小学校入学前の勉強はやらないとダメ?日常会話で学習の土台は作れます!

小学校入学前にはやっぱり少し勉強もする習慣をつけた方がいいのかな?と考えることはありませんか?お友達のお稽古事が始まり気になってしまうママ。習いに行かなくても学習の土台は作れますよ!日常生活でできちゃう我が家が取り組む方法をご紹介します!

幼稚園年中くらいからママが意識し始める習いごと

幼稚園の年中くらいになると、お母さんも子どもも幼稚園生活に少し慣れてきて、何か習い事でもやろうかな?他のお友達はどうしてるのかな?など、気になる方も多いのではないでしょうか?

私の周りにも、年中になってから水泳や英語教室など、新しく習い事を始めているお友達もいます。

我が家と言うと年少からやっている幼稚園の体操教室に週1回通っていますが、それ以外は何もやっていません。

というのも、息子は慣れないことに人一倍ストレスを感じてしまうところがあり、ストレスからどもりが出てしまうところがあります。

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そんなこともあり、私もどこかに通わせることや、慣れない先生に預けて見てもらうような習い事は、慎重に選ぶところがあります。

そんな中、幼稚園からランドセル情報が届き、息子もあと2年で小学生になるんだな~と意識させられることが多くなりました。

幼稚園や保育園とはガラッと変わる小学校生活に、正直私も今からちょっとドキドキ!

どのような準備をしてあげたら、息子が楽しく小学校に通えるかな~と考えることが増えてきました。

そこでイメージしたのは、きっと環境になれることで精一杯の息子に、せめて学習面でのストレスは少し軽減してあげたいなということ。

学んだスキルを使って、学習の土台となるコミュニケーションを意識することにしてみました。

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幼児期の子どもの脳の発達

よく、三つ子の魂100までや、脳は3歳で決まる!など世間では言われていますよね。

確かに生まれたときにはできていなかった脳のネットワークが、ぐんぐん育って張りめぐらされて行くのは3歳頃が活発です。

ですが、脳はそれぞれ発達の旬を迎える場所も違いますし、使えば成長もし続けます。

育っていないネットワークをしっかり使ってあげるとネットワークが太くなり、できなかったことができるようになりますから、就学前のお子さんをお持ちの方は、まだまだお子さんの脳を伸ばせるチャンスがいっぱい広がっています!

4,5歳から発達し始める勉強につながる脳の働き

4,5歳になってくると、お母さんとの会話のキャッチボールもできるようになってくる時期ですよね。

実は、話をするのが得意な子どもは、読み書きの学習が速いといわれています。

これはお母さんとコミュニケーションがしっかり取れていることで、脳の思考、理解、感情、聴覚など、あらゆるところを使って脳のネットワークが太くなることで、机に座ってやる読み書きの学習の土台ができているからなんです。

テキストを読んで、考え、理解し、書きたいという感情が生まれ、行動に移すことができるようになります。

うちの子、少しずつ字がかけるようになってきてます!という方もいらっしゃると思います。

書くという手の指をコントロールする繊細な運動は、脳にとってはとても高度な運動機能ですから、お子さんの成長を感じられて嬉しいですね。

まだ上手にかけていなくても大丈夫!

4歳以降から少しずつ書けるようになってきますので、大きさに統一がなかったり、鏡文字になっていても、注意しないで見守りましょう。

また、男の子より、女の子のほうが手指の調節機能は速く発達するので、男の子ママは焦らず見守りましょうね。

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コミュニケーションの土台がしっかりあると結果が違います!

コミュニケーションが学習の土台に大切だというお話をしましたが、今、お子さんとのコミュニケーションはいかがでしょうか?

叱ってしまう、イライラしてしまう、子どもがいつも言うことを聞かないなどありますか?

お母さんの話しがなかなか通らないと感じられたら、そのコミュニケーションはお子さんの脳に届いていない可能性があります。

しっかり理解し、納得すると、子どもも素直に「分かった」となります。

何かコミュニケーションで取り組みをしようと思っても、お母さんの話しが脳に届いていないと結果も出にくくなります。

このタイミングでコミュニケーションを見直しておくといいですね!

日常から学ぶ学習の土台

基本のコミュニケーション

ポイントは2つです。

1,お子さんのできないことはスルーし、できたことを見て褒める。
2,お子さんと話をするときは、笑顔で優しくゆっくりと伝える。

です。

1,はお子さんのできないことについつい目が行ってしまい注意をしたくなってしまいますが、お母さんの話すことに素直な反応が返ってくるまでは、徹底してできたことを褒める!をやってみてください。

お子さんはとっても自信がつき、お母さんと話をすることが楽しいと感じるようになります。

2,は話す言葉の速さは、大人が思っているよりもゆっくりでないと子どもは聞き取れません。
また言われた言葉を処理するのにも時間がかかります。伝えてから30秒くらいは反応があるまでゆっくり待ちましょう。

そして、子どもは特に、言葉の内容よりも、お母さんの表情を先に読み取ります。
真顔で褒めても、褒められていると感じないのです。

ですから、普段から笑顔でお子さんに接しましょう。

幼児期の子どもの脳は、嫌だと感じることは反応しませんが、嬉しい楽しいと感じる言葉には反応するという結果がでていますので、是非心掛けてやってみてください。

算数の土台

学習には算数や国語、理科、社会など様々ありますが、今回は算数の土台に注目したいと思います。

なぜかと言いますと、算数は机上の計算だけではなく日常生活に大きく関わっていて、人とのコミュニケーションにも関わってくるからです。

例えば、人数分の紙を持って来たり、物を入れる箱の大きさを見繕ったり、数が足りているかどうかなど、いわゆる見積もりを決めるのに必要なのも算数を理解している脳が使われます。

このコミュニケーションに関わる算数の土台があると、ミスコミュニケーションになりにくいのと、いわゆる勉強で学ぶ算数も暗記ではなく問題の意味をイメージして取り組むことができます。

では私が実際に取り組んでいる、とっても簡単な方法をお伝えします。

それは日常生活で、数を意識したコミュニケーションをとるだけなんです。

例えば、
・「飴を5つ選んでいいよ。」
  ↓
 耳から聞く5と自分が取る5を一致させる。

・指でピースをして2と見せて、「この分もってきてくれる?」
  
 視覚の2と実際持ってくる2を一致させる。

・「みんなの分、持ってきてくれる?」
  ↓
 数を言わず、自分で数えて実際持ってくる数と一致させる。

・「ボーリングのピン、何本倒れたかな?」
  ↓
 倒れた数と残りの数を意識して引き算や足し算の土台づくり。

といった感じです。

幼児期の子どもは、聞いたり見たりする数字と、実際持ってくる数字を脳で一致させることはまだまだ練習段階なんです。

ですから、日常でこのようなコミュニケーションを意識すると、自然と数に慣れていき、お子さんは意識せずに足し算や引き算ができる土台が徐々に作られていきます。

しかも自然な会話なので、子どもは話しをしているだけで算数の土台が作れて、何の負担にもなりません。

むしろお手伝いもしてくれて、お母さんもお子さんの褒め褒めポイントがたくさんできます!

現在4歳の我が家の息子も、このコミュニケーションをとるようになってから、自分からコップを持ってくる!といって、数を数えたり、お菓子作りをしていてもはかりの数字を見て準備をしたりと、数字に関わる行動が増えたり、数字を書くことも好きになりました。

のびのび過ごした幼稚園や保育園とは少し違う小学校生活。

環境に慣れるだけで精一杯のお子さんには、今からお母さんとの楽しいやりとりで学習面の土台を整えてあげて、少しでも楽しい小学校生活が送れたらいいですね^^

今日もお子さんとの楽しい時間がすごせますように。

執筆者:宮代さちこ

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