発達が気になるグレーゾーンっ子の支援は、療育や机の上のお勉強などを思い浮かべるかもしれませんが、それらが合わない子もいます。それなら、いつものおでかけを発達支援に変えちゃいましょう!脳の仕組みの観点からおでかけを発達支援に変える秘策をお伝えします。 |
療育に頼れないグレーゾーンの子どもたち
落ち着きがない、指示が通りにくい、ママから離れられない、など何となく周りの子と違うな…と感じると発達に課題があるのかな、と思ってしまうかもしれません。
そんな場合は、発達相談に行ったり、療育に通わせることを考えていませんか?
ですが、一回きりの発達相談や、月に1回や2回の療育などでは、困りごとや悩みが解消されないことがほとんどです。
特に、グレーゾーンと呼ばれる子どもや繊細なタイプのお子さんは、療育のクラスにフィットしないことや「必要ないですね」と言われてしまうこともあります。
我が家の息子もまさにそうでした。
幼稚園は嫌がるし、療育も合わず、相談はできても困りごとを解決するための発達支援をしてくれる場所に出会えなかったのです。
そんなとき、日々のコミュニケーションを工夫するだけで、子どもの脳が育て伸ばせる、発達させられるということを科学的根拠をもとに学ぶことができました。
療育に通えなくても、子どもの発達支援はできるのです。
そこで!「おでかけ」という手段を通して、子どもの発達を加速する発達支援はいかがですか?
療育が受けられなくても、”おでかけ”で子どもの脳を育てられる!
皆さん、「子どもとおでかけ」と聞くとどんなイメージを持たれるでしょうか。
思い出作りなど楽しいこと?それとも、めんどくさいけど子どもにせがまれて…の家族サービスのイメージ?
おでかけは、脳を育て伸ばせる発達支援の手段にできる!そう聞くと、少しワクワクしませんか?
おでかけで脳を発達させるってどういうこと?
おでかけは、普段いる部屋の中から外の世界に出て、いつもは味わえない非日常を体験することになりますよね。
これが脳が育ち伸びやすくなるのに適した環境なのです。
私たちの脳の中は、担当する機能がエリアごとに分かれており、それぞれのエリアはネットワークと呼ばれる道で結ばれています。
このネットワークが伸びたり太くなると、今までできなかったことができるようになる、これが発達しているということです。
ネットワークを伸ばしたり太くするために必要なことは、行動すること。
つまり、おでかけして新しい体験をすることによって、脳が刺激され発達が加速するキッカケとなります。
机の上で苦手克服のための発達教材をやらせるより、実際に外に出て五感を使って体験する方が脳が刺激され、子どもの脳の発達が何倍も進みやすくなるのです。
こだわりや癇癪がひどく、外出のハードルが高い子どもへの対応はこちらの記事を参考にしてくださいね▼
普段のおでかけを発達支援にアップデートする方法
普段のおでかけをアップデートする秘策は、大人側が「目的」を持つこと!なんです。
子どものどんな困りごとが小さくなったら生きやすいだろうか?子どものどんなチカラを伸ばしてあげたいのか?の目的を決め、そのために何をしたらいいかな?を考えてあげると、おでかけが発達支援に変わります。
例えば、探し物が苦手な不注意傾向の子は、注意深く見る力をつけたいですよね。
そんなときは、おでかけ先を動物園や水族館、博物館にして、子どもの好きなものを注意深く観察すると、自然とその機能を使い見る力のトレーニングすることができます。
また、口達者なわりに行動が伴わない子は、行動力を引き出してあげたいですね。
その場合は、大きなアスレチック遊具がある公園に連れ出して、実際に体を動かして挑戦させます。「どうやったら登れるの?やってみて!」と口先だけでなく実演させると、考えながら行動する力が上がります。
もし子どもが、○○行きたい!と言ったときに、
「あの場所だったら楽しく運動の刺激が加えられる!」
「あの遊びをしたらワーキングメモリを鍛えられるかな?」
「こんな感動を体験したら、子どもの自信が爆上がりしそう!」など、
今日はこの力を伸ばせるかな?の視点を持っておでかけすると、子どもの脳を発達させるサポートができちゃいますよ!
ただのおでかけはもったいない!この準備を大切に、子どもに「成長」というプレゼントをしてあげませんか?
こちらのまとめ記事を参考に、おでかけを発達支援に変えて楽しんでみてくださいね!▼
執筆者:ひきのなつき
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