6歳でまだ幼児なのに、「どうせ僕なんて」が口癖で自信がない様子が見られる。すぐに諦めてしまう。そんなお子さんはいませんか?それ、黄色信号です!自信がないと脳が育ちにくくなりますから、我が子の脳を守るために「立ち直る力」を育てていきましょう。 |
6歳で「自信がない」様子が見られたら…発達的に黄色信号
6歳までに、「自信がない」様子が見られるのは発達的に少しだけ黄色信号ですよ〜というお話をします。
発達にでこぼこのある子どもたちは、年中さんくらいで気づき始める
発達にでこぼこのある子どもたちは、実は年中さんくらいから
自分は人とちょっと違うのかな?
なんでみんなみたいにうまくできないのかな?
ということを少しずつ気づき始めます。
私が以前、幼稚園でカウンセラーをしていたころにも、子どもたちのカウンセリングを丁寧にすることがありましたが、
普段元気であっけらかんとしている子も、何かしら「自分は違う」とほとんどのでこぼこキッズたちが感じ始めるのが年中さんくらいでした。
それが積み重なると「僕はどうせやっても無理だから」と自信を失っていくことになります。
自信がない状態が黄色信号な理由
自信を失った状態だとなぜ黄色信号なのか?
それは、自信のない状態の脳は、発達すること自体がうまくいかないからなんです。
伸びる準備よりも自分の心を守る準備で精一杯。
本来、幼児期はいろんな物事の経験からぐんぐん脳が伸びる時期なのに、その時期に「自信がない」と言うのは本人の成長にとても不利なんです。
だからこそ、幼児だからこそ『立ち直るチカラ』を身につけさせてあげてほしいと思っています。
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立ち直る力「レジリエンス」とは
では、最近注目されている「レジリエンス=立ち直る力」ってそもそもなんなのか?というお話をします。
つらいこと・嫌なことがあっても立ち直ることができる力
レジリエンスとはつらいことや嫌なことがあっても立ち直ることができる力のことを示す心理学の言葉です。
少し前に流行った『グリット=やり抜く力』という言葉をご存知でしょうか?
それがタイトルになった本がベストセラーにもなりました。
GRITの「R」に当たるのがレジリエンスです。
やり抜く力が強い子どもは将来的に成功の確率が非常に高いことがアメリカのペンシルバニア大学の研究で明らかになっています。
やり抜く力は才能や生まれもった素質とは関係なく、あとからどれだけでも伸ばすことができるということもわかっています。
これ、ちょっと希望が湧きませんか?^^
つまり、今の目の前の我が子がどうか?ではなく、伸ばしてあげたいとお母さんが決めればいくらでも身に付けさせることができる力なのです!
発達にでこぼこのある子どもたちにとって、もっとも必要な力
私が今回このGRITの中で「レジリエンス=立ち直る力」に注目したのは、発達にでこぼこのある子どもたちにとって最も育ちづらい、かつ最も人生で必要になる力だからです。
どういうことかというと、発達の子どもたちは、小さい頃から、「みんなができる当たり前のことが僕はできない」という体験を積み重ねやすいからです。
立ち直る力がそもそも育ちづらいような状況下で大きくなります。
それなのに、見た目は普通ですし、ある部分では人よりできることがあったりします。
例えば、
じっと座っていられない割には勉強がものすごくできたり、
勉強はダメな割には好きなことの知識は大人顔負けの記憶力を持っていたり、
やるべきことはやらないのに好きなことはとことん没頭したり…
だから、とても誤解されやすいんです。
悪気はないのに誤解されたり、頑張っているのに怠けていると勘違いされたりすることに、人生のいろんな場面でぶち当たることになります。
ちゃんと子どものでこぼこをわかっておいてあげないと私たち親が知らず知らずに子どもの「立ち直る力」を弱めてしまうなんてことも起こります。
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6歳までに「自信がない」状態に陥っている子ために、幼児のうちから始めよう!
では、そのレジリエンス、一体いつまでに育ててあげたらいいのでしょうか?
幼児期じゃないとダメ?
小学生ではもう遅い?
思春期以降は手遅れ?
などとよく質問を受けますが、実際、レジリエンスを授けられるママになりたい!と、私の個別相談にいらっしゃる方は、思春期の子のママが多いです。
先ほども述べたように、年齢にかかわらず「今こそ伸ばしてあげたい!」と思ったそのときからでも立ち直る力は伸ばしてあげられますから、もちろん、思春期になってからも十分レジリエンスは伸びます。
ですから、本気で我が子のために一生モノの力を授けられるママになる!という想いのある方なら年齢不問です^^
ですが、私は幼児期だからこそ、今のうちにお母さんが我が子の脳を守る術として立ち直るチカラを育てられるプロになって欲しいと思っています。
6歳なのに、
すぐ諦めてしまう
「どうせ僕なんて」が口癖になってしまっている
そんな自信がない状態のお子さんのママは今、お子さんの未来を守る学びを始めていきましょう!
我が子のために立ち上がるお母さんを、私は応援しています!
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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