ひといちばい敏感な子(HSC)の登園しぶりを未然に防ぐ育て方!「寄り添う」以外の対応法とは

ひといちばい敏感な子と呼ばれるHSCの癇癪や登園しぶりに困っているけれど、調べると「寄り添いましょう」という対応しか出てこず、もう限界…と育て方に悩んでいませんか。「寄り添う」以外の育て方がありますよ。今回は登園しぶりに特化した方法をお伝えします。

ひといちばい敏感な子(HSC)の育て方、どうしたらいいの?

敏感すぎる子(HSC)の癇癪や登園しぶりに困って、本を読んだり、対応法を調べたりしたけれど…

「寄り添いましょう」という言葉しか見当たらず、どうしていいのやら…と行き詰まっているママはいらっしゃいませんか。

繊細な子の育て方。まずは「HSC」だと理解することで楽になる

私が起業するきっかけにもなった、癇癪持ちの私の娘はいわゆる、HSCの中の感情表現が激しいタイプ(HSS)です。

そのことに気づいたのは、脳科学を学び、自分の声かけで娘の癇癪をおさめ、起業活動を始めたあとでした。

初めてHSCという言葉に出会ったのは、心療内科医である明橋大二先生の書籍でした。

書籍を読んで、本当に衝撃を受けたことを今でも覚えています。

娘のことが書いてあったからです。

そうか、うちの子はHSCだったのか。

そう理解できたときに、一つ、肩の荷が降りたようなホッとしたような感覚になりました。

「ひといちばい敏感な子(HSC)」とは?チェックリストも載っている記事はこちら▼

理解はできても…HSCと寄り添うことは、簡単じゃない

それと同時に、書籍に書かれていることに強烈な違和感も持ちました。

HSCは障害ではないので、理解して寄り添うことが大事。

そう書いてあるからです。

あれ?おかしいな。
うちの子は、確かに寄り添ってあげることは大事だけど、驚くほどに、癇癪もなくなったし、敏感すぎる特性も、明らかに薄くしてあげられている。

発達障害ではない。
それは確かにそうだけれど、脳にアプローチしてあげたらHSCの子ども本人が苦しんでいる敏感すぎる脳の反応を抑えてあげることはできるんじゃないかな?

私はそう感じました。

それから、HSCの本や論文を読み漁りましたが、やはりどの本にも、「受け入れましょう」と書いてある。

すごく苦しい感覚を覚えました。

この人たちは、HSCの子どもを育てたことがあって、このアドバイスを書いているのだろうか?

HSCの子の気質に、ただただ寄り添ってあげることがどれだけ忍耐のいることか、知っていて、このアドバイスなのかな?

一日中、ママ、ママ、とべったり365日、過ごしたことはあるのだろうか?

トイレにだって自由に一人で行けない生活をしたことがあるのだろうか?

良かれと思って、ご飯にふりかけをかけてあげたらこの世の終わりのように2時間延々と癇癪が起こる、そんな経験をしたことがあるのだろうか?

言うのは簡単だけど思っている以上に、「寄り添う」って大変なんだよ。

私が感じた違和感は、調べれば調べるほど大きくなっていきました。

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敏感すぎる気質は、脳が伸びることで改善していく!

うちの子は確かにHSCです。しかも、激しいほうの(苦笑)

けれど、事実として、敏感すぎる気質は私のコミュニケーションで脳が伸びるに従って、緩やかに改善していっています。

そうか、世の中は、まだママの声かけで脳自体が伸ばせるってことを知らないんだ。

だから、寄り添うしかない、そんな見解になってしまうんだ。

そう気付きました。

HSCの気質は受け入れるだけではいけません。

それは基本の対応だけど、そんなことをしていても、本人の苦しさは軽くならない。

もっと積極的にアプローチする方法を開発しないといけないんだ!そう、私の心に火がつきました。

「寄り添う」だけでない!HSCっ子への対応法を、私のインスタグラムでご紹介しています。

HSCの子の歯磨き問題について解説している動画はこちら。ぜひご覧くださいね!▼

https://www.instagram.com/p/Cg-6l8VAiHC/

ひといちばい敏感な子に効果的!寄り添う以外の対応法

自分のことがよくわかっているからこそ、お母さんじゃない「先生」が必要

HSCタイプの子は、例えば、

お友達とうまくいかなかったとき
学校に行けないとき
気持ちをうまくコントロールできないとき
わがままばっかり言っちゃうとき…

こんな「困りごと」が起こっているとき、自分のことをよくわかっています。

人の気持ちを読みすぎるところがありますから、

お母さんが困っていることも
お友達が悲しい思いをしていることも
幼稚園には行かないといけないことも

実は誰よりもわかっています。

わかっているのに、上手にできない…
そんな私はダメな私。。

こう感じていることがHSCタイプの子はとても多いです。

そこに畳み掛けて、お母さんが「幼稚園には行くものなんだよ」「行ってくれたらママ嬉しいな」と正しいことを「教える」ことをしてしまうと、本人の心のやり場がなくなってしまいます。

だから、あえて、お母さんじゃない「先生」が必要になります。

HSCの「先生」役にぴったり!絵本や漫画

「先生」役にぴったりなのが幼児期〜1、2年生なら「絵本」
小学生以上なら子どもが好きな漫画や絵本がとても有効なのです。

絵本の中の世界は、いろいろな事件が起き、波瀾万丈がありますが、ほとんどの場合がそれらを乗り越えてハッピーエンドで終わるようにできています。
言葉もとても優しくて綺麗です。

だから、お母さんが直接教えるよりも、絵本の中の言葉や絵を通して子どもに社会のルールを教えたほうが、断然心と脳に染み込みやすいのです。

HSCタイプの子へ、ただ寄り添うだけではなく脳を育てて、物事をポジティブに捉える力を根っこから授けていく『読み聞かせ』。

ぜひ、素敵な絵本を探して、やってみてくださいね!^^

執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

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