いざ受診しようと思っても心療内科・精神科・メンタルクリニックなどいろいろあってどこに受診したいいのかわからない!そんなことありませんか?ここでは心療内科・精神科・メンタルクリニック それぞれの違いとどこに行ったらいいのかそのポイントをご紹介します! |
どこの病院に行ったらいいのかわからない
シリーズでお伝えしています。あわせて読みたい第1・2・3話はこちら▼▼
入院する前私は心療内科、精神科、メンタルクリニックの違いは全くわかっていませんでした。
そして信頼できる病院がどこなのかも全くわからない状態でした。情報を集めることもできずに近くの病院にそのまま入院になりました。
そのためほとんど情報がないまま病院の受診をしたので、私の中での受診に対する不安はとても大きなものでした。
私と同じように家族もどうしたらいいのかわからず戸惑っていました。受診前に相談できるところに相談していたらよかったなと今では思います。
心療内科・精神科・メンタルクリニックの違いがわからない
この違いをみなさんご存じでしょうか?
メンタルの調子が悪くなれば行くところというのは、ご存じだと思います。ただし違いがわかりにくく、どこに行けばいいのわかりませんよね。
実際はそれぞれに受けられる治療やリハビリサポート、精神疾患の状態によって受診する先が変わってきます。
心療内科・精神科・メンタルクリニックそれぞれの違い▼
※あくまで目安になります。詳しくは直接医療機関へご確認ください。
病院 | 特徴 | 入院 | 症状の状態目安 |
総合病院の精神科 | 体の病気を抱えている場合、ほかの科と連携をとりつつ治療が可能。入院施設もあるため一か所で治療ができる。 | 〇 | 軽度~重度 |
心療内科 | 心理的な要因で主に身体に症状があらわれる場合などに受診する。気軽に受診しやすい雰囲気がある。 | △ | 軽度 ※内科メイン |
メンタルクリニック | 交通の便がいいところにあり、気軽に受診しやすい雰囲気がある。土日や夕方まで受診できる場合も。さまざまな特徴のクリニックがある。 | ✕ | 軽度 ※入院施設がないため必要な場合は医師の紹介状により転院も可。 |
大学病院の精神科 | 精神科医の人数が多く、専門領域に通じた医師がいる。より専門に特化した診察を受けられる。最新の検査、治療を受けられる場合もある。 | 〇 | 軽度~重度 |
単科の精神科病院 (精神科のみの病院) |
複数の精神科医がいる。ある程度の期間治療が必要な場合は、ケースワーカーや作業療法士がいるのでリハビリを受けやすい。 充実したデイケア(社会復帰を目的とした通所型リハビリテーション)や認知行動療法など様々な治療を受けられる。 退院後のサポート就職、住宅支援、福祉サービスの調整なども受けられる。 |
〇 | 軽度~重度 |
はやく医療につながることが自分のため家族のためになる
今精神疾患でなくても、このことを知っているだけで役に立ちます!
あなたが子どもがもしかしたらなる可能性だってあるかもしれません。
そしてママは忙しいのが当たり前、精神疾患になるリスクはとても高いです。
もしママが精神疾患になってしまうと子どもと楽しい生活を送ることは難しくなります。
知っておくことで予防できる!
精神疾患になる前に、どんな状態がなりやすいのか知っておくことが大きな分かれ道になります。
何も知らなければより状態が悪くなるので、あなたが病院に行くまでに時間がかかります。
この記事を読んでくださっている方は、精神疾患について興味があるから読んでくださっているはずです。
大切なことは精神疾患について知っておくこと。そしてどのように対処したらいいのかを知っておくとうつ病になる手前のうつ状態、脳疲労の状態で病院にいくことで早めに回復することができます。
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受診先いちばんのおススメはママの”通いやすさ”
精神疾患の治療は短期で回復する場合もありますが、多くは長期的に通うことになります。
通いやすさの決め手は3つです。
①通いやすい時間帯・曜日にあいているか
②自宅からの距離が近いか
③安心して通いやすいと思えるか(雰囲気・医師やスタッフの対応など)
かかりつけの病院、通院している病院で相談してみる
もし産後1年未満であればかかりつけの産婦人科医に相談する。
もしくはすでに通院している病院(ご本人もしくは子ども)で心の不調をみてくれる診療科があれば、そこに行ってみることをおススメします!
また、かかりつけの医師に相談してみるのもありです。(※精神に関連する診療科でなくても相談したら何か教えてもらえるはずです。)
精神科受診はハードル高くても、通いなれている病院なら聞きやすいこともありますよね。
ちなみに、私は子どもを小児科に連れて行ったついでに、私の診察も一緒にしてもらっていました。
初めて行く場所よりも通いなれている病院で受診が可能であれば、受診しやすいはずです。
その時に転院や入院の必要が出てきたときには医師に相談して紹介状を書いてもらうことで対応できます。
元気なママも知識として知っておくと役に立ちます。
どんなことでも知識として知っているのと知らないのは、天と地ほどの差があると自分の病気を学んでいくことで気がつきました。
執筆者:いのうえまゆみ