幼児期が肝心!発達障害グレーゾーンの子どもが自信をもつことができるマル秘褒めテクニックとは

子どもが小さな幼児期のうちに発達障害グレーゾーンの特徴をしっかりと理解することができると、親子の関係がとても良くなります。子どもをどう褒めたら良いかわからなかったり、褒めることが苦手なママにもできるマル秘テクニックをお伝えします。

困った行動が多い発達障害グレーゾーンの子ども

困った行動が目立つ、発達障害グレーゾーンの子どもたち。
例えば、特定のものや行動への執着心が強かったり集中しすぎてしまい切り替えに時間がかかったり忘れっぽさが目立つこともあります。
また表情を読み取ることが苦手なため空気が読めないと言われてしまうこともあります。
電車や数字など、規則性のあるものを並べたり集めたりするのは得意であったり、細かい作業や体を動かすことなど、自分の好きなことをしている時間であればズバ抜けた集中力を発揮する子どももいます。
本来ならば得意なことだけを伸ばしていける環境の中で、その力を大きく育てていきたいところですが、残念ながら今の教育の中ではこの子たちの輝く個性は押しつぶされてしまいがちなのです。
そこで今回は、発達障害グレーゾーンの子どもの輝く個性をつぶさないために、幼少期の頃から取り組んでほしいコミュニケーション術をお伝えします。

なぜ困った行動をしてしまうのでしょうか?

発達障害は心の病気やしつけの問題ではなく、脳の機能障害(伝達がうまくいっていないこと)が原因であることが広く知られてくるようになってきました。
この脳のネットワークがうまく繋がっていないことでパニックや癇癪、強いこだわりが起こることがあります。
また、感覚がとても鋭いことから、強烈に刺激を感じてしまい、それがストレスになることもあります。
例えば光が差し込む明るい部屋では、まぶしすぎて目がチカチカしてしまったり、柔軟剤のほのかな香りでも気持ち悪いと感じてしまったりする子どももいます。
あまり気にならない隣の部屋から聞こえてくる音楽がうるさいと感じ耳をふさいだりすることもあります。
このような行動は 感覚過敏が原因で起こるものと考えられています。
また幼児期では色々なことに困難を抱えているけれども、なかなか言葉でうまく伝えられずお友だちとトラブルになってしまうことが多いというのも、この時期の特徴と言えます。
自分の気持ちがうまく伝わらずお友だちや家族に「バカ!大嫌い!あっち行って!」など強い口調で言ってしまい、回りの大人が困ってしまうこともあるかもしれませんね。
このような言葉の裏には、不安な気持ちが隠れている場合が多いのです。
バカ→どうして私が言っていること分かってくれないの?
大嫌い→もっと一緒に遊びたかったのにどうして他の子と遊んじゃうの?
あっち行って→悲しい気持ちになっちゃったから一人になりたいんだよ。
心ではこう思っていてもうまく言葉で伝えらず強い口調になってしまうのです。
しかし言われた方は、なんでそんな言葉を使うのか分からず、怒り返してしまうことも多いですよね。
かつて私は子どもに「どの口がそんなこと言ってるの!」と怒鳴り返してしまったことがあります。
当然子どもはおびえて泣き続け、更にイライラが増すという負の連鎖をたどっていました。
こんなこと言いたくない、子どもに怒鳴りたくないと思っていても、その考えと裏腹に子どもの強い言葉に対し、上から強く押さえつけてしまう自分が嫌になってしまう毎日を送っていました。
しかし先ほどもお伝えしたように、発達障害の子どもの困った行動の原因は、脳の発達が未熟なことで起こるもので、決してわざと悪い行動をしているわけではないのです。
つまり、いくら叱っても子どもの問題行動を改善することはできないのです。

幼児期のうちにできるマル秘褒めテクニック!

しかし、本当に毎日怒ってばかりで嫌になっていた私が、子どもとのコミュニケーション術を学び接し方を変えていくと、驚くほど子どもたちの行動が変わっていったのです!
よく「子どもは褒めて伸ばしましょう」と言われていますが、いまいち褒める要素が分からない、何となく褒めているとわざとらしくなってしまう、全く子どもを褒めるところがない!
そんな風に思っているお母さんも多いと思います。
しかし、褒めることはテクニックさえつかんでしまえば、簡単にスムーズに使いこなすことができるのです。
例えば、子どもが何か行動をし始めたとき、
○○始められたね~!
もうここまでできたの!すごいね。
今○○してるんだね。
と言葉で伝え、こちらが気づいていると言うことを知らせていきます。
さらに、できたときには
グッジョブのサインを出したり
ハイタッチや指で体にマルを書いてあげたり
頑張ったことを認めハグをする
など、言葉以外の方法でも伝えられることができるのです!
いろいろな褒めテクニックをバランスよく使いこなし、親子でしっかりとコミュニケーションを取っていくと、子どもがグーンと伸びていきます

また、○○しなきゃ△△できないからね!と伝えるよりも、○○したら△△できるよ!と言い方を変えるだけでも、子どもの行動は大きく変わっていきました。
簡単ですので、ぜひいろいろ試してみてくださいね!

執筆者:古関ときこ

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