就学時健診の内容とは?〜初めてが苦手で母子分離が不安な子の就学前健診対策3ステップ

就学時健診って何するの?うちの子うまくできるかな…と不安なママへ。初めてが苦手で母子分離できない我が子の就学時健診の様子と、準備・当日・終了後の3ステップ対策をまとめました。就学時健診の内容や敏感タイプの子どもへの対応を知りたい方にオススメです。

就学時健診を控えている年長さんママへ

年長さんのママ、就学時健診の通知は届きましたか?小学生になる準備が、いよいよ本格的に始まりましたね。

成長した我が子に嬉しさ半分、「どんなことが行われるのだろうか?」とドキドキした気持ち半分…かもしれませんね。

初めてが苦手な子とその親にとっては憂鬱…な就学時健診

中でも、3歳児健診や幼稚園入園でお子さんが「周りと違う」ということを目の当たりにしてきた発達でこぼこのお子さんを育てるママ、就学時健診が憂鬱…ではありませんか?

我が家にも、不安が強く初めてのことが苦手で、環境の変化に弱い発達障害グレーゾーンの年長の娘がいます。敏感な気質を持ったHSCでもあると感じています。

緊張が高まると、体の動きが止められなくなってじっとしていられなくなったり、不安でたまらなくて母子分離ができなくなったりするため、

今まで、「健診」と名のつくものや、幼稚園入園や進級、習い事の開始など、環境の変化が伴うことではいつも「他の子は難なく一人でできていて馴染んでいるのに、どうしてうちの子だけ…」という気持ちを味わってきました。

決して、与えられた課題ができないわけではありません。むしろ家や慣れた環境では難なくなんでもできるのに、

「初めての場所」「初めての人」「知らないこと」への不安が強く力を発揮できず、環境の変化に慣れるのにとても時間がかかってしまう子です。

そんな娘の就学時健診、「初めての場所」「初めての先生やお友達」「初めての経験」。

就学時健診は、初めてづくしで緊張し不安が高まって周りと違う行動をしてしまうことは目に見えていたので、

「小学校イヤだ」とにかく、そう思わせないようにしようと心に決めて、健診に向かいました。

私自身も、娘が第一子のため初めての就学時健診でドキドキしましたが、娘の不安を少しでも軽減させながら、成功体験として終えることができるように対策を考えましたので、この記事でご紹介しますね。

敏感なタイプな子どもの対応法はこちらでまとめています▼
HSCタイプ(敏感すぎる傾向)

就学時健診とは

就学時健診とは、学校保健安全法を根拠に次年度の4月の入学予定の子どもの心身の健康を確認するためもので、正式には「就学時健康診断」と言います。「就学前健診」と呼ぶこともあるようです。

10月に入ったら、対象のお子さんに向けて住んでいる自治体から「通知書」が送られてきます。その中に詳しい日程や持ち物等の説明もあります。

子どもが健診を受けているあいだ保護者説明会を行う完全母子分離のところもあれば、親子で健診を回り一部のみ母子分離で行う場合も。地域や学校によって実施の仕方は様々です。

(受付時間の分散や上級生による誘導をなくすなど、感染症対策もされているようです)

給食の除去対応を依頼するためのアレルギー面談や発達についての相談もできるので、小学校側に我が子のことを知ってもらう機会となります。

基本的には、通う予定の小学校の健診に行くことになりますが、私立学校や引っ越し予定の子も健診に来ますし、体調不良等で指定の日時に行けなかった場合は別の学校に健診へ行くことも可能です。

(実際、我が家は学校が選択できる地域に住んでいたため、教育委員会の方に相談した際、「あえて見学してみたい学校に健診へ行ってみて、様子を見てから決めても良いですよ」と言われました)

このような制度や仕組みのもとに行われています。

就学時健診は、子どもの現在の健康状態を知るとともに、就学先の最終決定の判断材料にしたり、就学後の生活にいかしたりするためのものですから、「うまくできないといけない」と必要以上にプレッシャーを感じなくて大丈夫です。

小学校の選択ができる地域にお住いの方は、こちらの記事も読んでみてください▼

娘が受けた就学時健診の内容と、敏感タイプな子のためのチェックポイント

我が家が住んでいる地域の健診は、親子で健診会場をまわる形式で、いくつかの項目が母子分離で行いました

健診の内容チェックポイントをまとめますね。

①受付・待機
コロナ対策のため、受付時間が10分単位で指定されていました。受付後、母子同室で待機しました。

受付番号順で10人ずつのグループで呼ばれて、親子で一緒に健診会場まで移動しました。

②視力検査(母子分離)
道具で目を隠して、空いているところを指差すか左右上下を答えるため、事前におうちで練習しておくと安心です。

③眼科健診

④耳鼻科健診

⑤歯科健診

⑥内科健診
聴診器で胸の音を聞くだけでなく、脊柱の形態を見るために上半身を出して背中を曲げる健診があります。
娘は外で裸になることにものすごく抵抗感があるため、服を脱ぐのを嫌がり大変でしたが、帰宅後に服を脱がなければならなかった理由を説明すると納得していました。
「捲り上げるだけでなく、上の服を脱いで背中を曲げるよ」と事前に説明しておくと安心です。

⑦面接・聴力(母子分離)
ここで保護者のみ控え室に戻り、子どもたちは5人ずつのグループで教室内に入り、先生とお話をしたり、知能検査としておはじきを使った問題に挑戦したりします。

⑧検査結果を受け取る

⑨教育相談・栄養相談(希望者のみ)
娘は食物アレルギーを持っているため、栄養相談を希望して給食に関する相談をしました。
また、教育相談では発達で気になることや就学後に心配なことなど、なんでも話を聞いてくださいます。「こんな小さなこと相談して迷惑かな」と思わずに、この機会をしっかり利用しましょう。
我が家は、母子分離ができず面接を受けられなかったため、「ママと一緒のほうが安心して受けられるよね」と配慮してくださり、教育相談の会場で個別に面接を実施してくださいました。

自治体や各学校により実施の仕方は様々ですのであくまで一例に過ぎませんが、就学時健診のイメージをするのに参考になれば幸いです。

成功体験で終えるために!就学時健診対策3ステップ

それでは、我が家が行った初めてのことが苦手な娘のための就学時健診対策について、「事前準備」「当日の心構え」「終了後」の3ステップに分けてご紹介します。

①事前準備:不安を軽減させる工夫・終わったあとの楽しみを用意

初めてのことに対する不安を軽減する工夫として、

・検査の見通し(いつ、どういう順番で、誰と、何をするのかなど)を伝える
・やったことのないことは練習をする
・不安を感じそうな部分は安心できる方法を一緒に考えておく(「お友達の〇〇ちゃんがいるよ」「ママは廊下で待ってるよ」「一人のあいだ心配だったらこのおまじないをしてみてね」など)

を主に行いました。

事前に伝え過ぎても緊張を高めてしまう場合もあるので、伝える内容やタイミングは子どもによって検討が必要ではありますが、

初めてのことが苦手なタイプの子どもにとっては、当日の「初めて」を少しでも減らしておけると良いと思います。

また、終わったあとの楽しいことを用意しておくのも大切な事前準備です。

・終わったら、頑張ったねのご褒美を買って帰ろうね!
・今日は、終わったあと特別に〇〇しようね!

など、ワクワクするようなことを考えてみてください。

我が家の場合は、パパにお土産をお願いして、娘の大好きなデザートを買ってきてもらいました。

さらに、親も長時間の健診でとっても疲れますので、帰宅後ゆっくりできるような準備も考えておいてくださいね。

②健診当日:予定通りできなくても大丈夫!我が子の安心を優先させる対応を

どれだけ準備していても、初めてのことは緊張して当たり前

一番大切なのは、子どもが安心した気持ちでその場にいられることですから、周りの目ではなく、お子さんを安心させる対応を優先してください。

そのためにはまず、当日の様子がどんなに親の望んだ姿ではなかったり、周りとは違ってちゃんとできていない姿に見えたとしても、「否定」は一切なくすことをおすすめします。

不安で張り詰めた気持ちの中、頑張っている子どもへの「〇〇ない」の言葉は、余計に子どもを追い込んでしまいます。

娘の場合、緊張や不安があると「この学校はバカ」のような暴言を吐くのですが、「そういうことは言わないよ。」などという「〇〇ない」という声かけは封印してスルーしつつ、

代わりに「初めての学校で緊張するよね。」と本当の気持ちを代弁して落ち着かせるようにしました。

また、泣いてしまっても大丈夫、母子分離できなくても大丈夫です。周りの目も気になるものですが、子どもが「ママと一緒がいい」と言えば、そばにいてあげればいいのです。

実際、我が家は事前準備も虚しく(涙)、母子分離の項目で全て「離れたくない」としがみついてきたのですが、先生方は「では一緒にどうぞ^^」「別室で、一対一でやりましょうね」などと対応してくださいました。

無理やり娘だけ連れていかれるのかな…と正直ドキドキしていたのですが、拍子抜けするくらいすぐに個別で対応してくださったので、先生方は、母子分離できない子やそのほかにも様々な特性を抱えた子どもたちに出会ってきていて、慣れていらっしゃるのだなと感じました。

「他の子と違う」を目の当たりにすると親としては辛い気持ちにもなりますが、大切なのは、目の前の子どもが少しでも安心した気持ちで過ごせるかと、入学後の困りごとを少しでも減らすことです。

そういう意味では、子どものありのままの姿を見せられたことは、「この子には少し目をかけたほうがいいな」と入学前から支援策を考えてもらえる良い機会だったと捉えると良いと思います。

③終了後:できたことだけ注目して、親子ともに労って

終わったあとも、「〇〇ができていなかったね」「もっとこうすればよかったのに」などというダメ出しや反省会はいりません。

「できたこと」だけ注目して、しっかり伝えてあげてください。

・小学校まで頑張って歩いてきたね。
・検査を上手に受けられたね。
・長い時間、最後まで頑張ったね。
・上手に自分のお名前を言えていたね。
・「はい」ってお返事、ママには聞こえたよ!

など、どんな小さなことでも、当たり前のことでも良いんです。
周りと比べるのではなく、その子に注目するとできたことはたくさんあると思います。

また、我が家の娘の場合は「ここが安心できる場所だ」という認識を積み重ねることがとても大切になってくるので、

・小学校には、〇〇ちゃんの好きな遊具があったね。
・先生たち、とっても優しかったね。
・「お話が上手だね」って褒めてくれたね。
・小学校に来ても、心配なときは先生が助けてくれるね。ママも困ったことがあったら助けるからね。

などというプラスの出来事に関する振り返りもしました。

就学時健診自体、そもそもどんな子どもにとっても負担のあることで、参加できているだけでもすごいことです。

「周りと違って」も、「うまくいったように見えなく」ても、行けただけでものすごく頑張ったのですから、事前にご褒美を約束したのなら、必ず約束を叶えて、笑顔で労ってあげてください。

我が家の場合は、希望者のみの発達相談・栄養相談にも行ったため、受付から帰宅まで2時間半ほどかかりました。

子どもだけでなく、親もクタクタでしたから、ぜひママも「自分、頑張った!」としっかり労ってくださいね。

「できた!」が積み重なる就学時健診となりますように。応援しています!

執筆者:永崎りん

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