ADHD傾向の子を育てる在宅ワーカー必見!子どもがいても在宅で仕事がサクサク進むテクニック

コロナを機に働き方が大きく変わったここ数年。外勤から在宅ワークに切り替わった方も多いかもしれません。そこで課題となるのが子どものこと。「仕事をしているから遊べない」と伝えても言うことを聞かないADHD傾向の子どもへの対応例をお伝えします。

子どもがいうことを聞いてくれなくて仕事が進まない

コロナを機に、今まで会社に通っていたのが在宅ワークに切り替わったというパパママも多くいらっしゃると思います。

満員の通勤電車で、目に見えない感染症におびえなくて済んだのもつかの間。

子どもが園や学校に通っている時間はスムーズに仕事ができるのに、突然の学級閉鎖などで子どもが家にいるときはもう大変!

一日中、「ママ、パパ、遊んでよー!」と子どもの声。

いやいや、こっちは、仕事があるのに!

広いお家で部屋がいくつもあれば、子どもから離れて仕事に集中できるものの、そういうわけにはいかない

「今、お仕事中だから静かにしてて。今、遊べないんだ。」と伝えても、言うことを聞かないわが子。

パパやママのことが好きなのは嬉しいけれど、何度伝えても言うことを聞いてくれなず、仕事の邪魔をされる。

さすがにイライラしてきた、何とかして仕事に集中したい。

「どうしたらいいの~?」そんな叫びがあちこちから聞こえてきそうです。

ADHD傾向の子どもに「言い聞かせる」だけでは不十分な理由

わが家には、注意欠陥多動性障害(ADHD)の傾向を持つ娘がいます。

落ち着きがなく、じっとすることが苦手だったり、同じこと何回伝えても言うことを聞かないなあと思えることがよくあります。

確認すると「ママは〇〇って言ってたよね。」と指示したことは覚えているのです。

天真爛漫で、色んなことに気がつく優しい子です。

しかし、興味のあるものを目の前にした途端、脳から「あれは何だろう?触ってみたい。声をかけてみたい。」という指令が出てしまうようなのです。

しっかり聞いて理解しているにも関わらず、お願いごとを言うだけでは難しいときがあるのがADHD傾向を持つ子どもの特徴です。

わが家の夫はテレワークではないのですが、家で集中して作業をしたいときに声かけられてうんざり状態になっていることがありました。

「見る力」を活かして、在宅ワークがスムーズにいく方法

ADHDの特徴を持つ子どもが得意な力は、見る力です。

この見る力を活用して、親の仕事を応援してもらう方法を2つお伝えします。

「お仕事スタイル」に着替える

1つ目は、お仕事スタイルに着替えるです。

家の中なので少しくらいラフな格好で、と思われるかもしれませんが、ここはあえて「お仕事スタイル」にしましょう。

そうすることで、子どもが「あっ!今日はお仕事なのかな。」と見て理解することができます。

リモートワークで画面でのやりとりをしない日であっても、自分自身が仕事モードになるためにもオススメです。

「社員証」を首からかける

2つ目は、社員証を首からかけるです。

いつもは見られない社員証に子どもは興味を示してくるかもしれませんが、仕事をするときに必要なものであると説明をしましょう。

ポイントは子どもが分かるように説明をすることです。

そして、今からパパやママは仕事をするという姿を子どもにしっかりと見せましょう。

「社員証を外したときは遊べる」ということも伝えてあげ、子どもに目に見える形で見通しを伝えてあげます。

そして、社員証を外したときは、気分転換も兼ねて思いっきり遊んであげてくださいね。

また、「待っていてくれてありがとう。」と、子どもに声をかけます。

肯定的な声かけをすることで、子どもの「待つ力」も伸ばしていくことができます。

子どもたちは待つことが苦手です。

パパやママから褒められたという事実は、子どもたちの中に自信を積み重ねていくうえでとても大切になります。

このように目に見える形で伝えていくことで、パパやママの言うことを聞いてくれる子に変身し、仕事を応援してくれるようになります。

「待っててねって言ってるじゃないの。」と頭ごなしに怒鳴りつけなくても、いいんです。

具体的に「見せる」ことと、「待っていてくれたこと」を褒める声かけだけで、子どもの「待つ力」も自然と伸ばしていることになります。

毎日のことなので、上手くいかないこともあるかもしれません。

それでも、自宅でのテレワークで自分の仕事もはかどり、わが子の発達のサポートができちゃうなら、試さない手はないですよね。

毎日頑張っているパパママたち、本当におつかれさまです!

特性に合わせた工夫をし、家族でポジティブな声かけをしながら、みんなでコロナ禍や他のピンチも乗り切っていきましょうね!

執筆者:西村まる恵

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