我が子が急にどもるようになると、発達障害?言葉の遅れ?などと考えがちですが、原因は分からないことも多いです。2歳のお子さんの吃音(どもり)に悩みご相談にいらしたあるご夫婦は、あることに取り組まれて1〜2ヶ月で、お子さんのどもりが随分減ったそうですよ! |
2歳のお子さんの吃音(どもり)でご相談にいらしたご夫婦
以前私のもとに相談に来られた、あるご夫婦の話です。
そのご夫婦のお子さんはまだ2歳。悩みは急に始まった「どもり」でした。
原因を推測するのが難しい吃音。私がご提示した発達プランは…
「どもる」ことは専門的には「吃音(きつおん)」と言い、ある一定数のお子さんに見られる言語発達の様子ではありますが、その原因と解決策はいまだに解明されていないのです。
言葉の遅れともまた違った悩みです。
発達的・遺伝的な要因があるとされる状態と、心因性のものに大きくは分けることはできますが、その見分けは難しく、はっきりとした原因を推測することは専門家でも難しいと言われています。
原因がわからないのに、原因探しをしても時間の無駄です。
ですからまず個別相談では、どもるようになった時期やきっかけ、その他の発達的な状態をヒアリングしました。
そして、私が出した方針は、しっかりとお父さん・お母さんの声かけで自信を身につけながら脳自体を発達させてしまいましょうというプランでした。
幼児の脳は柔軟だから。脳自体の発達で「どもり」を解消できる可能性がある!
このご夫婦のお子さんだけではなく、小学校入学前に突然どもりが始まったり、言葉の遅れとはまた違った、話下手な特性が、どもりに進行していくケースをカウンセラー時代はよく目にしました。
そういったお母さんのご相談にも何件も乗ってきましたが、当時の私には言語指導の知識がなく、保健センターなどにたまに巡回に来る、言語聴覚士さんを紹介することしかできませんでした。
(今も言語の専門的な治療を受けたい方には、言語聴覚士という専門家を尋ねるようお勧めします)
けれど、脳科学の研究を重ねてきたいま、一つ言えることがあります。それは、幼児の脳は非常に柔軟な発達をするということです。
3歳〜8歳の脳は、発達障害の有無にかかわらず、脳内の一部が発達すると他の場所も影響しあって、全体的な発達が進むこともよくあります。
私がご提案したのは、まだ幼いお子さんの可能性にかけ、親子のコミュニケーションで、しっかりと脳自体を育てながら自信を育んでいくこと。
脳自体が発達すれば、遺伝的要因によるどもりだとしても、心理的要因によるどもりだとしても、改善が見られるはずという考えのもと、プランの提示をしました。
親子の良質なコミュニケーションで、どもりがなくなった!お喜びの声
このご夫婦は、私が伝えた、脳自体を発達させるコミュニケーションに力を合わせて取り組んでこられました。
2回目の講座の際に、「お子さんのどもり、どうなりましたか?」とお聞きすると…
ご夫婦同時に、「それが!ものすごくよくなりました!!」とのこと。
思わず顔を見合わせて笑うお二人が本当に素敵で、こちらまでつられて笑ってしまいました。
奥様がこんなことをおっしゃっていました。
「実は、正直、半信半疑だったんです(笑)こんなんで本当に良くなるんだろうかって」
そんな中、本当にお二人ともよく実践され、結果として、見事にお子さんの「どもり」を解消していかれました。
今後のお二人と、お子さんの発達の加速ぶりが楽しみでなりません。
今なら胸をはって言えます!
お子さんのどもりで悩んでいるお母さん、脳を伸ばすコミュニケーションを学んでみませんか?
どもりを解消できるかもしれません!
話し方が他の子と違うということは、年長さん以降の年頃のお子さんには、結構つらいものがあります。
なるべく話さなくてもいいように、話す機会自体を避け、どんどん消極的になっていくお子さんもたくさん見てきました。
もし、あなたのお子さんにそういった様子があって、相談に行っても具体的な解決策が見つからないのであれば、ぜひ試してください!
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
(お母さんの小学校★ななほし代表)
▼子どもの困りごとを解決するための、脳の発達が加速するコミュニケーション術をお伝えしています!