育てにくいわが子は発達障害?診断が付いてもつかなくても、今からできるおうち対応で育てにくさを解消しませんか?

専門機関を勧められ、やっとの思いで相談に行ったけれど「様子をみましょう」と言われてしまったお母さん。実は、発達障害の幼児期の子どもは、診断名がつかない場合が多いのです。しかし、育てにくさを感じているなら、今からお家でできることがあります。

育てにくいと感じる幼児期の子どもに発達障害の診断がつかない理由

我が子に育てにくさを感じ、やっとの思いで相談に行ったのに「様子をみましょう」と言われてしまったお母さん。
ネットや本でたくさん調べ、発達障害かも?と悩んでいたのに、専門家に様子をみましょうと言われ、解決策がないままモヤモヤ過ごしていませんか?
実は、発達障害は幼児の発達段階で起こる行動と見分けることがとても難しく、幼児期は子どもに診断名が出ず、育てにくさを解決できないまま過ごされているお母さんがとても多いのです。

私が勤めていた保育園でも、元気すぎて棚の上に登ってしまう子や、いつもひとりぼっちで集団に馴染めず隅っこで遊んでいる子など、気になる様子が見られるお子さんが何人かいました。
2004年に発達障害支援法が施行され、発達障害やグレーゾーンという言葉が少しずつ広まってきています。
しかし、それからもう大分経っているのに、まだまだその実態や、発達障害自体を理解していない方が、かなり多いことも事実です。

困りごとがあっても解決に至らない現状

保育の現場でも、早期発見早期支援を目的に、お母さんに専門機関での相談を進めるケースがあります。
しかし、大抵の場合、「様子をみましょう」で終わってしまうことが多いのです。
やっぱり私の育て方が悪かったのかしら…と思ってしまったお母さん。
そうではありません。
現在発達障害は、お母さんのしつけ方が悪いわけでも、愛情不足であることもなく脳の回路に特性があるから起こる行動である、ということがわかってきています。
ですので、たとえ子どもに診断名がつかなくても、お母さんが育てにくさを感じているならば、きちんとした対策をしなくてはなりません。

発達障害の診断名がついていないお子さんでも、育てにくさを感じていると、お子さんの行動にイライラしてしまい、いつも怒ってばかり…と言うことないですか?
診断名がつかないグレーゾーンの子どもたちは、なかなかその行動を理解されにくいのですが、怒られて育ってしまった脳は、ネガティブな記憶だらけになってしまいます。
そこで、幼児期のお子さんには、ぜひポジティブな記憶を積み重ねる親子のコミュニケーションをお勧めしたいのです。
なぜなら、育てにくさを感じたまま、幼児期に発達障害の特性を見逃してしまうと、8割もの子どもが、将来なんらか不適合を起こし、二次障害へつながってしまうというデータもあるぐらいだからです。(星野仁彦・ひきこもり支援者読本)

診断名がつかなくても、今から家でできること

お家でお母さんとのコミュニケーションを良くすれば、子どもたちの発達をグーンと伸ばしていくことができるのです。
まずは、その基本となる話し方のポイントを3つお伝えします。
お母さんが笑顔で、ゆっくりと、優しい声で話すことが基本となります。
お母さんが子どもに優しい笑顔でゆっくりと話すと、お子さんは、なんだろう?と聞いてみたくなるのです。

発達障害グレーゾーンの子どもの脳はネガティブな記憶を積み重ねやすいので、ポジティブ思考を積み上げるために、スモールステップで、できたことを伝えてあげることが大切です。
例えば、お風呂に入るとき、
シャツ脱げたね、
バンツも脱げたね、
靴下ナイスイン!(カゴに入ったね)
と、できたことを言葉で伝えたり、グッジョブサインで伝えると、「できた」の良い記憶が積み重なっていきます。
こうすることで、自分はできるという自己効力感が育ち、ぐんぐんと脳の回路が伸びていきます。
ぜひ、我が子の観察名人になり、ポジティブ脳を発達させてくださいね 。

執筆者:古関ときこ

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