や自己肯定感アップにつながります。
お母さんから感謝されることは子どもの心の栄養にもなります。

さらにお母さんの家事負担の軽減と心の余裕にもつながりますよ。

長期休みで沢山のお手伝いに挑戦してもらい感謝を伝え、新学年に向けての力を身につけるチャレンジに取り組んでみてくださいね。

執筆者:石井 花保里

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