不安が強い子の「初めてのことが苦手」を乗り越える!お出かけ活用法~『はじめてポイント』で初めての不安をラッキーに~

「初めて」に対してすごく臆病なわが子のこの先が心配…。初めてのことを怖いと感じることは自然なことですが、初めてのことを避けてばかりいると、脳の発達が進みにくくなってしまいます。そのお悩み、普段のおでかけにプラスひと工夫で乗り越えませんか?

初めてのことが苦手なわが子が心配

やだ!絶対やりたくない!

と、初めてのものやことに対して、極端に抵抗する子に手を焼いていませんか?

大人からしたら「え?そんなことも?」と思うようなことも、全力で拒否

新しいことをたくさん経験させてあげたいのに、初めてのことを拒否し続けられると、親としても困ってしまうと同時に、この子これから大丈夫なのかな?と心配になってしまいますよね。

「初めて=やらない」になってしまった息子の話

うちの息子も初めてのことに対してとても抵抗が強く、私も悩んでいました。

次第に、私が「この子は初めてが苦手なんだな」という思いが強くなり、息子が嫌がる際は「初めてだからね」という言葉を頻繁に使っていました。

実はそれが、息子の中で「初めて=やらなくていい」と記憶にインプットされていたようで、

「初めてだから苦手、だから、やらない」…と初めてのことに対して挑戦することに消極的になってしまったのです。

「初めてが嫌」という事実にさらに上乗せして、「初めてが苦手」にして、息子の挑戦する気持ちを失せさせていたことに気が付きました。

「初めてが苦手」を乗り越えたいワケ

だれでも初めてのことに対しては、脳に負担がかかります。

とくに、発達でこぼこの脳は「初めて」を警戒します。

脳の一部の発達がゆっくりだったり、想像力の特性で初めての状況を受け入れるのが難しいこともあります。

ですので、初めてに対して怖いなど、ネガティブな感情を抱くのです。

その感情自体は自然なことなのですが、わが家の息子のように、嫌なこと=苦手なこと=行動しないという行動のパターンができてしまうことは、子どもの発達にとってあまり良いとは言えません。

なぜなら、脳は行動した分だけ発達すると言われているからです。

では、どうしたらよいでしょうか?

「初めてのことが怖い・嫌」の感覚は変わらないかもしれませんが、少しだけ違った見方やハードルが下がることで「やってみる」という行動につなげることはできるんです。

そこで、おでかけを活用しちゃいましょう!

初めてに挑戦する経験は、立ち直る力(レジリエンス)の土台にもなります!詳細はこちらの記事で▼

おでかけを活用!初めてに挑戦したくなる「はじめてポイント」

GW、週末の休み、夏休み、など、お休みの日にお子さんとおでかけや旅行を楽しむことがあると思います。

もし癇癪やこだわりなどで、子連れ外出がきつい…という方はこちらを参考にしてみてくださいね!▼

おでかけ先では初めて出会うもの初めて経験するものが、日常生活よりも多いはずです。

そこで、おでかけの際にわが家で導入したのが、

『はじめてポイント!』

「はじめて」のことにポイントをつけて、家族でポイント数を競い、一番ポイントが多かった人にご褒美、というゲームのようなものです。

目的は、初めては怖いけど挑戦したらいいことがあるから頑張ってみよう!と子どもの行動を引き出すこと。

いきなり初めてのことを挑戦させるのはハードルが高いので、わが家ではどんな些細なことでもポイントとつなげていました。

例えば、初めて訪れる公園に行ったとき、「この公園に初めて来たから、はじめてポイント1点だね~」など、簡単な「はじめて」にもポイントを付けます。

そこから、息子にとって難易度の高そうな遊具で遊ぶときも「はじめてポイント」をモチベーションにして挑戦できるように「その遊具、初めてだね~!ポイントゲット~!」など楽しく声をかけていました。

そして、最終的には子どもに勝利させてご褒美です。

きょうだいと一緒にする場合は、お母さんよりポイントが多かったらご褒美、などアレンジしてみてくださいね。

初めてが怖い」から、「初めてはもしかしてラッキーかも?」と少しだけ見方が変わると、チャレンジする意欲が湧きます。

さらに行動したあとに良いことがあると、「初めてに挑戦したら良いことがあった!」と脳が学習するので、「初めて」へのハードルが下がります。

おでかけにプラスひと工夫で、幼児期のうちから「初めては怖いけどやってみる」経験をさせてあげ、脳の発達を促してあげたいですね。

日々の生活の中で、実はたくさんの初めてに遭遇している子どもたち。頑張ってますよね。

あの初めては大丈夫だった、だからきっと、次の初めても大丈夫!」と、不安を乗り越えられますように…!

おでかけを発達支援に変える?こちらの記事を読んでみてくださいね▼

執筆者:ひきのなつき

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