言葉の発達が気になる3歳児。男の子の言葉は、教えずに〇〇に注目して伸ばしましょう!

3歳児健診などで言葉の発達がゆっくりめと言われると、心配になりますよね。男の子の言葉の発達させるためには、「教える」よりも、効果的な方法があるんです。言葉ではなく〇〇に注目して、男の子の言葉を発達させていきましょう!

言葉の発達が気になる3歳の男の子。「教える」方法はミスマッチ!?

言葉の発達は、個人差が大きいものですが、健診等で遅れを指摘されると、より心配が大きくなりますよね。
それに加えて、「様子をみましょう」と、具体的な手立てもない状況では、「何かしなければ…」と焦りの気持ちを抱えるお母さんは少なくありません。
そんなとき、多くのお母さんは言葉を教えるという方法で、お子さんの言葉を伸ばそうと頑張られる方が多いようです。
ですが、この「教える」という方法は、言葉の発達を脳という切り口で見ると、男の子にはマッチしないようです。
まして、発達障害・グレーゾーンの発達のでこぼこが大きい子どもたちにはより負担が大きくなることもあります。
それは、男の子の脳は、言葉を担当する左脳よりも、感覚や体験したことを司る右脳の方が優位に発達していくという特徴があるからです。
教える方法は、男の子の中で、発達がゆっくりになりやすい言葉を使う方法なので、男の子の言葉の発達にマッチしないだけでなく、逆効果になってしまうことすらあるのです。

「教える」と、発達がストップする!その理由は?

また、言葉がゆっくりな男の子にとって、言葉を教えられることは、苦手なことに注目されるかかわりになります。
苦手への注目は、できていないところを指摘したり、間違いを訂正したりといったネガティブなかかわり、コミュニケーションを含みがちです。
ですが、脳は、ネガティブな情報は嫌いますから、反応が低下して、結果的に言葉の発達も進みにくくなってしまいます。
また、「教える」という方法は、親子関係にも影響します。
教え込むかかわりの中では、子どもの自信が低下し、お母さんの言葉に反発癇癪といった方法で反応してしまいやすくなり、
そんな子どもの反応に、お母さんも巻き込まれて感情的になってしまい、イライラを子どもに向けては自己嫌悪…という悪循環に陥りやすいのです。
このような悪循環の中では、脳は発達していかないので、言葉の発達にもマイナスになってしまいます。
そこで、私が一番にしたことは、言葉への注目をやめること
そして、男の子の言葉を伸ばすために重要なあるものに注目するかかわりに変えていったのです。

男の子の言葉を発達させる鍵は〇〇!

言葉を伸ばす方法は、教えることを始め、主に「言葉」に注目する方法が多いのですが、男の子の言葉を伸ばすために注目すべきは、言葉ではなく、「行動」なのです!
なぜなら、言葉がゆっくりな男の子は、行動が先に発達して、後から言葉がつながっていくパターンの発達をするからです。
先に行動量を引き上げておくことで、言葉の発達にもつながっていくのですね!
言葉がゆっくりな男の子には、おしゃべりは得意ではないけれど、やらせてみると、意外とできる!という子が多いので、行動に注目する方法は、子どももお母さんもっとラクに楽しくなれるのです
言葉の発達につながる行動というと、何か特別な運動をしたり、訓練をするのでは?と思われるかもしれませんが、ここでいう行動は、主に、日常生活のなかでする行動です。
例えば、食事、着替え、お風呂、遊び、片付け…といった子どもが生活の中でする行動が全て、言葉の発達につながっていく行動になります。
行動量を増やすときには、得意なこと好きなことから増やしていくことがおすすめですが、ずっと好きなことばかりでは困ってしまうこともありますよね。
ですが、発達障害・グレーゾーンのお子さんは、好きなこと以外はなかなか行動が進まなかったり、年齢が小さいと言葉だけでは行動が起こりにくかったり、ということは少なくありません。
そんなとき、行動を引き出すために大切なのが、言葉以外の情報を整えるということです。
視覚から入る情報を優先的に処理しやすい男の子には、目から入る情報や雰囲気を整えることがとても大切です。
例えば、笑顔で声をかける褒めるときにはグッドサインなどのジェスチャーを添えるといった工夫で、行動しやすくなったり、次の行動にもつながりやすくなったりします。
私の息子には、グッドサインやOKサインでジェスチェーで褒めるのがとても効果的で、 どんどん自分から行動できることが増えました!今では、私をグッドサインで褒めてくれることもあるくらいです。
行動に注目して、できることが増えてくると、言葉も少しずつ繋がっていきました。
そして、驚くことに、言葉を教えていないにもかかわらず、3ヶ月で会話のキャッチボールができるほどに言葉が伸びていました。
今では、たわいない会話がとても嬉しく、息子とのコミュニケーションがさらに楽しい毎日です!
男の子の言葉は教えないで、行動から伸ばしていくと、お母さんもお子さんも無理なく、楽しく言葉を伸ばしていくことができますよ!
執筆者:はしうえゆか

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