小学校選びの決め手って?発達でこぼこが気になる子どもの公立小学校の選び方のポイント

子どもが年長さんになると、小学校のことを意識し始めることと思います。小学校選びが必要な地域にお住いで、お子さんの発達が気になる場合、我が子に合った小学校って何を決め手に選んだらいいの?と悩んでしまいますよね。この記事では、公立小学校の選び方のポイントをお伝えします。

小学校選びに直面!決め手がわからない、どうしたらいいの?

私には、年長の娘がいます。ランドセルを選び終え、「もうすぐ小学生だね!」という話もたくさん出始めたこの頃。幼稚園のお友達同士でも、「〇〇ちゃんは何小?」という会話をしているようです。

そこで、改めて我が家の学区を調べてみると…なんと「基本は〇〇小学校の学区だけれども、△△小学校も選べます」と記載されていることに気がつきました。

どちらの小学校も、距離的には同じくらいのため、家庭の事情にあわせて選んで良いということのようです。

このように、自治体によっては公立小学校の学区を選べる場合もあり、この制度を「学校選択制」と言います。

我が家のように、特定の地域のみどちらかの学校を選択できる場合に用いられる場合が多いようですが、自治体によっては、市町村内のすべての学校や特定のブロック内の学校から就学先を選んで良い場合もあるようです。
(参考:文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakko-sentaku/06041014/002.htm

選べるとなると、我が子に合った小学校を選びたい!と思うもの。

だけれども、いざ選ぶとなると、「この学校にはこんないいところがあるけど、ここは我が子には合っていないかも…」と、メリットもデメリットも見えてきて、

結局、何を決め手に選んだらいいの?と悩んでしまいますよね。

実は、私は以前、小学校に教員として勤めていました。
この記事では、現場をみてきた経験と、母として我が子をみてきた経験をもとに、小学校選びのポイントをお伝えしますね^^

また、小学校選びをしない方でも、入学予定の小学校はどんな学校かな?を知り、準備するためのポイントとしてご活用いただければと幸いです。

慎重に小学校選びをしたいワケ

小学校を選べるという場合は稀なのかもしれませんが、選べるとなると「より我が子に合った小学校へ通わせたい!」と思うのが親心ですね。

特に、発達にでこぼこがあって、幼稚園選びも苦労した…などという経験がある場合、親子ともに後悔することない小学校選びをしたいもの。

実際、「ちょっと元気なタイプね」「マイペースね」と、幼稚園や保育園では「個性」として大目に見られていたことも、

「今は静かに過ごす時間です」「時間に間に合うように終わるようにしましょう」などと、小学校では周りにあわせて行動をすることを求められます。

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叱られる体験が増えてしまい自信をなくしながら学校生活を送るのではなく、理解のある先生やお友達に恵まれて、我が子が生き生きと学校に通う姿を見たいものですね。

また、新しい環境に慣れるのに時間がかかる、自分の思いを発信するのが苦手、など子どもによって特性も様々ですが、それらが「才能」「欠点」どちらに転ぶかも、周りの環境や対応次第です。

我が子の発達で気になることがあり小学校生活に不安な点があるなら、困りごとを想定してあらかじめ環境整備をしておきたいですよね。

発達でこぼこの子どもの小学校選び2ステップ

では、発達でこぼこの子どもの小学校選びは、どうやって進めていけば良いのでしょうか?次の2ステップをおすすめします!

ステップ①我が子の特性や、小学校入学後をイメージしてまとめてみよう

どの小学校が合うかどうか?を探るためには、まずは我が子の特性をまとめてみましょう

「特性」というと難しく聞こえるかもしれませんが、

・どんなことが得意?
・どんなことが苦手?

ということを書き出せればOKです^^

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さらに、集団生活での様子を知るために、

・幼稚園・保育園ではどんな様子か

を、通っている園に聞いてみるのも大切ですね。

特性や普段の様子を書き出してみたら、それらを元に、小学校に入学したあと

・どんなこと(場面)でつまずきそうか
・どんな環境だと生き生きと過ごせそうか

と、我が子の小学校生活を想像してみましょう。

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ステップ②ポイントを整理して、我が家の「決め手」を決めよう

どの小学校を選んだとしても、メリットもデメリットも出てきます。

ですから、大切なのは、その中で「我が家や我が子にとって」どのポイントが譲れないかを整理しておくことです。

小学校選びをするときに気にしたいポイントとしては、下記のようなものがあります。

・通学路
(活発なタイプの子どもで飛び出しなどが心配な場合、通学路の安全面に注意)

・学校の立地や建物の雰囲気
(うっそうとした場所に建っていたり、校舎内が暗めだったりする学校は、学校全体の雰囲気が暗い印象があります。「なんだか怖い」と感じやすい子どもにとっては、苦手に感じやすい場所はないか、逆に安心できる場所があるかどうかも大事なポイントです)

・給食
(自校給食かセンターかで、食育への力の入れ方が学校によって様々。食物アレルギー等の配慮が必要な点があれば、その対応についても相談が必要です)

・特別支援学級や通級指導教室の拠点校(その学校にある)かどうか
(特別支援コーディネーターの先生が専門性の高い方である可能性は高いと思います)

・学校の規模(クラス数、学年の人数)
(学校の規模が大きい場合も小さい場合も、メリットデメリットどちらもありますし、特性によって合う合わないもどちらもあります)

・教員や支援員の人数
(学校事情によりますが、職員数が多いほうが先生一人当たりの負担も少なくゆとりがある印象です)

・クラス替えの回数
(1年に一回か、2年に一回か。環境の変化が苦手な子どもにとってはクラス替えが少ない方が良いかもしれませんが、クラスとの相性が悪かった場合2年間一緒は苦しい…というデメリットもあります)

・幼稚園や保育園からの繋がり
(環境変化が苦手な子の場合、仲の良い子や顔見知りの子がいたほうが安心です)

以上のようなポイントが挙げられます(変わる可能性の少ないポイントから順番に書き出しました)。

お母さんの本音としては、一番気にしたいポイントは「担任の先生」や学校の方針を決めている「校長先生」など、実際に子どもと関わる「人」がどんな人か?だと思います。

実際、子どもがうまく小学校生活を送れるかどうかは、担任の先生との相性が全て!というのも正直なところなのですが、こればかりは保護者側がどうしようもないこと。

なぜなら、公立小学校の先生は定期的に異動があるからです。

たとえ今の時点で「この1年生の担任の先生がいい!」と思っていても、入学したときには異動されていたり、違う学年を担任されたりしていることがほとんどですから、先生で選んでも「入学したら事情が変わっていた」となる場合のほうが多いと思います。

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さらに、1クラスあたりの人数も気になるところだと思います。実際、1クラスあたりの人数が少ないほうが、一人一人への配慮をしやすい、というのが現場の本音です。

ですが、クラス数や1クラスあたりの人数は、学校の規模の大小にかかわらず、その年の入学者数によって決まります(1年生は1学級35人以下、2年生以上も順次35人学級となる予定)。

こればかりは、学校側も保護者側もコントロールできることではなく、運ですので(転出入により、学年が上がった際にクラスが増減する場合もあります)、「決め手」に入れる必要はないと個人的には考えます。

配慮が行き届くかどうかでいうと、支援員やサポートスタッフといった担任以外のサポートがクラスにどれくらい入るのかは見学される際などに聞いてみても良いかもしれませんね。

先ほど挙げたポイント全てが、我が子に合った理想通りに叶う…なんてことは、どれだけ親が努力しても難しいことですから、

「このポイントはしっかり押さえておいたほうが楽しく通えそうだな」
「ここはあまり気にしなくても大丈夫そうだな」

などと、①で挙げた特性をもとに、我が子にとって譲れない「決め手」を決めることが大切です。

我が家の「決め手」はこれでした

この2つのステップを元に、我が家では2つの「決め手」で小学校を選びました。

<決め手その1>
ステップ①テンションが上がると周りが見えなくなって、衝動的に行動しがち。毎日の登下校での事故が心配

ステップ②道路横断が少なく、交通量の少ない通学路の小学校にしたい!

<決め手その2>
ステップ①初めての場所や初めての人がものすごく苦手
。状況がわかり、慣れてしまえばその後は問題なく通える。
入学した最初に「知っている顔」がたくさんいるほうが安心して通えるのでは

ステップ②同じ幼稚園のお友達がたくさん進学する小学校に。近所のお兄さん、お姉さんも多く通っている小学校にしたい!

我が家は、通学路の安全性と、幼稚園や近所のお友達が多く通っていることを重視して、その2点をクリアできる小学校に入学予定でいます。

実は、もともとの学区になっている小学校と選択可能なもう一つの小学校では、学校の規模が大きく違っていたため、学校の規模も「決め手」にするかどうかを悩んでいました。

小規模校のほうが、目が届きやすく、でこぼこのある娘には合っているのではないかと考えたからです。

けれど、最終的には、学校の規模についてはどちらでも大丈夫だろうと「決め手」からは外しました。

なぜなら、今現在娘が通っている幼稚園はかなりの大規模園で、大人数には慣れていること、そして大人数だから困り感を持っている様子が今のところはなく、小学校入学後もクリアできる点だと予想できたためです。

さらに、大規模であるからこそ、幼稚園から同じ学校へと進学するお友達が多いことがわかったため、娘にとっては「お友達がいる」という安心感につながり、むしろメリットになるだろうと考えました。

入学後の様子を見て、やはり、この2つの決め手で選んでよかったと感じています。

なぜなら、小学校に上がると基本は子どもだけで登下校をするからです。親が必ず送迎に付き添っていた幼稚園・保育園までとは大きく変わりますから、交通面で通学路が安全であることに加えて、同じ通学路で通う子どもが多いほうが、子どもも親も安心です。

また、予想通り、入学式の前に親から離れることを少ししぶりましたが、同じクラスに幼稚園時代のお友達がいるのを見つけるとスッと離れられて、入学式にも無事に参加できました。その後も「〇〇ちゃんがいるから大丈夫!」と、行きしぶることなく通うことができています。

このように、お子さんの特性によって、どの小学校を選ぶことがベストかは変わってきます。

まずはお子さんの特性をしっかりまとめて、小学校での様子をイメージした上で、お子さんに合った小学校選びをしてくださいね。

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執筆者:永崎りん

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