幼稚園に入園したあとも長いお昼寝をする子ども。しかも寝起きぐずりがひどくてその後のご飯やお風呂もどんどん遅くなってしまう…。そんな悩みを少しずつ解決する方法があります!我が家の現在進行形の対応をまとめました! |
幼稚園入園後の長い昼寝と、寝起きぐずりにヘトヘト
我が家の息子は、幼稚園入園前からお昼寝が長く、平均で2時間は寝ていました。
2時間も寝ていると夕方になっていることが多いので、無理に抱っこをして起こそうとしていましたが、結局リビングでまた寝てしまうか、すごく機嫌が悪くその後1時間近くぐずってしまう…という状態でした。
入園後もやはり、長いお昼寝と寝起きぐずりは続きました。
しかも幼稚園から帰宅すると激しい癇癪もあり、やっと落ち着いておやつを食べると、眠くなってウトウト…。
そこからいくら声をかけても起きません。
そして、2時間近く経つとやっと目を覚まし、そこから約1時間の寝起きぐずりが始まるのです。
私は帰宅後の癇癪から寝起きぐずりの癇癪に毎日ずっと付き合っていたので、もういい加減にして!とイライラしていました。
▼激しい癇癪からいますぐ解放されたい!そんなママは今すぐこちらの書籍をお手にとってくださいね^^
3歳からはじめよう|癇癪ぐずりをピタッと止めて発達をグーンと加速する!「育てにくい子」を卒業するための3ヶ月計画
長い昼寝と、寝起きぐずりの原因は?
長い昼寝の原因は?
発達障害やグレーゾーンのお子さんの場合、人一倍気を遣ってしまったり、周りの刺激に過剰に反応してしまい疲れやすいお子さんが多いのです。
また、睡眠トラブルが起きやすいと言われる脳のエリアの発達が少しゆっくりで、脳の覚醒に時間がかかり一度寝たらなかなか起きにくくなります。
息子は幼稚園に入園してからも沢山の刺激に出会い、泣きながら園で過ごしていたので人一倍疲れていました。
そして脳の覚醒が悪かったので、睡眠時間が長くなっていたと思います。
寝起きぐずりの原因は私のイライラだった!
幼児期の子どもの寝起きぐずりは睡眠不足などが原因であると思いますが、息子はたくさん寝てるのにどうしてこんなに機嫌が悪いのだろう?といつも思っていました。
しかし思い返してみれば、息子も100%必ずぐずるわけではなく、1%くらいぐずらない日があったのです。
当時の私は理由を考える余裕はなかったのですが、冷静に考えるとぐずらいない日は私の対応が優しかったときでした。
息子は朝の寝起きぐずりもあり、帰宅後の癇癪、昼寝の寝起きぐずりと1日で何度もぐずっていました。
それに対応する私は、どんどん疲弊しイライラをぶつけていました。
また息子が寝付く前、最初は私も穏やかに本を読んだり話をしていましたが、なかなか寝付かない息子にイライラしてきて「眠いなら早く寝ようよ!ママも疲れているの!」と強く当たっていました。
この対応が息子の寝起きぐずりを助長させていたのです。
大人でも、家族と喧嘩をして寝たときや、悪い夢をみたら起きたときに気分が悪かったりしますよね。
息子にしてみたらとっても不安な気持ちで寝付いているのですから、起きたときにぐずるのは当然のことでした。
▼寝起きが悪いお子さんへの対応はコチラの記事もおススメです^^
就学前までには整えたい、生活スケジュール
小学校に入学すると登校時間も早くなることが多いので、出来れば昼寝なしの早寝早起きに慣れたいですよね。
普段、生活スケジュールを変えることに時間がかかるお子さんは、早めに対応をしておくと安心です。
また、癇癪やイライラは脳のくせのようなものになりやすいので、こちらも早めに対応する必要があります。
私は息子とのコミュニケーションを変えたことで、寝起きぐずりがだいぶ減り昼寝後のスケジュールも動きやすくなりました。
そして昼寝時間の短縮も取り組んでいます。
どのような取り組みをしているのか、ご紹介します。
指示が通るコミュニケーションと昼寝時間の減らし方
寝起きぐずりはコミュニケーションを変えたら減った!
私のようにイライラしてしまう方は、お母さんの脳もイライラの脳が強化されていしまっているので怒りっぽくなっていることが多いと思います。
私も始めのころは、イライラを抑えることはとても難しかったです。
イライラしてきつい言葉をお子さんに発してしまうようなら、一度その場から離れてしまうことをおすすめします。
私は息子から見えないところで深呼吸や大きなため息をついてから、
「怒ってもしょうがないか!」
と明るくつぶやいていました。
ぐずりが続いているときは少し離れた所から静観し、お子さんに呼ばれたり、ぐずりながらも違うことに切り替えたタイミングがあったら優しく笑顔で返事をしたり「〇〇したんだね」など行動を肯定してあげてください。
息子の場合、寝起きぐずりで
「嫌だ!眠い!まだ寝るの!」
とぐずって怒っていましたがしばらく静観していると、
「のどが乾いたの!」「牛乳飲みたいの!」など、寝たいとは違う行動のことを言うようになります。
そこで、私は「牛乳飲みたいのね」と息子の発言を肯定して、牛乳を用意して持っていきます。
すぐには飲みませんが、しばらくすると自分で起き上がり牛乳に口をつけ始めます。
息子は頻繁に声をかけるとぐずりが戻るので、私は笑顔で息子を見つめるようにしました。
すると徐々に覚醒してきて私の膝の上に来たり、テレビを見ようとしたりと次の行動に移るようになり、機嫌が戻ってきます。
このように、否定はせずに肯定を繰り返していくとお子さんは「ママがいつもニコニコして褒めてくれる!」と感じ、安心して落ち着いてきます。
また、お子さんにとって嬉しい言葉を聞き続けると聞く耳が育ち、脳の発達も活発になり、お母さんと話したい!と思ったり、お母さんの話が通りやすくなってお子さんが素直になることが増えてきます。
お母さんもイライラ脳を使わなくなるので怒りっぽさがなくなっていき、お子さんがぐずっても「そうだね。嫌だね」と冷静に対応することが出来るようになってくるのです!
我が家はいつも楽しく穏やかなコミュニケーションをとるようになり、朝も昼寝も寝起きぐずりがグッと減り、少しぐずっても5分くらいで普通に会話が出来るようになりました。
夕飯やお風呂にも誘いやすくなったので、寝るまでのスケジュールが大きくずれることもなくなりました。
昼寝時間の減らし方
昼寝は5歳くらい頃にとらなくなると言われていますが個人差がありますし、我が家の息子のように3月生まれだと、5歳で年長さんになったばかりということもあります。
その場合、自然にお昼寝がなくなるのを待っていると就学前に慌ただしくなってしまいますので、息子のように新しいスケジュールに対応するのがゆっくりなお子さんは、年少さんから意識して取り組んでもいいですね。
短期間で睡眠習慣をずらせる範囲は30分程度と言われています。
我が家では、平日の2時間の昼寝を、1ヶ月目は1時間45分、2ヶ月目は1時間30分という長さに変えていきました。
週末は車で寝てしまうことが多いのですが、40分から1時間くらいで声をかけると、起きられるようになってきました。
これも、コミュニケーションを変えて寝起きぐずりがなくなっていったので、短時間でも機嫌よく起きれるようになったのです。
そして、年少さんの夏休み頃から体力がついてきたのもあり、お昼寝がない日が少しずつ出てきて、
年少の終わりの3月には、少し眠たがる日もありますが、お風呂で20分くらいウトウトして起きるなど、だいぶ短くなってきました。
たくさん運動した日は疲れて2時間くらい寝るときもありますが、子どもの様子に合わせながら自然に負担なく就学前の準備が出来ればと思っています。
子どもの睡眠に関してはコントロールが難しいことですので、お母さんも迷うことが多いと思いますが、
寝起きぐずりはコミュニケーションで改善することもある、長時間睡眠は脳の発達が進むと徐々に変わってきますので、ママが一人で不安にならず脳を伸ばすコミュニケーションに一緒に取り組んでいきましょう!
▼夜泣きや睡眠前のコミュニケーションに関しての記事はコチラです!
今日もお子さんとの楽しい時間がすごせますように。
執筆者:宮代さちこ
▼お子さんとのコミュニケーションをもっと知りたい方は、毎日届くこちらのメルマガを登録してください^^