2歳の「人見知り」「場所見知り」は克服できる!ママの予告と褒めが成功のヒケツ!

2歳を過ぎても「人見知り」「場所見知り」が続く様子に不安になっていませんか?我が子とのお出掛けがつらい、このまま続いたらどうしよう…と心配になるママへ。その心配、ママの予告と褒めで克服できますよ!子どもに自信を授けて、入園に備えましょう!

2歳を過ぎても「人見知り」「場所見知り」をする息子。不安がつのる日々…

見慣れない人に会ったときや、初めての場所に行ったとき、ママから離れられなかったり、泣いてしまったりする子どもの様子を、残念に思ってしまった経験はありませんか?

現在幼稚園年中さんの息子は、2歳を過ぎても、「人見知り」「場所見知り」が続いていました。

慣れない場所ではママにしがみついて離れない。
いつもの公園でも、他のお友達がいると遊具に近付くことができない。

経験が足りないからだ!と習い事や遊び場に積極的に連れて行っても、お部屋にすら入れないことも…。

周りの子たちは元気いっぱい遊んでいるのに、どうして我が子はママから離れられないの…?ずっとこのままだったらどうしよう…。と不安をつのらせる日々でした。

2歳の「人見知り」「場所見知り」はどうして?

では、2歳の子どもの「人見知り」「場所見知り」はどうして起こるのでしょうか。理由をお話しします。

ママやおうちが「安全な場所」と認識できている証拠

子どもは1歳前後になると、ママから少し離れて周りを探検するようになります。

その中で、見慣れない人や物に出会ったとき、「安全基地」としてママのところへ戻って不安を落ち着けて、また周りを探検しながら、少しずつ自分の世界を広げていくことが知られています。

2歳を過ぎると、さらに物事を認識する力や記憶する力が発達し、安全な場所と、それ以外の場所とを意識するようになります。

見慣れない人や場所に対して不安を感じるのは、自分にとってママやおうちは「安心な場所」と認識できているからこそ見られる行動です。

「人見知り」や「場所見知り」をする度合いや期間は、子どもによって個人差があります。

臆病な子だったり、ひといちばい敏感な子だったり、神経質な子だったりなど、生まれ持った性質によっては、見慣れない人や場所に対しての不安が強く表れることがあります。

見通しを立てることが苦手だから

もう1つは、脳の未熟さです。

特に、発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)の特性を持つ子どもは、これから何が起きるのか、という見通しを立てることが苦手です。

イメージすること、目の前にないことを想像することが苦手なので、予想外のことが起こるとパニックを起こしやすくなるのです。

「ここはどこ?」
「この人は誰?」
「これから何がおきるの?」
「それって安全なの?」

と、慣れない環境では予想外のことだらけで不安が強くなり、「安全基地」であるママから離れられなくなるのです。

自閉症スペクトラムとは?詳しくはこちら▼

成長とともにいつか良くなる?幼稚園入園に向けて、今から対応しよう!

2歳になると、プレ幼稚園が始まる時期ですよね。

息子も幼稚園入園に向けて、プレ幼稚園に参加しましたが、慣れない環境に緊張して固まってしまったり、お友達の中になかなか入れなかったり、「このままで幼稚園、大丈夫かな…」と心配になりました。

一方、ママ友から「成長とともに良くなるよ!」「幼稚園で集団に揉まれたら慣れるよ!」とアドバイスを受けたこともあり、幼稚園に行きさえすれば大丈夫かもしれない!と期待する気持ちもありました。

では、いきなり幼稚園まかせにしてしまって本当に大丈夫でしょうか?

答えはNO!です!

幼稚園に入園した後は、ママと離れて、慣れない環境の中で初めてのことをたくさん経験します。

初めての集団生活は、不安の強い子どもにとっては、不安や緊張の連続

それではせっかくの園生活を楽しむどころか、とてもつらい時間になってしまいますよね。

「人見知り」「場所見知り」はすぐに克服できるものではありません。

今からゆっくり時間をかけて対応し、安心して入園を迎えられるようにしたいですよね!

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2歳の「人見知り」「場所見知り」はママの予告と褒めで克服しよう!

「人見知り」「場所見知り」の強い息子が、実際にどのように克服していったかをお伝えしますね。
その方法は、予告褒め です!

◆予告

お出掛けをする前に、落ち着いた環境で

・これからどこに行くのか
・それはどんな場所なのか
・誰に合うのか
・その人はどんな人なのか
・これからどんなことをするのか

などなど、できれば実際の写真や動画を見せながら、丁寧に説明します。

例えば実家に帰省をするとしたら、実家の写真や、おじいちゃん・おばあちゃんの写真を一緒に見ながら、これからどんなことをするのかを伝えましょう。

公共の交通機関を利用するときは、その交通手段も写真付きで伝えておくと安心です。

予告をすることで、これからどんなことが起きるのかをイメージしやすくなり、前もって気持ちの準備をすることができます

絵カードを使用しても良いのですが、子どもが想像したものと実物とのズレがあった場合、不安を感じる原因になってしまうので、写真を使って説明したほうがより良いですよ。

◆褒め

実際に予告した場所に行けたら、たくさん褒めてあげましょう!

最初は抱っこのまま、景色を見ただけでも花丸です!たとえママから離れられなかったとしても、泣いてしまったとしても、「できた」 ことにだけ注目しましょう!

以前と比べて少しでも変化したところや、挑戦しようとしたことなどを見つけて伝えてあげてください。

・初めての場所に来られたね!
・ほら、さっき写真で見た場所と同じだったね!
・さっき写真で見た、〇〇ちゃんだね!
・知らない場所だったけれど、少しだけいられたね!
・泣かないでいられたね!
・抱っこから降りられたね!すごい!

いきなりママから離れることを目的とせず、少しずつ子どものペースで進めることがポイントです。

ママに褒められることで、「できた!」という成功体験になります。成功体験を少しずつ積み重ねていくことで、子どもの自信につながっていくのです。

予告褒め で自信を付けた息子は、少しずつママから離れて、どんどん新しいできごとを楽しむようになっていきました。

幼稚園に入園するころにはあっさりとママから離れられるようになり、毎日お友達と初めての体験を楽しんでいます!以前の私が見たらびっくりする姿だと思います。

2歳の「人見知り」「場所見知り」があるお子さんとのお出掛けは、ママも不安な気持ちになってしまいますよね。

けれど、ママが不安な顔をしていたら、子どもはもっと不安な気持ちになってしまうと思います。

まずはママが、「泣いても良い!ママから離れられなくてOK!」と、どーんと構えていましょう!

ママが笑顔でお出掛けを楽しみながら、小さな成功体験をたくさん積んで、お子さんに自信をつけてあげてくださいね。

執筆者:はらしま ゆみ

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