勉強ができる子に育てたいなら、幼児期にやることはこれ!読み書きそろばんより大切なこととは?

勉強ができる子に育てたいなら、幼児期からやってほしいことがあります。読み書きそろばんのような、いわゆる「お勉強」は幼児期には必要ありません。それよりも大切な勉強の「準備」を、ママと一緒に〇〇することで育ててほしいのです。

勉強ができる子に育ってほしい!幼児期にするべきことは?

勉強ができる子に育ってほしい。勉強で苦労しないでほしい!

親なら誰もが、我が子に願うことかもしれませんね。

では、勉強ができる子に育ってほしいなら、幼児期にどんなことをすれば良いのでしょうか。

読み書きそろばんのような「お勉強」をやらせても意味がない

結論から言うと、勉強と聞いて思い浮かべるような、机に向かって行う「読み・書き・計算」は幼児期には必要ありません。

1年生の教室で子どもたちの様子を見ていると1年生ですらちょっと早いかな〜と思うお子さんがちらほらいます。

お子さんが好きで、楽しく取り組むならお絵かきと同じ感覚で取り組んでもいいですが、勉強ができる子にしたいから!と親が「やらせる」勉強はあまり効果がありません。

なぜなら、その子の中に勉強を習得するだけの「準備」ができていないから。

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幼児期に必要なことは、勉強ができるための「準備」をすること

人の脳って成長の順番が決まっています。

飛ばして発達することもありますが、あまりお勧めしません。

なぜなら、とてもバランスの悪い脳になってしまうから。

机に向かう勉強やドリル・フラッシュカードで使う脳の場所は、本来は小学校に入ってしばらくしてから発達してくるエリアです。

勉強で苦労しない子に育ててあげたいなら、一足飛びに勉強を教えてバランスの悪い脳にしてしまうより、勉強ができるための脳の準備をしてあげて欲しいのです。

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我が子の脳タイプを知ってますか?こちらでチェックできます▼

「読み書きそろばん」ができるために必要な発達

ちょっと考えてみてください。

あなたは、

「7」

この数字を読めますか?

では、ここに描かれているおはじきがいくつあるか、わかりますか?

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おはじきは全部で7個ありますね。

「7」と同じ数のおはじきがあることも、苦労なくわかりますよね。

では、なぜ、わかったのでしょうか?

数えたらわかる?
どうやって数えたのですか??
それっていつ、どうやってできるようになったのでしょう?

こんな簡単なことなら赤ちゃんでもわかる??

いえいえ、生まれたてのころは、おはじきを見せたって「7個あるな」なんてわかりませんよね。

私たちはいつ、どこでどんな風にこのおはじきが「7個ある」と数えられるようになったのでしょうか?

小さな発達のステップを、一つずつ伸ばしてあげればいい!

いま考えていただいたとおり、「できて当然」と思っている些細な力も、実は小さな発達のステップを踏みながら一つずつできるようになっていきます。

読むこと
書くこと
計算すること
考えること
覚えること

もし、我が子がどこかのステップで成長をミスっていたら?
できて当然と思う力のもっともっと前に発達しないといけない力が、成長できていなかったとしたら?

ちなみに、まだ数の概念が成長しきっていない幼児さんにこのおはじきを見せると、

1・2・3…と指をさしながら数えることはできても、
「いくつある?」と尋ねるともう一度、1・2・3…と数えたりします。

要は、記号としての数字は分かっていても量の概念として数字を理解できていない、ということなんですね。

数字が言えることと、数がわかることって全く別の次元なんですよ。

読み書き計算って、実はと〜〜〜〜っても高度な発達が根っこに隠れているんですね^^

じゃあ、その根っこにある発達を一つずつ伸ばしてあげられたら、「勉強がわからない子」に我が子がなることはない!ということ^^

たくさん計算をやらせたり、あいうえおの練習をさせるより、実はもっと大事なことがあるんです。

勉強ができるようになるために必要な準備とは

幼児期にやってほしいのは脳の後ろを育てること=遊び!

日本で昔から良しとされてきた「幼児教育」の中に、脳の発達という視点からすると明らかにやらないほうがいいものがたくさん含まれています。

ドリル、ワーク、フラッシュカード

2章でもお話ししたとおり、体を動かさず、小さな動きだけで学ぶこれらの「教育」は幼児期に発達して欲しい脳とは別の場所の成長を促します。

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いわゆる「勉強」で活躍する脳のエリアは、脳の前のほう。

しかし、人の脳は、後ろから順番に発達が進んでいきます。

まだ脳が完成しない幼児期に、たっぷり動かしてあげたいのはズバリ脳の後ろのほう。

見る力、
聞く力、
体を動かす力

そんな五感をフルに使いながら体全体を使ったときに育つ場所から、脳は成長していくのです。

つまり、幼い子が放っておいても夢中になる遊びを通して、人の脳の土台は作られていくというわけです^^

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ママと思いっきり遊ぼう!

やばい…もうすでにたくさんフラッシュカードで勉強させてしまった…。
そんな風に不安になる方がいるかもしれませんね。

現実的に、発達でこぼこキッズへの個別療育は、カードを使って言葉を増やしたりおはじきや絵カードを使って数を教えたりすることが多いと思います。

それはそれ。お子さんが楽しめているなら、慌てて止める必要はありません。

大事なのは、バランスです^^

「療育に行っているから大丈夫」とか「名門の幼児教室に通わせているから大丈夫」な〜んて思っている方がいたら、ちょっと要注意ですが…

大好きなお母さんと思いっきり遊ぶ。

これが子どもの成長には一番大事なんです!

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「とはいえ子どもとどうやって遊べばいいの…?」と遊び方がわからない場合は、ななほし広場でたくさん遊びをご紹介していますので、参考にしてください!

下記から、『遊び・運動・トレーニング・お出かけ』のカテゴリーを訪れてみてくださいね^^

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執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

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