ADHDの子どもは常に元気いっぱいです。おまけに気持ちのコントロールがまだ未熟なため、癇癪は毎日当たり前。「この子には良いところもある。」と気づいているお母さん、冬ならではのスキンシップでお子さんの才能をもっと伸ばしてあげちゃいましょう!! |
寒くても元気いっぱいなADHDの子ども。落ち着きもないし、癇癪はあいかわらず…
寒さが堪える季節になりましたね。
注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもたちは、寒くたって相変わらず外で元気いっぱい!
休みともなればもう、ほっぺを真っ赤にして朝から晩まで外で過ごしていますよね。
寒くなれば家の中でいい子にしてるかな~、なんてお母さんの期待をよそに、落ち着きなく走り回り、思い通りにならないとすぐに癇癪も出る…。
いろんなことに興味が持てることや思い立ったらすぐに行動に移すところは、この子の良いところ、才能だとは思っているけれど、
気持ちのコントロールがうまくいかないところが目立つと、困ってつい怒ってしまう…と悩んでいるお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。
泣いている子に「泣かないの!」と言っても泣き止めない理由とは
あなたは、泣いているわが子に「いつまでも泣かないの。」と言った経験はありませんか?
実は、癇癪やぐずりが強い子ほど気持ちのコントロールが未熟です。
特に、落ち着きがなく元気なADHDタイプの子どもたちは、特性上、気持ちの導火線が短く、すぐに火がついてしまいやすいのです。
そのため、気持ちが抑えられず癇癪に結び付きやすいことがあります。
幼い子に「泣かないの!」「泣いても仕方ないのよ」と諭したところで、脳がコントロールできないのですから泣き止むことができないのです。
じゃあどうしたらいいの?これじゃ、わが子の良いところを知っていても伸ばせない…。と悩んでいるお母さんに朗報です!
スキンシップという魔法でお子さんの脳を発達させることができるのです。
スキンシップで、お子さんの脳を育てることができるんです!!
なぜ、ADHDタイプの子にスキンシップが効くのか?スキンシップをすることで、脳に入る皮膚感覚の情報が、脳のある重要な部分の発達にものすごく大きな役割を果たすからです。
ある部分とは、扁桃体という脳の奥の方にある部分。ここは、感情・情動の中心を担当する場所です。気持ちのコントロールを担当している部分なのです。
スキンシップを中心とした触覚(触ることで感じる感覚)の処理を担当する体性感覚野という場所が、この扁桃体ととても太いネットワークで結ばれているのです。
大人も元気のないときに、肩をそっと抱かれたり、背中をさすられたりをするとホッとして、気持ちの部分が動きますよね!幼い子どもも同じなんです。
だから、スキンシップで、根本的に脳を育てちゃおう!というわけです。
ただし、足の裏が敏感だったり、極端にお風呂を嫌がったり、力加減が苦手といった、お子さん特有の過敏さがあるようでしたら、スキンシップのとり方にも少し注意が必要です。
寒い季節だからこそ、お子さんとスキンシップをして心も体も温かく、そして脳までも発達させていきましょう!
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
(お母さんの小学校★ななほし代表)
▼親子のスキンシップが子どもの感情の脳を育てます!