ゲーム・YouTubeがやめられない…のお悩み解決!子どもを伸ばすツールとして活用するコツ【メディア・ゲームとの付き合い方座談会】

こんにちは!ななほし広場編集部です。

2021年11月、【メディア・ゲームとの付き合い方に関する座談会】を開催しました。その様子をお届けしますね。

【メディア・ゲームの付き合い方】に関する座談会を開催しました

・家にいると、ゲームやYouTubeばかりしてやめられない…
・このまま依存的になってしまったらどうしよう…
・やめさせようとすると癇癪を起こして手が付けられない…

など、お子さんのゲームやメディアとの付き合い方に悩んでいませんか?

ななほし広場では、そんなママたちのお悩みに寄り添うとともに、ゲームやメディアを上手に活用できるようになるヒントをお伝えしたい!という願いをもって、

「ゲーム・メディアとの付き合い方」について座談会を開催しました。

座談会の様子から、発達でこぼこキッズのママが抱えるリアルな悩みに共感し、「一人じゃない、仲間がいる」と知ってもらえたら嬉しいです。

そして、上手にメディアやゲームと付き合っているママたちがどんな方法を試してみたのか?という経験談をご紹介します。

もうすぐ冬休み。子どものメディアやゲーム時間が増える今こそ、お子さんのためにできることを見つけてくださいね!

座談会に参加したメンバーの紹介とゲームやメディアに関するお悩み

ななほし広場編集部(以下、編集部):簡単な自己紹介と、ゲームやメディアとの付き合い方のお悩みについてお話しいただきました。

(Mさん)
・4歳年中の男の子、1歳の女の子のママ
・こだわり強く、多動、注意力散漫。ぼーっとしていて話を聞いているのかいないのかわからないなどの特性がある
・コミュニケーションを学び、癇癪も起こさず平穏に過ごせている
・テレビを見始めると「時間だよ」と声をかけても、交渉されることが増えてきた
・成長するとともにゲームが必要になるのか、気になっている

(0さん)
・小学2年生の男の子のママ
・不注意傾向、マイルールや気持ちの切り替えの苦手さもある
・ゲームやYouTubeがやめられなくて悩んでいる

(Kさん)
・小学2年生の女の子、4歳の男の子のママ
・下の子は全然テレビに執着がないが、上の子はやめさせようとすると癇癪を起こして困っていた

(Aさん)
・中学3年生と小学校3年生の男の子のママ
・お兄ちゃんは、注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム(ASD)傾向あり。
大きくなって多動やお友達トラブルはなくなったが自分でコントロールできる力が足りない

【編集部コメント】

・執着がひどく、やめられない

・やめさせようとすると癇癪を起こす

・他の行動への切り替えが難しい

というお悩みや、

・年齢が上がるにつれて、どんなツールがいつ必要になるか?

・上手な取り入れ方、活用の仕方を知りたい!

など、先輩ママに教えてほしい!というお話が出てきました^^

こうしたらうまくいったよ!という経験や上手な活用法

編集部:次に、「こうしたら上手に付き合えるようになった」というご経験や、おすすめの活用法についてお話しいただきました。

ママがコミュニケーションを変える

(Kさん)
・ママが消す?自分で消す?と二択で選んでもらう
・約束の時間をオーバーしていても、時間のことは触れずに「消せたね。」と消せたことを褒める

(Aさん)
・時間制限や使用のルールを守れたことを褒める
・「~しないと、~できない」ではなく「~したら、~していいよ!」と次の行動を促す声かけをすると、「もうゲームはやめて!」と行動を無理やりやめさせる声かけよりも、切り替えがしやすい

【編集部コメント】

「〇〇ができていない!」とできていないことに注目して指摘するより、できていることを注目して褒めていくことで、行動が定着していくのですね!

環境設定やルールづくり、親が管理できるようにする

(Mさん)
・テレビを観られるようにするためのカードの入れさしは、親が行うようにする
・テレビが壊れたためそのままにしておいたら、意外とテレビのない環境に慣れていった。気持ちのコントロールや、他の遊びを自分で探してできるようになったと思う

(Kさん)
・親がiPadのパスワードを設定。そのパスワードを教える代わりに、見る動画をどれにするかを約束する
・1話完結する(終わりのある)映画や動画を選ぶ
・YouTubeは折り紙やクラフトをするときなど、限定して使う

(Oさん)
・Youtubeの性質上、関連動画がいっぱい出てきて切りがなくなるため、見て良いYouTube番組をあらかじめ一緒に決めて、他の動画は見ないルールにしている

(Aさん)
・スクリーンタイムやペアレンタルコントロールなどを使用している(何時にどれくらいのアプリを使ったか、履歴で見ることができる)
・iPad自体を親が管理。数台を用途で分けている(ゲーム用、勉強用など)

【編集部コメント】

あらかじめお子さんと一緒にルールを決めた上で取り入れることが大切なことがわかりました。ペアレンタルコントロールなど、子どもを守るための設定やアプリもあるようですので、活用していけると良いですね。

何かに向かう原動力として活用

(Oさん)
宿題、明日の用意、身支度など、「やることをやったら観ていいよ」としている。時間の制限を設けておらず、早く済ませればたくさん観ることができるため、手早く行動する原動力になっている

【編集部コメント】

ゲームやYouTubeなども、お子さんの「好き」と捉えると行動を促す原動力として生かしていくこともできるのですね!

子どもを伸ばす・興味を広げるツールとして活用

(Aさん)
・学習への興味や子どもを伸ばすツールとして使える、勉強の内容のアプリもある
・紙だけの勉強より、視覚で動くものは取り組みやすい。まる付けをしてくれるものもあり、親も助かる

(Mさん)
テレビを見るようになり、天気予報に興味を持つようになった。以前の天気予報を録画して繰り返し見るほど熱中している
・朝早起きして天気予報を見る、というルーティンも確立した
・将来は気象予報士になりたいそうなので、天気予報を見たいと言ってきたら約束の時間外でも「ここは子どもを伸ばすツール!」と割り切って見せている

(Kさん)
・クラフトや折り紙をするときはYouTubeのお手本を見ていいことにしている。クラフトや折り紙が上手になった

【編集部コメント】

情報を上手に活用することで、子どもの興味や得意・好きを伸ばすことにもつながりますね^^

 

学んでよかったこと・悩んでいるママへメッセージ

編集部:コミュニケーションを学び実践することで、ゲームやメディアとの付き合い方に役立ったことや考え方が変わったことなど、よかったことを教えていただきました。

また、悩んでいるママに向けてメッセージもいただいたので、参考にしてくださいね!

困りごとが解決

(Kさん)
・以前は、やめさせようとすると癇癪を起こすなど、とても大変だったが、脳を伸ばすコミュニケーションの対応を続けていくと、気づいたときには「もう~分だよ」「ごはんだよ」と言っただけですぐ切り替えができるようになっていた

・コミュニケーションを整えて、親と子どもが良い関係になることができれば、言い方次第で子どもが素直に聞いてくれるようになる

・頭ごなしに怒るのではなく、観ているものに共感しながら、子どもが自分でやめられる声掛けをしていけば良い

ママを助けるツールとして使うのだってOK

(Mさん)
・脳を伸ばすコミュニケーションに出会う前は、テレビを見せながら家事などをするのに、罪悪感を持っていた。もし出会わないままだったら、頼るのはダメと自分の首を絞めて、イライラしながら進まない家事をしていたと思う

・たとえば「1時間」と時間を決めて観せて、家事がはかどるのなら、ゲームやメディアも悪いところばかりじゃない。お子さんや家庭に合わせてうまく使っていけばいい

やめさせることに執着せず、違う方法を考えられるように

(Oさん)
・必ずしも悪ではないと思えるようになった。
行動を引き出すためのスイッチとして使うこともできる。
10分のゲーム時間を作るために、朝の支度がスムーズになって朝のママのイライラもなくなったし、宿題は苦手なのに帰ってからゲームをしたいからと学童などで済ませてくることもある

・なぜ、こんなにもゲームにハマるの?と理由を考えられるようになった。
ゲームにハマるのは、
やりたくなるようにゲーム会社が研究してつくられているからで、それに抵抗するのは難しい

・だからこそ、それに代わるものを見つけてあげたい。やめさせることに執着するのではなく、楽しいものや興味のあるものを見つけてあげる策をこれから考えていきたいと思っている

親も一緒にアップデートしながら、良い方に活用する手も考えて

(Aさん)
・中学3年生で大きな子どもの場合でも有効。「~しないと~できない」と言っていたのを「~したら、~していいよ」に変えたら効果的だった

・学校に行くだけでも疲れて帰って来ているのだから、リラックスのご褒美の時間だと思えるようになった

ゲームの世界で集合して友達とコミュニケーションを取るなど、人とのつながりの場になっていたり、プログラミングで自分を表現する手段となっていたり、イースポーツも新しい文化として広がっていたり。メディアの世界は、ここ数年で変わっている

・自分たちの世代とは違ってきているため、親も子どもと一緒にアップデートしながら、コミュニケーションツールとして活用していければ良いと思う

【編集部コメント】

コミュニケーションで親子関係をしっかりと整えた上で活用すると、メディアやゲームも子どもの行動を促し子どもの伸ばすツールとなることがわかりました。

また、メディアも日に日に進化しています。「すべてダメ」と決めつけるのではなく、「活用できる方法はないかな?」と親も学び続けていく姿勢も大切なのだと、みなさんのお話から学ぶことができました。

ママたちの実践はこちらでもご紹介しています。ゲームやメディアがやめられない…と悩むママが今すぐ活用できるアイディア満載です▼

編集者:ななほし広場編集部

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