自閉傾向の子どもの将来に不安がありつつ、忙し過ぎて子どもと向き合う時間がないという働くママへ。実は、ママ自身の働き方と子どもの将来には深い関係があります。子どもの発達を促し自分もレベルアップできる新しい働き方を、毎日頑張るママにご提案します! |
時間がないママの「今」の働き方、見直しませんか?
「うちの子、もしかして発達障害??」と心の片隅で思っているけれど、仕事が忙しいことを理由にしながら、子どものために動くことを後回しにしてしまっていませんか?
私は発達でこぼこの子どもたちの将来と、ママの「今」の働き方は、とても関係が深いと思っています。
耳の痛い話ですが、あとで後悔する選択はして欲しくない!という思いから私の気持ちをお伝えしていきますね。
子どもは、ある日突然、発達でこぼこになったりするものでは決してありません。
9割以上の子どもたちが幼児期にママが薄々気づいています。
「なんかうちの子、育てづらいな…」というママの感覚はほぼ100%正しいです。
仕事や家事、幼稚園の行事や、上の子の習い事…
今のママは毎日とても忙しいですよね。
しかし、「時間がない」を理由に違和感を放っておくことが、我が子の人生にどんな大きな影響を作っていってしまうか、考えたことありますか?
発達障害グレーゾーンの子どもの発達特性に気づいたときから、正しい対応を重ねていくことで、子ども本人が特性とうまく付き合い自信を持って生きていくことができます。
そのためには今のママの働き方で子どもを伸ばしていけるのかを真剣に考えていくことが大切です。
自閉傾向の子どもに、なぜ「今」対応したほうがいいの?
発達の特性があると、失敗したり叱られたりする経験が幼児期から多く、自信が育ちにくい傾向にあります。
特に「空気を読むのが苦手」という特性をもつ発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)の特性を持つ子どもは、日々の人との関わりの中で自信を失い、大人になってもその特性に苦しめられてしまうことが多くあるのです。
しっかりと診断がつくほど自閉症の特性が強い子は、「他人からどう思われているか」という軸で悩むことはむしろ少なく、最もつらいのは障害とまでは行かないけど「空気、読めないわよね~…」という自閉傾向がある子どもたちです。
相手の状況や気持ちといった目に見えない物事を推測することが苦手な彼らは思ったことをバンバン口にします。
通りすがりのおばさんをみて「あの人太ってるね〜!!」と言ってみたり。
ですが、小学校中学年くらいになってくると「なんかまずいことを言ったかもしれない」
ということに、気づくことくらいはできるようになります。
未然に防ぐほど空気は読めないけれど、やらかしてしまったあとの空気くらいは読めてしまう、というのがグレーの子によくある特徴です。
大人になるまでにたくさんの失敗を繰り返す彼らは、大概自己肯定感がとても低いです。
空気を読めない自分。気をつけてもなんかやらかしてしまう自分。
みんなが当たり前にできることがなぜか自分はできない…
という経験をたくさん積むからです。
つまり、周りとのコミュニケーションによって「ダメな自分」という自己像を作り上げながら、どんどん自信のない状態に追い込まれてしまうのがグレーゾーンの子どもたちです。
そんな経験、我が子にさせたくないですよね。
しんどいパートからは卒業!わが子を支援し発達させる、ママの新しい働き方とは?
「空気が読めない」と自信をなくしやすい我が子にしっかり関わってあげたいけれど、今の働き方じゃそんな時間ない!どうしたらいいの?
という方へ向けて、こんな働き方もあるよ、とお伝えしたいことがあります。
「子育てを仕事にする」ことをライフワークとして選ぶと、我が子の特性に向き合いながら我が子を支援し伸ばすこと自体がお仕事になっていきます。
空気が読めないのはこの子の脳のどこに特性があるからうまくいかないんだろう?
それは、鍛えてあげたほうがいいものなのかな?それとも、別の強い力を育てながらゆくゆく自分と付き合えるようにサポートしてあげたほうがいいのかな?
などと、学びながら、我が子の「今」と向き合っていきます。
我が子の「今」が重なって我が子の「未来」が作られていくことを誰よりも理解しながら、真剣に子どもと向き合うことが仕事につながります。
お母さん、本当に今の働き方でいいですか?
お子さんに背中を見せられる生き方をあなたはしていますか?
こんな働き方があるということを、もっとたくさんの人に知って欲しいと心から願っています^^
ママが夢を描くことから始める自閉っ子の発達支援。一緒にやってみませんか?▼
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
▼子どもの「今」もママの「今」もどちらも大事にできる生き方のヒントがここにあります