約束しても、我慢できずに見続ける子どもをつい怒ってしまう…おうちにいる時間が増えて、子どもが「YouTubeをやめられない問題」に悩んでいませんか。怒って無理やりやめさせるより、ママが興味をもって会話をすることが、我慢の力を育てる近道です。 |
YouTubeを見るのをやめられない子どもを、なんとかしようと怒っていませんか?
You Tubeを見る時間を約束で決めているのに、時間で終われない。
「3個見る」と数を決めているのに、「まだ3個みてないもん!」と嘘をつく。
子どもたちを惹きつけて離さなくなるYouTube。
画面をずっと見続けることで目が悪くなるのではないか、と心配になったり、
約束が守れない子に育ったら大変だから、今のうちになんとかしなくちゃ…と悩んだりすること、ありませんか?
時代の変化と共に、携帯、タブレット、テレビなど多くのデバイスで見ることができるようになったYouTube。
お母さんが忙しい時間に子どもたちにグズグズ言われると、ついつい動画に頼ってしまうこともありますよね。
子育てをちょっとラクにしてくれるのに一役買っていた時期もあることと思いますが、子どもたち自身の意思で見るようになると、たちまち「悪」へと変わってしまいます。
コロナの流行によってステイホームのこの冬休みもきっと、たくさんの家庭で「もう、いいかげんYou Tube見るのをやめなさい!」という声が響いていそうですね。
一体どうやって対応したら、もうすでにYou Tubeが大大大好きな子どもに時間を守って動画と上手く付き合って行く方法を伝えられるのか?
この冬休み、多くの家庭で1番の悩みなのではないか…と思います。
たくさんたくさんYouTubeを見たいけれど、「我慢」する。
この「我慢する」という力を、どのようなお母さんの声かけで育てていくか、この記事をお届けしますね。
我慢の力を育てる声かけとは?
子どもと一緒にいる時間が長くなった冬休み、お子さんにこんな声かけをすることが多くないでしょうか?
「そんなことしてるとパパに怒られるよ!」
「先生に怒られちゃうかもよ!」
「我慢できて偉かったね!」
実は、我慢の力を育てよう!と思ったときに、この声かけは効果的ではありません。
なぜかというと、この声かけは子どもの自信を失わせ、本当にしてもいいこと、悪いことがわかりにくくなってしまうからです。
「パパや先生に怒られるよ…」と言い続けていると、「叱られる人=先生やお父さん」の前でだけお利口にすればいいか!と他の人の前では好き勝手してしまう可能性があります。
また、「我慢できて偉かった!」という言葉は、比較的よく聞く褒め言葉ですが、
これを言いすぎると子どもは、「我慢できる子」でいなくてはいけないと思うようになり、お母さんの期待に応えようと無理をしてしまうようになります。
いつの間にかプレッシャーに感じるようになり、後から大きな反動として爆発してしまうこともあるのです。
「我慢が偉い」という表現ではなく、例えば、
YouTubeを見ていたのをやめて、食卓に来れたのであれば、「食卓に来られたね!」
おもちゃで遊ぶ順番を待つことができたのであれば「順番が来るのを待てたね!」
と何ができたのかを認めてあげた方が効果的です。
子どもを伸ばすためには、安全第一!
子どもたちの能力を高めたい、育みたい!と思ったときのポイントは、その子どもが置かれている環境が安全かどうか。
これもとっても大事になります。
例えば、食事中嫌いな野菜にチャレンジしよう!とひとくち頑張って食べたとき。
「食べられたからもっと食べられるね!」と言われたり、
「ちっちゃいひとくちだね。もっと頑張れ!」と言われたりするのと、
笑顔で「食べたね!」と言われるのと、
どっちが子どもは褒められたと感じて、「もっと食べてみようかな」という意欲が湧くと思いますか?
これ実は、最初の2つの声かけでは、子どもは褒められてないのです。
子どもたちは頑張ってひとくち、口に入れたことを認めてもらえず、まだ足りない、もっと頑張れと言われ、つらいと感じてしまいます。
反対に、頑張ってチャレンジしたことを「食べたね!」とお母さんから認められると、嬉しくなって、「またやってみようかな」という気持ちになりますね。
これを「我慢すること」に置き換えて考えてみると、積み重ねた小さな我慢が、喜びや嬉しさに変わります。
子どもたちは日々の小さな我慢の積み重ねにより我慢の力がついてきます。
「我慢しなさい!」と頭ごなしに言ってしまうのは効果的ではありません。
怒れば怒るだけ、子どもは我慢するのが難しくなってしまいます。
だからちょっと視点を変えて、子どもが「安全」と感じる方法で、我慢の力を伸ばしていきましょう!
子どもが楽しんでいることにママが興味をもつことで、我慢ができるようになる!
子どもは嬉しい気持ちになればなるほど我慢することができます。
ですので、嬉しい気持ちにさせる1つの方法として私のおすすめは、YouTubeを見ているのであれば、その内容について話を聞いてあげること^^
「どんな動画を観ているの?」
「へ〜!面白そうだね。〇〇くんは、その動画のどんなところが好きなの?」
など、子どもたちが「今」していること・楽しく取り組んでいることに注目するのです。
興味を持ってもらうと子どもたちは嬉しくなります。
お母さんに注目してもらって嬉しくなることで、我慢しやすくなり我慢できる時間も長くなります。
子どもたちはストレスを感じると我慢しにくくなるので、我慢の力を伸ばすためにはポジティブを増やし、我慢しやすい状況を作ってあげることが大切です!
お母さんの笑顔は子どもにとって1番簡単に嬉しい気持ちになれる魔法のようなもの^^
「我慢する力」を楽に鍛えるためには、「やめなさい!」「我慢しなさい!」という声かけではなく、「嬉しい気持ちにさせる」を意識してみてくださいね。