トイレトレーニングがうまくいかない…と焦るママへ贈るトイトレ必勝法!〜1日1個「できた」を増やす

トイレトレーニングがうまくいかない…3歳、もうすぐ入園なのに!と焦っているママはいらっしゃいませんか?私も長期間悩みましたが、できることに注目して一つ一つ定着させる意識を持つと、1週間ほどでトイトレが完了しました。我が家のトイトレ必勝法をお伝えします!
 

トイレトレーニングがうまくいかない…と悩んでいませんか

いよいよ入園を迎える3歳児!幼稚園に入園されるお子さんにとっては、初めての集団生活。

大きな節目を迎える今、子どもの成長を実感して嬉しい気持ちになりますね。

ピンチ!3歳、もうすぐ入園なのに…トイトレがうまくいかない!

私にも、この4月に年少さんになる3歳の息子がいます。お姉ちゃんがいるため、その姿を見て「年少さん」になることにとても憧れています。

4月からの生活をとても楽しみにしている頼もしい彼ですが、母としてずっと気がかりだったことがありました。

それは…なかなかトイトレがうまくいかない!ということ。

早生まれだから仕方ない、他の子よりは時間がかかっても当然よね…まあ、3歳になったら自然とできるようになるかな…と自分に言い聞かせていましたが、

いざ3歳になったところで突然おむつが取れるなんてことはなく、だんだんと近づいてくる入園に焦っていました。

焦りが募り、プレッシャーをかけてしまっていた私

しかも息子の場合、お漏らしや夜のおねしょは減ってきたけれど、大だけはどうしても部屋の隅に隠れておむつに履き替えて、おむつにするという状態。

あと一歩!と思えば思うほど、

「トイレに行ってしようよ」
「〇〇くんさ、もうできると思うから座ってごらん?」
「ねえ、どうしてできないの?」
「トイレの方が気持ちいいのに」
「(おむつを処理しながら)…はあ…」

息子にプレッシャーをかける言葉や態度を見せてしまっていました。

当然、この状態で息子がやる気になるはずはなく、トイレに誘えば誘うほど「いや!!!!」「ママ、こないで!」と拒否するようになり、

このままでは入園に間に合わない…とますます焦りが募っていきました。

なかなかトイトレがうまくいかない…と長期間悩んできた私でしたが、

あるとき、意識を変えたことで、急激にトイレトレーニングが進み始め、今では完全にパンツで生活できるようになりました。

今回は、私が息子に行ったトイレトレーニング必勝法をお伝えしますね!

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トイレでできない理由は?

人が何かを「できるようになる」仕組み

子どもが何かをできるようになるということは、「脳の回路(ネットワーク)」が伸びたということです。

脳のネットワークを成長させるために必要なことは、行動すること。

何度も何度も繰り返しその行動をすることで、脳のネットワークができ、その行動が定着して当たり前にできるようになるのです。

子どもがつまずいている部分を探るために、「分解」してみましょう

では、「トイレに行く」という行動ができるためには、具体的にどのようなネットワークを作っていく必要があるのでしょうか?

一見、一つの行動のように思える「トイレに行く」ですが、脳の処理レベルで分解すると実はこんなにも細かく分解できます。

・出たいな、と感じる
・ここでは出しちゃダメだと思う
・我慢する
・間に合うように遊びを中断する
・トイレに向かう
・ズボンやパンツを脱ぐ
・トイレに座る
・トイレでする
・紙を切る
・拭く
・パンツやズボンを持つ、右足を通す、左足を通す
・立ち上がる

・手を洗う
・・・

「トイレに行く」と一口に言っても、これだけの行動が隠されています。

子どもはこの一つ一つのネットワークがまだできていなかったり、できている途中だったりするわけです。

人の発達は一足とびには進みませんから、「我が子ができていることはこれで、この部分がまだできないことなんだな」と理解することが第一歩となります。

子どもの行動を分類すると、どう対応すれば良いかわかる!こちらの記事でお伝えしています▼▼

トイレトレーニング必勝法は、ママの褒め言葉

褒めてどんどん行動させて、脳のネットワークを伸ばす!

「トイレに行く」を細かく分解し、我が子のつまずきがわかったところで、つまずいている部分の脳のネットワークはどうやって伸ばしていくのでしょうか?

それは、ズバリ、ママからの褒め言葉

褒められると自信がつき、「もっとやってみよう!」と行動が促され、脳のネットワークがどんどん伸びていくのです。

つい、できないことに目がついて、「どうして間に合わないの?出そうになったときに言わないとダメでしょう!」と指摘したり教え込んだりしてできるようにしようとしてしまいがちですが、

それよりも早く、子どもが何かをできるようになる方法は、できたとき・終わったときに「〇〇できたね♡」と褒めることです。

では、実際にトイレの場面で、私がどのようにしたかと言うと、

例えば、途中で間に合わなくて漏れてしまったシチュエーションでは、
間に合わなかったことには注目せずに「出そう!って言えたね」「トイレに行こうとしてたね」「トイレの前まで行けたね」とできたことに注目して、声をかけました。

1日1個!できないワケを分解して「できた」を増やす

そして、どうしても隅に隠れて大をしてしまう原因を探ると、

・立ってすることに慣れてしまい、座ると出ない
・隅ですることが定着して、トイレでしたくない
・見られたくない
・体が小さくトイレに座ると不安定で怖い

という理由があるように思ったので、分解した小さな行動の脳のネットワークを1日1個作っていこう!と決めました。

1日目の目標:「出る」と自覚して知らせてくれるネットワークを作る!
→「出る前に教えてくれたんだね!すごい!」「出たら気持ちがいいね」

2日目の目標:トイレにきて、おむつでできたらOK!
→「トイレの中に入れたね。」「一生懸命う〜んってできたね!」

3日目の目標:「出る」と知らせてズボンやパンツを脱ぐネットワークを作る!
→「ズボン・パンツ脱げたね!」

4日目の目標:トイレに座れたらOK!
→「トイレに座れたね!」「台に足を置けるようになったね」

5日目の目標:トイレで出たという成功体験を作る!
息子の場合、あと一歩がなかなか踏み出せなかったため、「トイレでできたら大好きなトーマスのトイレットペーパーを使おうね!」と、大好きなものをご褒美にする作戦で成功しました。
→「座ってできたね!」「おしりが汚れなくてとっても気持ちいいね!」「お兄さんになったね!かっこいいね!」「特別なトイレットペーパー、使えて嬉しいね!」

一度成功してしまえば、「あ、思ったより簡単にできた」と感じたようで、その後は自分から「トイレ行く!」と駆け込むようになりました。

この方法で、1週間ほどでオムツが取れました

トイレトレーニング必勝法は、
・行動を細かく分解する
・定着させたい行動ができたら、小さくても褒める
・焦らず、1日1つくらいのペースで脳のネットワークを作る意識を持つ
です。

私が「ねえ、トイレでできたほうがかっこいいよ?」「もう3歳になったんだからできるよ!行ってみよう!」などとプレッシャーをかけていた頃には全くうまくいかなかったトイトレが、

これらを意識するだけで1週間弱で急激に進み、今では完全パンツで過ごせるようになりました。
(もちろん、失敗することもまだありますが、まだまだ脳のネットワークを作っている最中なので、できたりできなかったりも当たり前と捉えています)

入園前となると焦ってしまい、できていないことを指摘したり、一気にできるようにしようとしてしまいがちですが、実は、小さなできることを一つずつ増やしていくほうがスムーズに進むものです^^

ちょっとした行動を一つずつ「できたね♡」と褒めて、トイトレうまくいかない…の焦りをなくしていってくださいね!

執筆者:永崎りん
 
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