一人っ子のわが子、幼稚園に入れたのに友達と遊ばないのはナゼ!?友達と遊ぶようになる3ステップを知って、ゆっくり人間関係をひろげよう!

一人っ子のわが子がお友達と遊ばない様子を見ると心配になりますよね。小さいうちから集団にいれて積極的に友達作りをしましょう!と言われる世の中で必死になっているママへ。私の失敗談から、子どもが人間関係を広げていける大事なステップをご紹介します。

集団に入れてもお友達と遊ばないのは一人っ子だから?

お子さんが一人っ子、というママの心配ごとのひとつに、「お友達関係」があると思います。

わがままやマイペースと言われがちな一人っ子。家族以外の人と上手くやれるのだろうか、と心配してしまいますよね。

私も一人っ子を持つ母として不安になっていたひとりでした。

一般的に2~3歳くらいになると、他の子への関心が広がる時期と言われています。

ですが、うちの息子の場合、児童館や習い事の体験で同年代の子が集まる場所に連れて行っても、周囲の子どもたちと関わることにあまり興味がなくむしろ嫌がる子でした。

育児本には、“一人っ子はもめたりケンカしたり協力したりする経験が少なく、揉まれる経験が少ないから、積極的に集団に入れなさい”と書かれていたり、世の中的にもそんな雰囲気。

息子も幼稚園という集団に入れたら人に慣れてきて、自然と友達と遊んだり人間関係を広げていけるのかな…と思っていました。

やってしまった!私の失敗談・・・

そんな私の期待とは裏腹に、入園して時間が経ってからもお友達と遊ぶことに楽しさを感じていない息子。

これはまずい!このままだとずっとお友達ができない

そう焦った私は、息子が嫌がっても無理やり幼稚園に行かせ、降園後には「帰りたい」と言っていた息子を無理やりお友達の家やみんなが集まる公園に連れ出しました。

しかし息子は浮かない表情でひとり遊びか私と二人の世界。

何のために来ているの?その怒りの矛先はいつも息子に向かい、「○○くんのためにやってるのに、何でお友達と遊ばないの?」家に帰ってから責めていました。

お友達を作ってあげなきゃ!と必死になり過ぎた結果、息子との関係が悪くなってしまったのでした。

集団に入れているのに、積極的にお友達作りのキッカケを与えてあげているのに、どうして同年代の子と遊びたがらなかったのでしょう?

やっぱり、一人っ子だから?

いいえ、違います!

それは発達の特性にヒントがありました。次章で詳しく説明しますね。

社会性の発達が未熟なタイプの子は、お友達と遊ばないことも

幼稚園に入園する3歳を過ぎてくると、家族以外の人と関わる中で社会性が身に付いていくとされています。

しかしその年齢の子どもの中には、まだ同年代の子と関わる準備ができていない子コミュニケーションを図りにくい子もいます。

その傾向が強いタイプのお子さんは、以下のような特性を持っていることがあります。

◆社会性やコミュニケーション力の発達がゆっくり

・他人への興味が薄い
・他人と関わることが苦手/嫌い
・会話の際、相手を意識できなく一方通行になりがち

お友達とのやりとりに面白さを感じない

◆こだわりが強い

・自分なりのルールがある
・興味のあるものに固執する
・相手の反応が自分の予想と違うことが不快

自分のペースを優先したいのでお友達と遊ぶことが難しい

このように、社会性やコミュニケーションの発達が未熟こだわりが強い面があると、幼稚園という集団の中に入れ自然に任せても、友達と仲良くなり一緒に遊べるようになることが難しいことが多いのです。

わが家の一人っ子息子も、こだわりが強く自分のペースを大事にしたいタイプなので、集団に入れても一人で遊ぶか、自分の意図を汲んでくれる母と遊ぶか、になっていたのだと思います。

このように、幼稚園のような集団生活の場にいても友達と遊ばないのは、一人っ子だからではなく、その子ども自身の発達特性によるものが大きいのです。

とはいえ、大人になってもずっとこの調子だと人間関係も広がらず、人付き合いができないままになってしまうと困ることも多そうですよね。

次章では、そんなタイプのお子さんが人間関係を広げていけるヒントをお伝えします!

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人間関係を広げるステップはお母さんのサポートから

ファーストステップとしてわが家で意識したことは「人と関わるって楽しい!」という気持ちを育て成功体験を積むことです。

具体的には、
1.子どもの好きなことに興味を持ち、会話をすること
2.子どもが大好きな場所へ連れて行き、話を聞く体験をすること
1,2の経験を積み、他人と関わる気持ちが芽生えたところで、ステップアップして行ったことは、
3.お母さんがお友達の輪に入り一緒に楽しく遊ぶこと

子どもの好きなことに興味を持ち、会話をすること

お母さんが自分の好きなことに興味を持ち一緒に楽しんでいる姿を体感すると、他人と物事を共有する楽しさが芽生えるキッカケになりますよね。

息子が恐竜に興味があったときは「いつの時代にいたの?」「何を食べるの?」「どの恐竜が好き?」など、図鑑を読み終えたタイミングで聞いていました。

教えてくれたら必ず、「お話ししてくれてありがとう、分かりやすく説明してくれたから良くわかったよ~、〇〇恐竜ってかっこいいね!」と最後にはあなたの話が伝わってるよ、楽しいね!アピールをしていました。

「伝わった」「伝えられた」「うれしい」「楽しい」といった人との関わりにポジティブな印象を与え、成功体験をさせてあげることが大事です。

子どもが大好きな場所へ連れて行き、話を聞く体験をすること

コミュニケーションは、話すこともそうですが、相手を意識して話を聞くことも大事です。

相手を意識することが苦手な子は一方的に話をしてしまいますが、興味のあるものの話なら、じっくり聞くことってありませんか?

そんなときはチャンス!「お話し終わるまで静かに聞けたね!」とできたことを言葉で説明してあげることで、「聞けた」成功体験をすることができます。

わが家では恐竜博物館に出かけ、学芸員さんが教えてくれる恐竜の話を聞いていました。お話を聞けたときは、「先生が説明してたこと、良く聞いてたね~」と出来たことをこまめにフィードバックしていました。

もし博物館などでおしゃべりが止まらなくなることでお困りなら、こちらの記事がとても参考になりますよ▼『静かにすべき場所でおしゃべりが止まらない自閉症スペクトラムの子どもには、理論的な〇〇が効果的!

お母さんがお友達の輪に入り一緒に楽しく遊ぶこと

自分のペースやこだわりがある子は、お友達と遊ぶことはなかなかハードルが高いです。

ですので、一緒に仲良く遊びなさい!と突き放すのではなく、お母さんもお友達にまじって一緒に遊ぶことで、間を取り持ったり、子どもにお手本を見せてあげることができます。

我が家では、息子が友達と遊びたい気持ちが芽生えた頃、息子の幼稚園の子たちにまじって一緒にごっこ遊びや鬼ごっこなどをしていました。

多少のいざこざが起こることは承知で臨み(笑)、帰るときには「楽しかったね!」と成功体験として記憶にインプット!します。

こだわりマイペースタイプが同年代の子と対人関係を結べるにはまだまだ経験が必要ですので、すぐに上手くいかないかもしれませんが、続けていくことで段々と変化がありますよ。

わが子はこの成功体験を地道に積んでいくことで、少しずつですが「お友達と遊びたい!」と、自分から人間関係を広げていけるようになりました。

母親の私自身の変化としては、息子の特性を理解することで、無理に友達を作ってあげなくてもいい!と焦ることがなくなりました。幼児期の今は、親子のコミュニケーションを大切に、「人と関わりたい気持ち」をゆっくり育てていけばいいかな~と思っています(^^)

まずはお母さんが子どもの一番の友だちになって、子どもの世界を広げるお手伝いをしてあげましょう!

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執筆者:ひきのなつき

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