怒るのをやめたいのに、どうしても子どもにキレてしまうとお悩みのママへ。大切な家族や自分をこれ以上傷つけないために、感情のコントロールはできた方が良いですよね。怒りの感情とうまく付き合うために「自分観察」をして、自己嫌悪の日々を卒業しませんか? |
自己嫌悪に陥るほど、子どもにキレてしまう!
子どもに対して必要以上に怒ってしまい、あとから後悔。毎晩、寝顔に謝る。
そんな自分、サイテー…
と、夜な夜な一人反省会をしていませんか?
子育ては大変の連続です。特に、発達でこぼこっ子の育児だとなおさらです。子どもに対して怒ってしまうことだって当然あります。
「怒る」は自然な感情ですので、無理に怒ることを我慢するのはよくないと言われています。
ですが、「怒り過ぎてしまう」「怒りをコントロールできない」ことは、大事な家族や自分を傷つけてしまうことにつながってしまうので、避けたいですよね。
子どもへの影響
子どもにとって「怒り過ぎる」ことの一番の弊害は、脳の成長をしにくくしてしまうということです。
怒られること=嫌な経験が積み重なると、うつうつする、顔色を過剰にうかがう、指示待ち、無気力のような感じになったり、子どもによっては暴言暴力のような困った事態になることもあります。
脳は実際に行動することで発達するので、無気力や言うことを聞けないほど荒れている状態だと行動できなくなり、子どもの脳は発達しにくくなるのです。
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自分自身への影響
怒ることは身体への影響もありますが、自分自身の行動への影響もあります。
毎回、子どもの行動に反応して怒ることを続けていると、それが脳のクセ=脳のネットワークになってしまいます。
脳のネットワークは繰り返すほどにより太く、強固になっていくので、些細なことでもつい怒ってしまう、怒り過ぎてしまう、怒りがコントロールできない事態が起こるのです。
「子どもを産む前はこんな怒る人じゃなかった」
というのは、この脳のクセが強化されたことにより、怒りっぽくなったと感じてしまうのではないでしょうか。
怒りの感情ってどこからくるの?
怒らない方がいいってわかっているのに、なぜそんなに怒ってしまうのでしょうか?
人間は怒る前に、不安や焦り、悲しみや恐怖、好き嫌いなど、一次感情と呼ばれる感情を無意識的に感じています。脳がこの一次感情を感じ、二次感情として「怒り」の反応を起こします。
このようなヒトの感情には、脳の扁桃体という部分が深く関係しています。扁桃体が興奮し暴走しだすと、怒り過ぎてしまう現象が起こります。
この暴走を止めるには、どうしたらいいのか?
答えは簡単!扁桃体以外の脳の部分に意識を向けたらいいのです!
脳の中には、視覚、聴覚、伝達、思考、など様々な機能がありますから、感情以外の部分に意識を向けてみましょう!
そこで、今度、子どもを怒りたくなったときにぜひ試してみて欲しい方法があります。
「自分観察力」を磨いて怒り過ぎるママを卒業できる方法
怒りの感情がわいたら「観察する」ことを試してみて欲しいのです!思考の脳を使っていきます。
いつどんな内容で、自分の怒りスイッチが入ってしまうのか観察して考える実験をしてみてください。
私の場合だと、
・先が読めないとき
例えば、息子が幼稚園へ行きしぶっているとき、このままでいいのか?いつになったら行けるのか?息子の将来はどうなっちゃうんだろう?と不安に駆られて、幼稚園を嫌がる息子に怒りがわいていた。
・自分の予想と実際の結果が違ったとき
例えば、息子が宿題をしていると安心していたら、違うことをしていたときに怒っていた。
・体調が悪いときや疲れたとき
生理前後のときは身体がつらく、些細なことでもイラっとする。また、保護者会で慣れない人の中に行ったり、いつもと違う状況で頑張り過ぎたときも怒りスイッチが入りやすくなる。
こうやって「自分観察」すると、私ってこんなとき怒りやすいんだな~、と傾向が分かるようになり、怒りについて事前に対策が立てれるようになります。
そうなると、怒りポイントを避けることや、体調に応じて頑張ることへのさじ加減が上手くできるようになりますよ!
先が読めないことへの不安や焦りが、怒りにつながるママの対処策は、こちらの記事を参考にしてくださいね!▼
「お母さんはこんなときに怒っちゃうから、こうやって欲しい」「体調悪いから手伝ってほしい」と家族に言えるようになった今は、頭に血が上るほど怒ってしまうことは未然に防げるようになってきました!
怒る自分を責めなくても大丈夫!
その代わりに「自分観察」やってみませんか(^^)
他にもこんなイライラ対処法があります!試してみてくださいね▼
執筆者:ひきのなつき
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