本や子育て講座で知識を学んでも、発達障害・グレーゾーンの我が子にはうまくいかない事が多いですよね。子どもの悩みも変わらないし、親の自分がイライラしてすぐ元に戻ってしまう。そんなお母さんでも育児ストレスを改善して、子育てがうまくいく方法があるんです。子育てスキルを学ぶ前にやってほしい「ABC分析」についてお伝えします。 |
うまくいかない子育て、講座で学んでも元に戻って自己嫌悪…
「うちの子どもはとても素直で優しい子なのですが、最近私の顔色を伺うような様子や、悪くないのに『ごめんなさい』ということが増えてきた気がします。
自分が叱りすぎてしまっているから、息子がこうなってしまっているのではないかとと思っています。
どうしても私自身がイライラしてしまいやすく、これまで、アンガーマネジメントを習いに行ったり、アドラー心理学の講演会や本で学んだり、他にも色々な子育て講座を受けてきました。
それでもなかなか変われません。そのときは少し気をつけるのですが、すぐに元の自分に戻ってしまい自己嫌悪…を繰り返してきています。」
(ご本人の了解を得て掲載しています)
学んだ知識であなたの子育てが「うまくいかない」理由
私の個別相談には、この方と同じ悩み「学んだのに、子育てがうまくいかない」と打ち明けてくださる方がものすごく多いです。
みなさんすでに色々と発達障害の知識や子育て方法を学ばれて、自分なりに実践してきた、真面目でお子さん思いのお母さんばかりです。
そして、こんなに学んだのにもかかわらず、我が子の子育てがうまくいかない…と悩んでいる。
そして、こんなに学んだのにもかかわらず、我が子の子育てがうまくいかない…と悩んでいる。
けれども、正直なところ、このやり方を続けていただけでは絶対に変わることはできません。
なぜなら、本や、講演会などの不特定多数の方に向けた子育ての情報は、あなたに向けられたものではないからです。
お母さんが「それいいかも!」と実践してみても、
果たしてその対応が本当にお子さんにとって必要なのか?
そして、あなたの子育ての現状にあっているものなのか?
知るすべがないからです。
果たしてその対応が本当にお子さんにとって必要なのか?
そして、あなたの子育ての現状にあっているものなのか?
知るすべがないからです。
発達障害傾向の子どもへの対応で大切なことは?
子どもの困った行動に対して、
なぜ、その行動が起きているのか?
なぜ、何度言っても直らないのか?
その答えを考えようとしたら、まずはそもそも「なぜその行動が起こっているのか?」の原因を探ることが大切です。
とくに発達障害・グレーゾーンの子どもには、原因を推測せずに闇雲に対応してもうまくいかない結果になってしまいます。
発達障害の問題には、うわべのスキルより子どもと親の分析
そこで、まず最初にやっていただきたいのは、お子さんの現状と、お母さんの現状を丁寧に分析することです。
解決しなくてはいけない問題を知らないまま、闇雲にうわべの子育てスキルだけを追いかけても成果が出ない、うまくいかないのは当然なのです。
(ちょっとキツイ言い方ですみません!)
(ちょっとキツイ言い方ですみません!)
お風呂を嫌がるのは、感覚過敏だからでしょうか?
例えば、あなただったら、この質問にどんな風に答えますか?
「うちの子は何度言ってもお風呂に入りません。これは感覚過敏とか、そういうものが関係しているように思うのですが、どうしたらいいでしょうか?」
もし、私の講座の生徒さんに同じ質問をされたら、私は必ずこう答えます。
「お子さんの行動を元に、『ABC分析』をやってみましょう」
ABC分析とは、行動心理学の手法の一つで、子どもの行動がなぜ起こっているのか?を冷静に分析する方法です。
「ABC分析って何だろう?」と思った方はぜひ、インターネットや本などで調べてみてください。
▼▼分析には、我が子の「でこぼこの理解」も大切。おすすめ記事はこちらです
子育てがうまくいかないあなたが、まずやるべき「ABC分析」
先ほどの「何度言ってもお風呂に入らない…」という子どもの行動を考えると、
・本当に感覚過敏からくるお風呂への拒否感かもしれない。
・単純にお母さんの指示がわかりにくいのかもしれない。
・もしかしたら、お母さんが「いつも嫌がる」と思っているだけで、冷静に観察すると スッとお風呂に入れているタイミングもあるかもしれない。
・単純にお母さんの指示がわかりにくいのかもしれない。
・もしかしたら、お母さんが「いつも嫌がる」と思っているだけで、冷静に観察すると スッとお風呂に入れているタイミングもあるかもしれない。
「ABC分析」に当てはめてみて子どもの様子をよく観察することが、「子どもの困った行動、どうしたらいい?」を考えるときに、最初にやってほしいことなのです。
お母さんが自分の力で「うまくいく子育て」ができるようになるポイント!
「うまくいかない子育て、どうしたらいいでしょうか?」
と専門家の力を借りないと解決できないと思っている子どもの困りごとも、
と専門家の力を借りないと解決できないと思っている子どもの困りごとも、
①子どもの特性をわかっている
②子どもの行動を分析できる
③分析結果に合わせた対応テクニックを知っている
②子どもの行動を分析できる
③分析結果に合わせた対応テクニックを知っている
この3つが揃えば、お母さんがお子さんの「専門家」になれるんです。
うまくいく子育てに大切なのは「必要な学び」と「続けること」
①のお子さんの特性は、小さな頃からお母さんが気づいていることが多いですね。
②で日常で起こる困りごとに「ABC分析」をした上で、
必要な学びを、必要な期間行いながら、
③にその学んだテクニックを、しっかり変わるところまで実践し続けること。
必要な学びを、必要な期間行いながら、
③にその学んだテクニックを、しっかり変わるところまで実践し続けること。
これを丁寧に繰り返せば、子育てがうまくいかない…という悩みは必ず改善します。
お母さんは、“今までやみくもに学んできた子育て知識やスキル”を一旦捨ててしまう勇気も持ちましょう。
子どもの困りごとをママ自身が解決する「我が子の専門家」になりたいけれど、どうしたらいいのか分からない。「ABC分析」で具体的にどう対応すればよいのか知りたい。そんなときはぜひ、ご相談くださいね。
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
(お母さんの小学校★ななほし代表)
☆☆☆読者ママからの感想☆☆☆
【学んでもうまくいかなかった理由がわかりました】
育児本や単発の子育て講座で、うわべだけの子育て知識を闇雲に身につけようともがいていました。こっちの本ではこう言ってる、でもあのお偉い先生はこう言ってたなぁ…。知識は沢山あるのにうまくいかない…なんて思っていたところ、一番重要で一番初めにすることは、子どもと自分の現状把握からだった!とわかりました。
(年長男の子のママ)
【やみくもに褒める育児がうまくいかない理由がわかりました】
私も子育て講座や本、ネットで調べて「褒める子育て」などを試してみても、結局子どもを怒る方が多くなってしまい、自分がなおさら落ち込む…そんなことを何度も繰り返していました。まずはなぜその事が起こっているかを分析して、それから子育てテクニックを活かすことが大事だとわかりました!
(年子女の子のママ)
▼▼一人で悩むうまくいかない子育てストレスが限界なママ、一緒にお子さんの分析をしましょう
▼あふれる子育て情報・発達障害の情報に惑わされて「うまくいかない」と悩むのは終わり!お母さんが我が子の「専門家」になれる方法をメール講座でお伝えしています。