「うちの子、何度言ってもわからない!」と感じるとき。そもそもママの声がお子さんの脳に届いていない可能性があります。子どもの脳に届けるためにママの〇〇を整えることから始めましょう。『脳に届き発達も促すコミュニケーションの5つのポイント』の1つ目をお伝えします。 |
うちの子、何度言ってもわからない!
「何度言ったらわかるの!?」
お子さんに対して、こんな言葉を言いたくなるときはありませんか?
この記事では、そんな子育てあるあるを「脳」という視点で読み解きます。
ママの愛ある言葉も…そもそも、子どもの脳に届いていない!?
ママの言葉は、我が子の成長を思って発せられています。
すべてが愛ある言葉ですね^^
ですが、その言い方を知らず知らずのうちにミスしていると、お子さんのためにならないばかりか、そもそも脳に届いてない(涙)な〜んてことも結構日常的にあるんです。
「何度言ってもわからない」
これは、そもそもお子さんの脳にママの言葉が届いてない!ということが原因であることが圧倒的に多いのです。
幼児期の子どもたちが指示通り動けない原因はほぼこれ。
また、小学生だろうが、思春期だろうが、中高生だろうが、脳の中で起こっていることはほぼ同じです。
『子どもの脳に届き、発達まで促す!』ママの声かけを身につけよう
ですので、もし、あなたが「うちの子、何度言ってもわからない!」と悩んでいるなら、『子どもの脳に届き、発達まで促す』ママの声かけ術を身につけてほしいのです。
脳に届き、発達を促す声かけをするためには、いくつか気をつけるポイントがあります。
1:脳を「聞く」状態に整えること
2:ママの声かけが脳に届く子どもの状態を作ること
3:声かけの内容が、子どもの理解できるものになっていること
4:声かけが行動を引き出す役割を果たしていること
5:子どもがした行動が脳に定着するよう働きかけること
この5つのポイントについて、シリーズで1つずつお伝えしていきます。
今回は<ポイント1>をくわしく解説していきますね。
子どもの脳にママの声を届けるために知っておきたいこと
脳に届くのは、自分にとって都合のいい情報
人間の脳はものすごくシンプルにできています。
自分にとって都合のいい刺激はしっかり理解し、記憶するのに対し、
自分にとって都合の悪い刺激は、いとも簡単にスルーされてしまいます。
この傾向は、発達にでこぼこのあるタイプのお子さんは特に強くあります。
ママとの会話で最初に子どもの脳に届く情報は、言葉の中身ではなく、見た目(視覚)や、声の感じ(聴覚)といった言葉以外の情報です。
特に、幼いうちは、もっというと男の子は、見た目、雰囲気、音、などの周辺情報を真っ先に処理するという脳の特性を持っています。
つまり、お子さんの脳をママの言葉にしっかり注目させて、「聞く」体制に整えてあげるには、絶対に見た目や声色で失敗してはいけないというわけ。
ママの見た目や声の感じで「都合の悪い情報」とジャッジしているかも!?
ご自身の日常の振る舞いを少し振り返ってみてください。
忙しくて、眉間にシワがよっていませんか?
やることに追われ、つい険しい顔をしていませんか?
さっきのお説教を引きずった、ちょっと低い声ではないですか?
家事に追われ、バタンとドアを閉めたり、ガチャンと物を置いたり、ついつい動作音が大きくなっていませんか?
子どもの脳は、これらをすべてネガティブ!とジャッジします。
ご自身は全然怒っているつもりはなくても、お子さんに「ママ怒らないで〜><」と言われたことのある方は特に要注意です。
言葉が届く前に…脳のシャッターが降りていませんか?
大人の女性は、言葉を巧みに使うことが得意ですから、言葉の中身を大切にします。
どんな言葉をかけようか?
そこを一生懸命心を配る方はとても多いです。
ですが、もし、怖い顔や低い声、大きな動作音…といったようなことを知らず知らずにしていると、
残念ながら、お子さんには言葉の中身が脳に届く前に、脳のシャッターが降りてしまっている可能性大なのです(涙)
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会話のスタートが肝心!子どもの脳を「聞く」状態に整えよう!
そこで、子どもに伝わるコミュニケーションの第一歩として、会話のスタートに気をつけてみてください。
具体的には、
・柔らかな声
・静かな動作
ママ自身の心がけが大事です!
私、笑ってるかな?
私、声低くないかな?
そんな風にセルフチェックしてから、ふ〜っと息を吐き、お子さんとコミュニケーションを始めるだけで、お子さんの脳を「聞く」状態に整えることができますよ^^
ぜひ、今日の会話から実践してみてくださいね!
次回はポイントの2つ目、子どもの注目の引き方についてお話ししていきます^^
2つ目のポイントはこちらから▼
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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