0歳ママの自信が赤ちゃんに影響する!?ママの自己肯定感を上げる方法とは?

赤ちゃんの育児に自信が持てない。ですが、ママの自己肯定感が低いと子どもの自己肯定感も下がってしまうと考えられています。そうなる前に今からママ自身がご自分と向き合う時間を取ってみませんか?ママの心を整えることが子どもの発達を加速させますよ。

赤ちゃんの育児に自信が持てない

現在年中の長男が0歳のころ、私は育児に全く自信が持てませんでした。

抱っこしても泣き止まない。
何で泣いているのか分からない。
オムツ替えが下手で何度も失敗する。
授乳が親子で下手。

赤ちゃんのお世話自体が初めてで、「お母さんになったのに、どうしてできないの?」と不安になるばかりでした。

特に新生児時代は、話しかけても返事が返ってくるわけでもなく一方通行のコミュニケーションに疲弊していたように感じます。

なぜ、私はここまで育児に自信を持つことができなかったのでしょうか。

ママの自信がなくなってしまう理由

ママの自信がなくなってしまう理由をこれから2つ説明していきますね。

理由①強いプレッシャーを受けているから

ある研究では、子育てで困難や不安を感じるママを対象にインタビューをした結果、ママの心理が明らかになっています。

それはママが周囲から「ダメな母親」と評価されているように感じ、そのプレッシャーや焦りから頑張らずにはいられない状況に追い込まれ、困難さを感じている、というものです。

また、理想と現実のギャップが大きいと育児に関して「まぁ、これでいいか!」と思うことができず、頑張らずにはいられなくなってしまった、ということも分かっています。

そのうえ完璧主義傾向にあるママは、何事も完璧でないと気が済みません。

そのようなママの
・「完全でありたい欲求」
・「ミスを過度に気にする傾向」
・「自分の行動にいつも漠然とした疑いを持つ傾向」

この3つの傾向が強いママほど育児困難が強いと言えます。

現代はプレッシャーが強い時代です。

少ない子どもを立派に育てたい、立派に育てなければならないという思いが強ければ強いほど完全主義の子育てにつながり、頑張っても理想と現実のギャップに困惑し自信を無くしてしまうのです。

理由②相談相手がいないから

かつての日本は、もし育児に悩むことがあれば親や親類、身近な相談相手に尋ねたり時には育児を手伝ってもらうことができていました。

しかし、8割以上が核家族と言われる現在。
相談相手を探すことは容易ではありません。

相談相手が見つからない、あるいは相談しにくいため様々な育児書を読んだり、ネットでいろいろなことを調べ解決策を探す人が多いのが実情です。

育児に自信が持てず、マニュアル通りにいかないと不安になってしまう。

そのように思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

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ママの自己肯定感が子どもに影響を与えます

♦子どもの自己肯定感と親の影響

子どもの自己肯定感を保つには親の影響が大きいと考えられています。

子ども達は愛着形成の時期に、ママやパパが自分をどう見ているかで自分自身の価値がどうであるか、想像していることが多いのです。

もし、ママや周囲の大人が子どもたちに

「悪いところがあるからたくさん注意して直そう」

と思いネガティブな対応を続けていると、子どもたちは自分が悪いんだと思い自分を受け入れることができず、やがて自己肯定感は低くなってしまいます。

敏感な子どもほど、大人の要求を感じ取ってその要求に応えようと必死になります。

自分の満足よりもママに満足してもらうことを優先し、ママの自己肯定感を高めることで子ども自身が自分の自己肯定感を上げてしまうということになりかねないのです。

愛着形成の時期に、ママの自己肯定感が低く、ママが自分に自信を持つことができず満足していない状況であれば、子ども達も自分をまるごと受け入れることが難しくなってしまいます。

つまり、子どもの自己肯定感も育まれなくなってしまうというわけです。

♦自己肯定感が低いとどうなるの?

では、もし子どもの自己肯定感が低いとどのような問題が生じてしまうのでしょうか。

自分を肯定的に捉えたりありのままの自分を受け入れるということは、様々な困難を乗り越えて充実した人生を送るためだけでなく、他人と協調して生きていくためにも必要なことです。

自己肯定感が低い状態というのは、自分を否定的に捉えてしまうということ。
また、他人のことを否定的に捉えてしまったり、他人からの言動を被害的に捉えたりすることで
対人関係がうまく成立しなくなってしまいます。

つまり、人とコミュニケーションを取ることが難しくなってしまうのです。

海外の研究では、
・低学力
・少年犯罪
・薬物依存
・10代の妊娠
・自殺

これらのことが自己肯定感と関係していることが指摘されています。

また、産後うつが子どもの発達に影響を与えることも分かっています。

ママの自己肯定感が子どもの人生に影響を与えるのだとしたら、今からママの自己肯定感を上げていきたいですよね。

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自分ができていることを書き出し、自分を褒めてみよう

では、私がおすすめしたいママの自己肯定感を上げる方法をお伝えしていきますね。

それは「1日の最後に自分を褒める」ということです。

自分を褒める?

もしかしたら、自分を褒めることに慣れていない方はハードルが高く感じられるかもしれません。

おすすめは、一見当たり前にできているような小さいことでもいいから褒める、ということです。

例えば、「今日は子どもとお出かけできた!そんな自分、よく頑張った!」

お出かけすること自体、それほど難しいことではないのかもしれません。

ですが、最初から子どもとお出かけすることがスムーズにできていたでしょうか?

最初は
「子どもと一緒にお出かけするなんて大変そう…」と億劫に感じていたかもしれませんよね。

持ち物はどうしよう?
出かけた先でぐずらないかな?
着替えさせて、オムツ替えて…。

出発前に、自分の準備もありますし子どもの準備だってあります。

だんだん、お出かけを繰り返すことで、お出かけすることが当たり前の生活になってきましたよね。

そんな「当たり前」にこそ注目してほしいのです。

かつてはできなかったことができている。

褒めるポイントは何も人と比べる必要はありません。

ご自身が「できた!」と思う小さなことでもいいのです。

褒め言葉を書くことで、オキシトシンやドーパミン、セロトニンなどの幸せホルモンが増えると言われています。

感情のコントロールや集中力、やる気などを司る脳の前頭前野はセロトニンの活性化により働きが良くなります。

脳は褒められると伸びる性質を持っています。

今まで、自分を責めてしまう責め癖があった人でもどんどん褒め言葉のシャワーを浴びることで、自分の脳に「自分を褒める思考の回路」ができていきます。

自分を責める回路は、新しく褒め回路を脳に作ることでだんだんと細くなり、責める癖は出てこなくなります。

このように、日々自分にはなまるをつけてあげることでママの自己肯定感は上がっていきますよ。

いかがでしたでしょうか?

ご自身と向き合う時間で自分を褒めること、ぜひ試してみてくださいね。

執筆者:まるやまなほ

▼0歳から親子に役立つコミュニケーション方法を学べます!

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