気が散りやすい子どもの集中力アップ!おうちでできる楽しい簡単トレーニング5選

「集中力がない・気が散りやすい」というと、どうしてもマイナスなイメージですが、実は素敵な可能性を秘めているんです!その可能性を潰さず伸ばしていくため必要な集中力を、おうちで楽しみながらできる簡単トレーニングを紹介します!

「気が散りやすい」には、可能性がいっぱいです

気が散りやすい我が子の行動に、イライラしたり悩んだりしていませんか?

すぐに他のことに気を取られて、宿題がちっとも進まない
いまやっていることを忘れて、次から次へと興味がうつる
お話しを集中して聞けないから、今・これから自分が何をやっていいのか分からなくて動けない

などなど、子ども自身も困って辛いですし、気が散っているときの我が子の様子は、
見ていてとてもいたたまれない気持ちになります。

私も授業参観でキョロキョロ・フラフラしている息子が恥ずかしくて黙っていられず、
授業中なのに「ねぇ、ちゃんとして!」と何度も声をかけに行ってしまうお母さんでした。

注意をしたり真剣に話をしているのに、上の空で他事に気を取られたり、ケロッと「あのさぁ」などと全く別のことを話し出したりすることも日常的。

「ちゃんと聞きなさい!」「バカにしてるの?!」と怒鳴ったことも数えられません。

「こんなに集中力がなくて将来ちゃんと仕事ができるのだろうか…」と悲観的な気持ちにすらなってしまいますよね。

ですが、子どもの集中力のなさ・気が散る行動に悩むお母さんに知って欲しいことがあります!

集中力が弱いことは、決して悲観することではなく、むしろ伸ばし方次第ではとても大きな可能性を秘めているんです!

そのことについては、こちらの記事に詳しくまとめてありますので、ぜひお読みになってからトレーニングに進んでみてくださいね。

子どものうちに最低限の集中力をつけておきたい理由

しかしながら、集中力が全く身につかなくても大丈夫なのか?というと、そうではありません。最低限の集中力は身に付けておく必要があります。

その主な理由は以下の3つです。

◆理由その1

注意散漫で気が散ってばかりでは、「パッと目に付いたことに飛びついてはそこで終わり」の繰り返しになってしまいます。

次々に目に付く特性をいかして更にアイデアを生みだすためには、興味を持続させる最低限の集中力が必要ですね。

また、いいアイデアが生まれたときに、それを形にする段階でも一定の集中力が必要です。

◆理由その2

日常のなかでは「気が散りやすいクリエイティブなタイプ」が受け入れられにくい状況が多く、
特に教室の中では、気が散りやすい子の言動は注意や叱責の対象になりやすい現実があります。

失敗体験を積み重ねないためにも、また周りとの不要なトラブルを回避するためにも、立ち歩かないなどの最低限の集中力を身に付けておくと、毎日の生活がグンと楽になります。

クリエイティブな特性に注目してもらいやすくもなりますね。

◆理由その3

気が散りやすい特性は、大人になってからも持ち越しやすい。

本人や家族が早めにその特性を知って、「気が散りやすい特性との付き合い方」と「最低限の集中力」を身に付けることで、職業選択など、特性を活かす道を早くから模索することができます。

おうちで楽しみながら簡単に集中力をアップするトレーニング5選

集中力を持てるようになるためには、生活している環境が大切です。

まずトレーニングを始めるまえに、「リラックスできてるかな?」「睡眠や適度な運動はできてるかな?」などを振り返ってみてくださいね。

また「静かな方が集中できるタイプ」と「賑やかな方が集中できるタイプ」がいます。

「イヤホンで音楽を聴きながらの方が集中できる」といった子もいますので、常識にとらわれずに、タイプや状況に応じて、お子さんと相談しながら集中できる環境をつくってみてくださいね。

では、トレーニングをご紹介します!

「集中できる自分」をインプットするトレーニング

 「この子は集中する力がある!」と期待し信じる気持ちが、集中力をグングン伸ばします!

次の4ステップで進めてみてください。

①まずはママが、「うちの子、本当に集中力がなくて!」「あなたは本当に集中力がないね!」というイメージを、いったん外してみてくださいね。それが子どもたちに伝わります。

②どうしても気が散っている姿の方が目についてしまいますが、お子さんが「集中しているとき」というのも、必ずあるはずです!探してみてください。
きっと好きなことに対しては、イキイキと集中しているのではないでしょうか?

③集中できていたときに、「すごい集中力だね!」「こんなに集中できるなんて、すごいなぁ!」など、集中できたことを思い切り褒めて伸ばしてあげましょう!

「集中できる時間がちゃんとあるね!」ということを、親子で一緒に脳にインプットしましょう!

「好きなことしか集中できなくなるのでは?」と不安になるかもしれませんね。

発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、苦手なことに挑戦する力がゆっくり育つので、好きなことばかりをやる姿をみて不安になる気持ち、とてもよくわかります。

しかし、好きなことに集中する力は才能です!

褒めることを合わせてやっていけば、必ず興味のないことへも一定の集中ができるようになりますので、好きなこと・楽しいことへの集中している子どもの姿を安心して見守ってあげてくださいね。

一瞬で集中力を高める「カウントダウン・リラックス法」

①目を閉じて息を吐きながら、楽しかったことや嬉しかったことを思い浮かべながら10から1までカウントダウンする。ゆ~~たりした気持ちで^^
②1から5まで、ゆ~~たりとカウントアップして目を開ける

手や背中など、お子さんが心地いいと思うように優しくトントンしながらカウントをすると効果的ですよ。

リラックスした状態をつくり、カウントに意識を集中することで集中力を養います。

アファメーション「肯定的な宣言」

①何かを始めるときに「よし、今から宿題を始めるぞ」「~を終わらせるぞ」と言葉にすることを習慣化する。
②これにより「実現したい自分の姿」を潜在意識にインプットして、潜在意識を働かせて集中することができます!

「よ~し、○○するぞ~!」とお子さんがワクワクするような楽しい雰囲気で宣言をしてから、始めてみてくださいね。

点つなぎ

お子さんの年齢よりもかなり簡単なものから始めるのがオススメです。
「できた!」という成功体験を大切に、楽しみながら進めてくださいね!

お子さんの好きなキャラクターの物を探したり、作ってみてもいいですね。

探索系絵本

ミッケやウォーリーが代表的ですが、「アンパンマン」「ディズニー」「ドラえもん」「トミカ」などなど、色々な種類がありますよ。

お子さんの興味に合わせて色々楽しんでみてくださいね。

いずれも、すぐに気が散ったり、他の種類をやりたがってもOKです。途中やりでいいんです!
どんどん次にいって、お子さんが集中できるものを探していってくださいね。そして、集中できるものに出会ったら、思い切りやらせてあげてください!

「その調子!」「なんの絵ができるかな~?」「あ、1個見つけたね!」「やったっぁ!」と、途中経過からたくさん褒めてあげると、どんどん集中できる時間が伸びていきますよ。

こういった遊びなら、インドア派のパパも活躍してくれるかもしれませんね!

「気が散る行動」すらおおらかに楽しめる関係を広げて、必要な集中力を身に付けるサポートをしながら、子どもたちの可能性を伸ばしていきたいですね!

執筆者:小川綾子

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