発達障害・グレーゾーンの子どもへの最適なプレゼントとは?クリスマスを発達のチャンスにするイベント活用法

クリスマスを発達障害・グレーゾーンの子どもを伸ばす機会にできたら最高ですよね。この記事では、我が家で実践しているクリスマスイベントを楽しむ方法と、お子さんへ「一生物の力」をプレゼントする方法をお伝えします。ワクワクの1日になりますように!

発達障害・グレーゾーンの子どもを伸ばす!クリスマスイベント活用術

街のイルミネーションがキラキラと輝いたり、ワクワクする音楽が商店街から流れるのを聞くと、クリスマスが近づいてきたなと感じますよね。
あなたのお子さんはサンタさんが来るのを楽しみにしていますか?
あなたのおうちでは今年はどんなクリスマスパーティを計画中ですか?
また、うちの子は、プレゼントをすぐに壊してしまったりなくしてしまったり「本当はこんなの欲しくなかった」なんて言ったりして、反抗的で素直じゃないから…と、
発達障害・グレーゾーンの我が子のために、どんなプレゼントを贈るのが良いだろうか…とお母さんたちは悩まれているかもしれませんね。
もし、「いい子にしないとサンタさんは来ませんよ!」と何回も言ってしまっているのなら、少し発想を変えて、クリスマスを子どもを発達させるチャンスにして欲しいのです。
この記事では、『脳科学的イベント楽しみ術』と、子どもに本当に贈りたいおすすめの『クリスマスプレゼント』についてお伝えします。

「サンタさん」が子どもを発達させるカギとなる!?

季節のイベントはさまざまありますが、クリスマスを大切にしてほしい理由があります。
それは、「サンタさん」のように“実際には姿は見えないけれど、存在を信じているもの”は、幼児の脳の発達にとても大切な役割を持っているからです。
目に見えないけれど、想像力を働かせて存在を信じて行動できる力脳の右脳の中の大切な機能を使っています。
「見えるものだけが真実」というのは、一見、合理的であるような気がしますが、実は脳の一部しか使えていない人の考え方です。
本当にサンタさんがいるか?いないか?が大切なのではなく、サンタクロースがいると思って行動できるかどうか?が大切なのです。
このように、子どもが楽しめるだけでなく、子どもの大切な脳の機能を刺激してあげることができるクリスマス。
では、具体的にどんなことをすれば良いのか?次の章で、我が家の例をお伝えしますね^^
ちょっとした工夫と演技力でクリスマスを本気で演出することで、とっておきの1日にできるんですよ!

我が家のクリスマス大作戦!

我が家の場合は、クリスマスイブの1ヶ月前から仕込みが始まります。
仕込み1:(1ヶ月前)サンタさんへの手紙
仕込み2:(手紙から1週間後)サンタさんが手紙をこっそり見にくる
仕込み3:(クリスマス1週間前)ショッピングモールでサンタさんがプレゼントの最終確認に来る
仕込み4:(クリスマス前日)リース作り、部屋の飾り付けプレゼント置き場を作る。パーティーの計画。ゲーム大会企画。
仕込み5:(クリスマスイブ)家族でご馳走の買い出し、クリスマスパーティ。
ざっと数えただけでもこれだけの仕込みをしてクリスマスを迎えます。
我が家でもっとも大切にしているのは、サンタさんを信じられるようなリアルな演出です。
あたかも、いまサンタさんが家の窓を開けて子どもたちの手紙を見に来たみたいにしてみたり。
ショッピングモールで「ちょっといい!?今ね、サンタさんがそこにいてね、ゲームの色、ピンクか黄色、どっち?って聞かれたの!!ママもびっくりしちゃった!サンタさんここまで聴きに来てくれたよ!!」とちょっと大げさに子どもたちに確認してみたり(笑)
ぜひ、クリスマスパーティの最中にわざとガタッと音を立てて「サンタさんかな!?」と息を飲んでみせてあげてください。
寝付く頃に遠くで鈴の音を鳴らし「きっとあなたがいい子にしているからサンタさんが近くまで来ているんだね…」とささやいてあげるのもいいですね。
少しの工夫でお子さんの想像力を膨らませてあげてください!
くれぐれも、プレゼントを置いてあるところを見られたり、サンタに扮したパパを見破られることのないよう細心の注意を払いましょう。
このように、大人も本気で楽しみながら、子どもの想像力と純粋なワクワク感を刺激してあげたいものですね!

発達障害の子どもが大人になっても一生使える「プレゼント」って?

次に、私からクリスマスプレゼントの提案です。今年のお子さんへのクリスマスプレゼントは、「素直さ」にしてみたらいかがでしょうか?

「素直さ」とは?

「その素直さがないから困ってるんです!」
「発達障害があると、その素直さが育てられないんです!」
「それができたら苦労しないんです…」
という声が聞こえてきそうですね。
ここでいう「素直さ」とは性格的な素直さのことではありません。
脳科学的には、人の言葉や指示を聞いてすぐに反応して行動に移す力のことをいいます。
これは、脳の発達を促してくためにとても大切な力になります。
発達途上の子どもたちが、新しいことができるようになったり、新しい力を身につけたとき、脳の中では、新しいネットワークが作られています。
要は、脳が育っているから表に見える「できること」が増えるのです。

脳の成長に必要な「行動」すること

そして、この脳の成長にもっとも大切なのが、「行動する」という刺激です。
頭で考えたり、本や動画で見ているだけでは、子どもはいつまでたってもできるようになりません。
けれども、お母さんに手伝ってもらったり、たとえ一つずつ声かけで導いてもらったとしても、自分で「動いた」情報が脳への栄養となり、その部分の脳が発達していくのです。
つまり、どんな手を使ってでも、行動させたもん勝ち!ということなんです。
このときにキーになるのが、相手の言葉を素直に受け取り、すっと動ける「素直さ」の力になる訳です。

一生物の力をプレゼントできる、ママのコミュニケーションとは

「素直さ」を伸ばすために、最初にやってほしいこと。それは、ポジティブアテンションです。
これは、お子さんとの会話のスタートを必ず、「ポジティブ」に始めてね!というステップです。
例えば、怒った顔をして怖い声で「ちょっと…」と話しかけられる場合と、笑顔で明るく「ねえ♪」と話しかけられる場合だと、あなたならどちらの話を聞きたいですか?
これは、実は脳の反応なのです。
大人の脳も、最初に入ってきた情報が自分にとってネガティブかポジティブか判断することで、その後の情報の質をジャッジします。
自分にとってネガティブジャッジとなった情報は、しっかりと脳の中に届きません。子どもの場合は、もっと顕著になります。
例えば、子どもに対して怒っていなくても、
・忙しくてイライラした状態のままお子さんに話しかけたり、
・眉間にシワの寄ったまま会話がスタートしたり、
・台所から、リビングにいるお子さんに大きな声で指示を出したり…
これ、子どもの脳では、ネガティブジャッジが降りてしまう可能性大の関わり方なんです。
素直さを引き出すための大前提として、きちんと、こちらの言葉がお子さんの脳に届くことが大切です。
お子さんの認知的な特性によって、どんな情報が脳に届きやすいかは千差万別です。
お母さんに、この素直さを伸ばしてもらったお子さんは、次第に他の人の言葉でもスッと動けるようになっていきます。
お母さんとの間でできない子は、人によって指示に従えたり、従えなかったり、状況や環境によって、できたりできなかったり、ということが起こります。
本人としても、これでは「うまくできなかった」という経験として積み上がりますし、叱られる体験にも繋がりやすい。
脳に「行動」の刺激が入らないばかりか、叱責体験などのネガティブな情報として蓄積されやすい、という訳なんです。
だからこそ今のうちに、しっかりとブレない素直さをお母さんの手で授けてあげてほしいというわけ。
12月は、お子さんと密着して過ごす時間がたっぷりとあります。これはチャンスです!
どんなに素敵なプレゼントを買って与えるより、一生使えるスキルをお母さんの手でプレゼントする。とっても素晴らしいですよね!
ぜひ、クリスマスを機会に、一生物の力をプレゼントしてあげてくださいね。
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

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