マイペースで行動が遅い子どもを、つい急かしたり、叱ったりしていませんか?実は、どんなに急かしても叱っても、子どもは変わらないんです。子どもの行動を引き出したいなら、ママから変わりましょう!今すぐ実践できる、その方法をお伝えしますね。 |
とにかくマイペースで行動が遅い我が子。早く!がママの口癖に…。
子どもが集団生活をするようになると、周りの子と比べて行動が遅いことが目立つようになりますよね。
我が家の息子も幼稚園に入園し、時間が決められた生活をするようになると、マイペースな様子が気になるようになりました。
・登園の時間が迫っても支度をせずに遊んでいる
・こちらが指示を出しても、なかなか動き出さない
・やっと支度を始めても、他に気を取られて手が止まってしまう
など
なかなかスムーズに行動してくれないため、「早く!早く!」「何してるの?」「もっと急いで!」と、急かす言葉が私の口癖になっていました。
毎日こんなにも急かしているのに、息子の行動は早くなるどころが、どんどんやる気を失って、マイペースさに追い打ちをかけることになってしまいました。
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どうしてマイペースになってしまうの?
脳の苦手な場所を使うから
こんなに簡単なのに?と大人が感じることでも、その子の脳の苦手な場所を使う作業は、行動をおこすまでに大きな負担がかかります。
負担が大きくなると、行動をおこすこと自体を面倒くさいと感じてしまうのです。
そうやってやることを先延ばしにしたり、ダラダラしたりしている様子が、結果としてマイペースで行動が遅い様子につながります。
脳は、行動をすればするほど発達していきます!
苦手だと感じて行動量が減ってしまうと、苦手な部分の脳の発達が進まず、どんどん行動しにくくなるという悪循環になってしまうのです。
脳の発達に未熟さがあるから
子どもの脳は、大人と違ってまだ発達の途中段階。
大人と同じことをするとしても、脳の中で処理を行うために大人の何倍もの時間が掛かります。
特に、発達障害である自閉症スペクトラム(ASD)や、注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもは、脳の発達に未熟な部分が見られます。
・行動の切り替えが苦手
・集中を続けることが苦手で気が散りやすい
・見通しを持った行動が苦手
・時間感覚の発達が未熟
といった特性があり、その結果、集団の行動から遅れてしまったり、本人は一生懸命でも周りからはマイペースに見えてしまったりするということが起こるのです。
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行動が遅い子どもを変えたいなら、ママが変わろう!その方法とは…
マイペースで行動が遅い子どもの行動を引き出したいのなら、ママが対応を変えましょう!
その具体的な方法をお伝えしますね。
楽しくなる指示
行動が遅い子どもについイライラして、「ほら、早く着替えなさい!」、「さっさとお風呂入って!」と、怒り口調で指示を出していませんか?
そんな言い方では、子どもはやる気を失ってしまいますよね。
子どもが思わず「やってみたい!」と、動き出したくなる指示をしましょう!
「さぁ、ママとお着替えどっちが早いかな?競争しよう!」
「お風呂に入ったら、このアイス食べようよ!」
「宿題終わったら、何しようか♪」
「もしも〇〇ができちゃったら、すごくない?」
などなど
子どもが大好きな番組のセリフを使ったり、歌にのせてみたりするのも楽しいですよ。
ついつい子どもが動き出しちゃう言い方を考えるのが、ママの腕の見せどころです!
待つ!
マイペースな子どもを、じっと待ってあげられていますか?
つい、「早くしなさい!」、「まだできていないの?」と急かしていませんか?
ここは、ママが急かしたい気持ちをグッと抑えて、子どもが行動をおこすのを待ちましょう!
脳は、行動をすればするほど、発達していきます。
たとえどんなに時間が掛かったとしても、うまくできなくても、行動をすれば脳は発達していきます。
ただし、急かしたり叱ったりして子どもがイヤイヤ行動している状況では、脳はスムーズに働かず、せっかくの発達の機会を奪ってしまうので注意が必要です!
朝の支度など、時間が限られている時は、ママが時間を逆算して、余裕をもって行動できるようにしてあげてくださいね。
待っているときは、ついイライラして怖い顔にならないように、笑顔を意識しましょう!
褒める
子どもが行動をおこしたら、こまめに褒めてあげましょう!
最初から、完璧にやり遂げることを求めないことがポイントです!
どんなに時間が掛かっても、途中でやめてしまっても、ほとんどママが手伝ったとしても、「できた」ところにだけ注目して、こまめに伝えてあげましょう!
「お着替えし始めたんだね!」
「わぁ、もうここまで終わったの?」
「お支度、〇〇 と 〇〇ができたね!」
「宿題やろうとしてるんだね、ノート出したね!」
OK!や、グッジョブ!のサインを出す
などなど
ママに褒められることで、「もっとやってみよう!」という意欲がわき、行動量が増えます。
何度もお伝えしますが、脳は行動をすればするほど発達します!
脳が発達することで、自然と行動が定着していきますよ。
もしも途中で他のことをし始めてしまったり、やることを忘れてしまったりしている様子が見られたら、「できた」ところを褒めてあげることで、やるべきことを思い出させてあげてくださいね。
いかがでしたか?
マイペースで行動が遅い子どもを変えたいのであれば、子どもを急かすのではなく、ママが対応方法を変えましょう!
ママが日ごろから戦略的に対応することで、着実に子どもの様子は変わっていきますよ!
執筆者:はらしま ゆみ
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