「なぜなぜ期」の発達障害グレーゾーンの幼児を安心させる、ママの対応法とは?

どんなことにも「なんで?」と返事をする「なぜなぜ期」の幼児にイライラしてしまうこと、ありませんか?発達障害グレーゾーンの子どもは、不安が強い特性から「なんで?」と聞いてくるのかもしれません。子どもを安心させる対応法をお伝えします。

「なぜなぜ」は、発達障害グレーゾーンの子どもの「不安が強い特性」が関係しているかも

「なんで?」「どうして?」となんでも知りたがる2〜3歳の頃。「なぜなぜ期」と呼ばれることもあるそうです。
忙しいお母さんからすると、「何度も同じことを聞かないで!」とイライラしてくること、ありませんか?
発達障害グレーゾーンの子どもは、いつもと違うことが苦手で、「不安が強い」特性があります。
初めての場所、初めて出会う人、初めてのものごと、これから何が起こるかわからない、見通しが立たないこと。
子どもの生きる世界は、日常生活のすべてが初めての経験と言っても過言ではありません。
「毎日、今この瞬間すべてが、初めての挑戦の連続」の状態をちょっと想像してみてください。大人になった今、そんな状態に陥ったとすると、すっごく大変だ…いやだ!って思いませんか?
子どもは、発達障害であってもなくても、普通に生きているだけで「初めて」だらけ。不安を感じるのも当然のことなのです。
そして、その不安の表し方でよくあるのが、お母さんへの「なんで?」「それはどうして?」攻撃。
2〜3歳頃になると、未知な世界への不安や好奇心から、大人に「なんで?」と聞くようになります。
楽しく会話できる内容ならまだしも、「なんで?」と聞かれたところでうまく答えられないこともありますし、何より、何度も何度も聞かれると「また!?」とだんだんイライラしてきてしまいますよね。
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娘の不安から来る「なぜ?」に向き合った経験

我が家の娘は、3歳ごろ、なにを話しても会話の最後に「なんで?」というので、「もう、自分で考えてよ!」なんてつい怒ってしまった時期がありました。
娘は、発達障害グレーゾーンで、見通しが立たないこと、理解ができないことに強い不安を感じる子です。
そんな娘の不安に向き合った経験で、印象深いものがあります。
一昨年、娘にとっての曽祖母と曽祖父が立て続けに亡くなりました。4歳になったばかりの娘にとって、初めての経験ばかり。
「どうして、おばあちゃんは寝ていたの?」
「なんで、みんな泣いているの?」
「おばあちゃんは、どこに行ったの?」
「天国って、どこ?」
娘は、こういう質問を、何度も何度も、繰り返し聞きました。
初めての経験、わからないことばかりで、しかも、なんだかみんな悲しそうにしている。
未知のことに不安でたまらなかったのだと思います。
私は、聞かれたことに丁寧に、できるだけ娘にわかるような言葉で伝え続けました。
同じことを聞かれても、何度も何度も答え続けました。
お葬儀の日からしばらく経っても、娘は突然「おばあちゃんはどうして〜なの?」と聞いてくることがあり、それくらい、理解するのに時間がかかるのだな、不安なのだなと思った覚えがあります。
それから数ヶ月後に曽祖父が亡くなったときには、娘の中である程度見通しや概念ができていたようで、「おじいちゃんは、天国に行って私たちを見守ってくれているんだよね」と自分から言うようになっていました。

上手な答えじゃなくてOK!なぜなぜ期で大切なのは「向き合ってあげる」こと

先ほどの経験は特殊な場面ではありますが、子どもにとって未知なこと、わからないことへの不安が「なんで?」と聞きまくることにつながっていると身にしみて知りました。
そんな子どもの不安と出会ったとき、親ができること。
それは、「あなたにはまだ難しいわ」とか「もう、さっき言ったでしょう!」と返すことではなく、子どもとしっかり向き合うことです。
上手に答えなきゃ、「正解」を教えなきゃ、と思う必要はありません。
どうしても答えにくい質問には、「わからなくって心配だよね。実は、ママもわからないんだ〜。一緒に考えない?」と答えるのだってOKです。
また、「〇〇ちゃんはどう思う?」と質問返しをするのもオススメです。
子どもからの返事には、どうして不安に感じているかの糸口が見えるかもしれないですし、年齢とともに返事の質も変わってきます。
その子の理解力を図る良いチャンスにもなるかもしれません。
同じことを何度も繰り返して質問する場合、不安の表れと捉えて、何度でも答えてあげて、安心させてあげてください。
「なんで?」を繰り返されると、ついイライラして適当にあしらってしまいがちですが、ぜひ、お子さんに向き合うチャンスとして捉えてくださいね!
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執筆者:永崎りん
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