4歳の子どもの会話が支離滅裂!そんな方におすすめなコミュニケーションがあります!

4歳くらいの子どもの話しを聞いていると、会話が支離滅裂になっていることってありませんか?それはお子さんがイメージしていることをうまく言葉にできないからかもしれません。お子さんの伝える力を伸ばしながら親子で会話がはずむ方法をご紹介します。

「わかんない」からどんどん話がずれていく息子

我が家の4歳の息子は、幼稚園入園当初、園での様子を聞いても「わかんない」「忘れた」「楽しかった」しか言わない状態でした。

私は色々聞きたかったのですが、何回聞いても同じ返事しか返ってきません。

そのため、園の様子は先生やお友達のママから聞いて、そんなことがあったんだ…と知る日々でした。

幼稚園に慣れてきた年少の秋ごろからは、少しずつ「今日はお当番さんだった」「きょう〇〇ちゃんが泣いちゃったんだよ」など話してくれるようになりました。

私は嬉しくて「どんなことしたの?」や「どうして泣いちゃったの?」と聞きますが、やはり息子は「わかんない」や「えーっと、泣いちゃったんだよ」と同じことを言ったりします。

そして、話してくれたと思いきや、

「えっとねー、〇〇ちゃんがやってたんだけど、二階の部屋がビーってなって、それでぼくはいなかったんだよー。それでコープに行って、帰ってきたんだよ」

というような、支離滅裂な話をします。

最初は本当かな?と思って、私も「うんうん」と聞いているのですが、よくよく聞いていくと、幼稚園とは関係のない言葉や場所が出てきて、最終的にはもはや空想のような会話になっていきます。

これは男の子あるあるなのか?…とも思いましたが、誰と遊んでいるのかや、何をしたのかも「わかんない」と言われてしまいますし、最終的には何を言っているのかも分からない状態になってしまうので、

本当にこのままでいいのかな?どうしたらもっと幼稚園での話をちゃんとしてくれるのかな?と考えてしまいました。

言葉にするには脳の伝達系の発達が必要です

言葉を話すことは一見簡単そうに見えて、脳の中では様々なエリアが働いて「言葉にする」ということができています。

特に伝えることに関係するのは伝達系のエリアが関係しています。

このエリアの特徴は、

・自分の考えをアウトプットする
・今日起きた出来事を記憶する

などの働きがあります。

幼児期の脳はまだまだ発達の途中ですので、会話がスムーズにいかないことはよくあることです。

ですが、聞いたことに対して「わからない」と答えたり話が違う方向に進んでしまうのは、イメージしたことを言語化する伝達系のネットワークが、より細く未熟なことが原因として考えられます。

ネットワークが未熟だと、イメージが浮かんでもその通りに言葉にできなかったり、自分の気持ちをうまく言えなかったりします。

けれど、安心してください。

脳のネットワークは使えば使うほど、細いネットワークがどんどん太くなっていき、できなかったことができるようになるんです!

では、どうしたら伝達系のネットワークを活性化し、伝える力を伸ばすことができるようになるのでしょうか?

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伝える力を伸ばすにはインタビュー形式で!

私のように、幼稚園の出来事を聞きたい!という方には、ぜひお子さんにインタビューをしてみてください。

例えば、オリンピックや大会などがあったとき、テレビで選手に対しインタビューをしますよね。
インタビューは具体的な質問をして、相手の今の気持ちや今後の想いを引き出します。

会話の組み立てを学ぶにはとてもおススメなんです。

そして子どもはインタビューが好きな子、わりと多いのです!

我が家の息子も、インタビューが大好きです。

長い会話の中で「どうだった?」「それでどうしたの?」と聞いても答えないことが多かったのですが、インタビュー形式だと少しずつ話せるようになりました。

ポイントは、

・できるだけ具体的に聞く
・話し始めるまで待つ
・敬語で聞く
・手をマイクにしてやりとりする

です。

できるだけ具体的に聞く

我が家の例ですと、手をマイクの形にして

「今日は園庭で遊べましたか?」
「はい、遊べました!」

「何か乗りましたか?」
「はい、足でこぐやつに乗りました!」

「アスレチックはやりましたか?」
「あー、やりませんでした!」

「どうしてですか?」
「あー、こぐやつをやりたかったからです!」

「そうでしたか!今日も楽しそうですね!」
「はい!楽しかったです!」

「ありがとうございました!」

のような感じで敬語でやりとりします。

敬語でやりとりすることが、子どもは新鮮なようで楽しんで答えてくれます。

「幼稚園はどうでしたか?」「楽しかったですか?」など漠然とした質問だとうまく答えを引き出せませんので、ぜひ具体的に聞いてみてください。

話し始めるまで待つ

話し始める前は、お子さんが話すことを準備している時間です。

じつはその準備時間こそが脳が活性化しているときなんです!

実際話し始めてからよりも、準備している時間のほうが脳が育つ時間なんですよ。

ぜひ、お子さんの答えを待って、ゆっくりなテンポでインタビューをしてあげてください。

このインタビュー形式は、「今日はお友達と遊びましたか?」「今日はクレヨンは使いましたか?」
など、シチュエーションを変えて聞くだけで、園の様々な場面の様子を聞き出せるようになります。

お子さんにとってはインタビューされて楽しいだけのように感じますが、しっかり脳も鍛えられていますよ!

続けていくと、コミュニケーション力もあがっていきますので、是非お母さんも楽しみながらインタビューをしてみてください。

今日もお子さんとの楽しい時間がすごせますように。

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執筆者:宮代さちこ

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