ADHD傾向で不安が強い幼児のお母さんへ。緊急事態宣言で高まる不安もお母さんとの〇〇で解消できます!

この一年は「いつもと違う」ことの連続ですね。ADHD傾向の幼児は不安が強く環境の変化が苦手な場合があり、不安が問題行動となって表れます。「やめなさい!」と叱る前に、いつでもどこでもできるお母さんとの〇〇で、子どもに安心感を与えましょう!

不安が強いADHD傾向の娘。暴言や怒りが爆発することが増えました

我が家には、幼稚園年中の娘がいます。
娘は注意欠陥多動性障害(ADHD)のグレーゾーン
いつもと違うことが苦手で、不安が高くなると衝動性が増し、じっとしていられなくなることがあるため、
普段の生活を送る上でも、「非日常を作らない」ようにいつも気を遣っています。
入園当初は不安なことが多かった幼稚園ですが、年中になった今ではとても楽しみに通うようになっていました。
けれど、ここ最近、朝になると「幼稚園行きたくない」と言ったり、帰宅後は疲れ果てて「お昼寝するね」と寝てしまったりすることも。
弟に対する暴言や、原因不明で突然怒りだすことも増えました。

幼児の不安が高まるのも当然です

年明け早々、二度目の緊急事態宣言が出されましたね。
首都圏在住の我が家、今のところ通常どおり登園していますが、これからの状況次第で突然休園になることも覚悟しておかなければなりません。
また、楽しみにしていた園の行事が次々に中止になったり、予定していたものとは違う形で実施となったり。
「幼稚園に行く」ことは同じでも、「いつもと違う」ことをたくさん感じていたはずのこの1年。
予定変更や見通しの立たないことが苦手な娘にとっては、それは苦痛だっただろうと思います。
家庭でも、お父さんお母さんがなんだか不安そう。テレビでも、この1年近くずっと同じニュースが流れては、みんな暗い雰囲気。
わからないことを「どうして?」と聞いても、「悪いお風邪が流行っているから気をつけるんだよ」と言われるばかりで、結局よくわからない
なかなか外出できず、家の中で遊ぶ毎日もずっと続いているわけです。
これだけ並べてみても、幼児にとって不安が高まる要素が満載ですよね。
不安が高まるとさらに落ち着かなくなる娘は、これだけの「いつもと違う」が積み重なり、自分の中で処理できなくなったようで、
大きな声を出す、走り回る、暴言を吐く、やめてと言われたことも我慢できずにやってしまうなどの行動が見られるようになってきました。
このまま彼女の不安を放っておくと、せっかく楽しく通えるようになった幼稚園へ行くのを嫌がるようになってしまう!問題行動が増えると叱る機会も増えてしまう…。
それは絶対に避けたい!そこで、次の章では、私が娘と一緒に過ごすときに意識して取り組んでいることをご紹介します。

お母さんとの〇〇で不安を解消!たった一つ、取り組んでほしいことがあります

問題行動が増えてきたな、不安が強くなっているな、と感じるとき、意識して取り組んでいることはズバリ、「スキンシップ」を多めにとることです。
抱っこする、膝に乗せる、手をつなぐ。他にも、こちょこちょ遊びやおうまさんごっこなど、肌に触れながらできる遊びも取り入れています。
幼稚園の年中にもなると、「もう大きいし抱っこなんて…」と抵抗があるかもしれませんが、不安なときに「抱っこしようか?」と子どもに言うと、案外喜んで抱っこされますよ!
スキンシップで肌と肌が触れ合うことによって、「オキシトシン」と呼ばれるホルモンが分泌されます。
これは、不安やストレスを抑える効果のあるホルモンです。
肌の感覚は脳を刺激し、より子どもの活動を引き出します。さらに、スキンシップをすると子どもだけでなく大人も「オキシトシン」が分泌され、気持ちを安定させることに繋がるのです。
幼稚園からの帰宅後はなんだか疲れて荒れやすい娘も、ぎゅっとしたり頭を撫でたりしているうちに、落ち着きを取り戻すようになりました。
不安な気持ちがたくさん湧き出てくる今だからこそ、道具もいらずどこでもできちゃうスキンシップで、子どもの安心感を高めていきませんか?ぜひ、やってみてくださいね。
 
執筆者:永崎りん
▼今こそ、お母さんとのコミュニケーションをスムーズにするチャンスです!
タイトルとURLをコピーしました