お仕事をしているママは、子どもが保育園に行きたがらないからといって簡単に休めませんから、登園拒否されると困ってしまいますよね。この記事では、3歳児が行きたがらない理由を考え、笑顔で登園できるようになる対応法をお伝えします。 |
子どもが突然の登園拒否…保育園児ママはピンチ!
突然「保育園に行きたくない!」と我が子が言い出したとき。
先生には「保育園に来てしまえば楽しく過ごしていますよ」と言われるから、行きたがらなくても行かせてしまっていいのかな…?
それとも、無理やり行かせないで休ませたほうがいいのかな…?
とはいえ、私だって仕事があって簡単に休ませてあげられないし…。
こんな風に悩んでしまって、できれば笑顔ですんなりと登園してほしい!と思うけれど、どう対応すればいいのだろう?と困っていませんか。
私の息子も、3歳のとき突然、登園拒否をしたことがあります。
入園当初、保育園に慣れるまでは行きたがらないことがありましたが、保育園の様子がわかってから嫌がることが一度もなかったため、突然「行きたくない」と言い出したときはとても戸惑ってしまいました。
子どもって、今日はどうしてもはずせない仕事があるのに…というときに限って行きたがらなかったりしませんか?(涙)
お仕事をしている保育園児ママにとって、子どもの突然の登園拒否は困ってしまいますし、なんとか登園しぶりを長引かせず、笑顔で行けるようになってほしい!と思うものですよね。
行きしぶりに悩むママたちの本音と「こうしたらうまくいったよ!」の事例がたくさん!こちらもあわせてお読みください▼
保育園に行きたがらない理由とは?
子どもが保育園に行きたがらないときは、必ず理由がありますし、その理由によって対応が変わってきます。
ですから、まずは行きたがらない理由を探ってみることが大切です。
保育園に行きたがらない理由として、
発達にでこぼこがあって、園生活になんらかの苦手さを感じていたり、
子どもを取り巻く様々な環境の変化によるストレスがSOSとして出ていたり、
といったことが考えられますが、息子が突然登園拒否したときの言動を紐解いてみると、2つの意外な理由が見えてきましたので、お伝えしますね。
子どもにも「都合」や「予定」がある
「保育園に行きたくない!」と息子が言ったとき、どうして?と聞いてみたところ、「今日はママとおうちで〇〇して遊ぶ日だもん」と言ったことがありました。
それを聞いて、子どもには子どもなりの「〇〇するつもり」という予定や都合があるんだなと気づきました。
もしかすると、子どもの都合や予定は、「保育園に行ってほしい」という大人の都合には合いにくい…かもしれません。
けれど、3歳でも一人の人間。自分なりの思いや考えがあるのですから、親の都合や常識で「それはできない」と否定するのは違うな、とそのとき思ったのです。
体調の悪さをうまく言葉で説明できない
また、「保育園行きたくない…」と言い出した日の夜に、体調を崩したこともありました。
一般的に、3歳という発達段階は、日常の話し言葉が完成してくる時期です。
ですが、自分の体の様子に気づいて、それを言葉で正確に説明することはまだまだできなくて当然。
なんだか調子が悪い…家でちょっとゆっくりしていたいかな…という漠然とした気持ちが、「行きたくない」という言葉になって現れていることもあるのです。
以上のような理由で行きたがらない場合もあります。
「行きたくない!」と言われるとママも焦ってしまい、反射的につい「そんなこと言わないで行ってきなさい!」と言ってしまいがちですが、その前にまずは子どもの目線に立って「どうしてかな?」と理由を探ることをオススメします。
心のエネルギーを満タンにさせる!行きたがらないときの対応法
では、子どもが保育園に行きたがらないとき、どんな対応を取れば良いのでしょうか。
シチュエーション別の対応法をお伝えします。
「行きたくない」と言われた直後:「絶対に怒らない」と決める
まず、「行きたくない」と子どもが言い出したそのときにママにしてほしいことは、「このあと、絶対に怒らないぞ!!」と決めることです。
子どもの「保育園行きたくない」という言葉は、「仕事どうしよう」「休ませたら癖になるのではないか」「休ませるのと休ませないの、どっちが正解なの…」というママの思考を一気に引き寄せて激しく動揺させるくらいの破壊力を持っていますよね。
ですから、「行きたくない」と言われたときに何も意識しないでいると、ママも焦ったりイライラしたりして「それはダメ!」「どうして行きたくないなんて言うの?」とつい怒ってしまいたくなります。
子どもも、行きたがらないときはどちらかと言うと調子が良くないことが多いですから、癇癪や不機嫌な様子で「行きたくない」と主張してきます。
そんな状態で、ママまで怒ったり「こういう理由であなたは行かなければならなくて…」と言った正論をぶつけたりしてしまうと、余計にこじれて親子で負のループにハマってしまいますから、
まずは、子どもが「行きたくない!」と言ったら、「私はこれから怒らないぞ!」と心に決めましょう。
おうちに帰ってからは:どんな理由でも受け止め、要求レベルをとことん下げる
先ほどお伝えしたとおり、子どもなりの理由が必ずあります。
ですから、どんな理由にせよ否定はせず、「そうなんだね。」と「行きたくない気持ち」を受け止めましょう。
また、行きたがらないときは、心のエネルギーを満タンにしていくためにも、できていることを褒めたり、普段はできていることでも今日は手伝ってあげたり。
「〇〇できてほしい」の要求レベルをいつもよりもちょっと下げて、ポジティブなコミュニケーションを増やしていくことをおすすめします。
朝出かけるときは:「やる気」を出せる好きなことをする
人の脳は、行動を起こすときが一番エネルギーが必要です。
ましてや、「行きたくない…」と思っているときですから、本人が好きなことに絡めてやる気を引き出しましょう。
朝ごはんに、いつもは出さないけれどジュースをいっぱい飲んでいこう!
支度ができたら、おやつを一つ食べていっちゃおう!
大好きな歌を聴いて、歌ってから行こう!
早めに出発して、公園でママと遊んでから行こう!
など、お子さんが好きなことをポイントに、ワクワクすることを考えてみてくださいね。
以上のような対応をすることで、息子は「行きたくない…」と言っても最終的には笑顔で登園できました。
また、先ほどの理由の中でもお伝えしたように、行きたがらないときは体調の悪さが隠れていることもあるため、我が家は、行きたがらなかった日は早めに迎えに行ったり、無理せず休ませたりしています。
ぜひ、お子さんの気持ちや状態に寄り添いながら笑顔で登園できるようなサポートをしてあげて、ママも笑顔で過ごせるようにしてくださいね。
執筆者:永崎りん
▼子どもの登園しぶり、癇癪…子育ての「困った」を解決する情報が満載!メールマガジンのご登録はこちら