【就学相談体験談】就学相談ってこんな感じ!発達障害・グレーゾーンの我が子の就学が不安だった私が就学相談を通して気づいた大事なこと

小学校入学を控える、発達障害・グレーゾーンのお子さんのママは心配が尽きないですよね。そこで利用できるのが、行政が実施する就学相談という制度。就学相談の実際の流れや、利用して良かったこと、気付いたことなど、我が家の経験を通してお伝えします。

分離不安が強い我が子、このまま小学生になれるの!?

「この子、小学校に行けるのかな…」

我が子が来年には小学生!ランドセルも購入し、周りは子どもの成長を喜ぶお母さんが多い中、私はこんな不安感におそわれていました。

我が家の息子は、幼稚園ではとりわけ目立った問題行動は見られなかったのですが、家では思い通りにいかないと大癇癪、初めてのことにとっても不安になったり、過去の失敗をずっと引きずっていたり、気が散りやすくてお着替えが最後までできなかったり…

そんな様子から、小学校のような集団で一斉教育を受けるのは難しいこともあるかもしれない、と心配に感じていました。

そして年長さんになっても母である私と離れられない状態もあり、幼稚園への行きしぶりも繰り返していることから、息子が元気に小学校に通うことがイメージできませんでした。

就学への不安がつのった私は、まず自治体の発達支援センターに相談をしてみました。

来年就学を控えている息子について、今現在も幼稚園への行きしぶりがあり就学について不安がある旨を伝えたところ、“就学相談”という制度を教えてもらいました。

次章では私が実際に利用した就学相談の流れや内容についてお話ししますね。

就学相談、利用してみました!

就学相談とは、子どもの発達面や教育について不安を感じている保護者が就学前に相談できる機会です。

学校見学、行動観察、必要に応じて、発達検査、体験入級などを行い、それぞれの子どもにとって最も合っている教育が実現するよう、心理士や医師などの専門家と相談することができます。

我が家の場合、コロナの影響で集団の説明会や集団の行動観察が行われず、個別で受けることができる、医師の観察発達検査を受けることになりました。

◆医師の観察

小児科医師による行動観察では、

・子どもとの言葉でのやりとり、会話
・子どもと作業療法士さんが遊んでいる様子の観察
・親からの聞き取り

がありました。

親からの聞き取りは、成育歴や発達検査の履歴、療育歴、幼稚園での様子、現在の困りごとをお伝えする必要がありました。

◆発達検査

6歳になった我が子が受けた発達検査は、WISC-Ⅳというもの。
母子分離で1時間ほどの検査です。

検査結果が出るまでは、2~3週間ほどかかりました。

行動観察をしてくださったお医者さんからも、
発達検査をしてくださった心理士さんどちらの専門家の方からも、

「知的発達には問題がありません。進学先は通常学級でいいでしょう。ただ、配慮があったほうが安心ですね。」

というアドバイスが返ってきました。

これで相談は終了。

これが就学前の年、9月のことでした。

お住まいの自治体によって相談の流れや内容など細かい部分は異なると思いますが、私が受けた就学相談では、知的発達を重点的に見ている感じを受けました。

知的発達が平均以上でとりわけ目立った問題がない(ように見える)発達障害・グレーゾーンの場合は、通常学級に所属しつつ、配慮は保護者から学校側へ直接個別にお願いすることになる、という流れになる、という感じでした。

就学相談もいいけれど、やっぱりお母さんが子どもを理解することが大事!

就学相談を利用して感じたことは、この相談で就学の不安はすべて解決するわけではない、ということです。ですが、この経験をして良かったこともありますし、大事な気づきもありました。

◆良かった点としては、

・息子を客観的に見てもらえたこと
・この学級でいいのでは?と、目安をもらえたことで見通しを持つことができたこと
・発達検査を受けられたことで、息子の苦手も得意も数値化されて判ったこと

◆この経験を通して再認識したことは、

学校側に配慮を協力してもらうために、動くのは母である私しか居ないんだ…ということ。

結局私がやるしかないというのはプレッシャーに感じていましたが、その頃私はお母さんの小学校という強力なサポーターを味方につけました!(笑)

講座では、子どもの特性に応じた対応テクニックを学べますし、お母さんの小学校では、発達について深く学び、相談することができます。

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そこで息子の特性についても以前より深く理解することができ、小学校に入ったらこんなことが起こり得るかも…と見通しを持ち準備をすることができるようになりました。

おかげで、担任の先生に特性を伝え、配慮の協力をお願いすることができ、今現在小学1年生になった息子は安心して学校生活を送っています。

行政に頼る、病院に頼る、学校に頼る、も良いですが、母がまず子どもをよく理解して困りごとに対応できるチカラをつけておくことも大事です。

今は不安でいっぱいでも、就学までまだ時間はあります、大丈夫

来年の春、ピカピカのランドセルを背負った我が子に「あなたなら大丈夫だよ!」と、安心して新しい世界に送りだしてあげたいですね!

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執筆者:ひきのなつき

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