コロナウイルスによる不安な日々がまだまだ続いています。もし、コロナ禍でお子さんの癇癪が悪化している場合、「様子見」をしてはいけません。子どもの癇癪が「脳のクセ」になってしまう前に、お母さんのコミュニケーションで即対応しましょう。 |
癇癪には種類がある
自分の思い通りにいかないとき、
お腹がすいた、寒い、疲れた…など、生理的に満たされないとき、
伝えたいことがあるのにうまく言葉にならないとき、
泣く、わめく、叫ぶ、激しく奇声を発するなどの方法で感情を爆発させる状態のことを「癇癪」といいます。
怒りや不安などの感情を持つこと自体は誰にでも起こる自然な現象ですが、気持ちのコントロールがうまくできないときに癇癪につながっていきます。
「泣いたらお母さんが来てくれるって覚えてしまうから、癇癪が起こったらおさまるまでそっとしておきましょう」
こんなアドバイスを受けたことはありませんか?
実は、この対応、やったほうがいい場合と絶対にやってはいけない場合があるのです。
そう、癇癪には種類があります。
その種類をまず知ること、我が子の場合はどっちなのか、もしくは、時と場合によって違うのかなど、見極める目を持つことが大切です。
あわせて読みたい人気記事はこちら▼
コロナ禍で悪化した子どもの癇癪は、放っておいてはいけない!
この二年ほど、コロナによって世の中も、お母さんも、お子さんも不安な日々を過ごしています。
結論から言うと、コロナに振り回され続けた今、コロナをきっかけに悪化している癇癪は、「放っておいてはいけない癇癪」です。
インターネットなどで癇癪の対応方法を調べるとほぼ間違いなく「成長の中の一過性のことなので、泣いている間はそっとして少しおさまったら本人の気持ちに寄り添いましょう。」と書かれているものがほとんどです。
そして、「それでもなおらない場合は専門家に相談しましょう。」と書かれています。
さらに、勇気を出して専門家に相談すると9割以上の方がこう言われます。
「様子を見ましょう」
はっきりとした発達障害の傾向が見て取れない場合は、必ずこう言われます。
「困ったらまた相談に来てください」
いやいやいや!いま、困ってるから、相談に来たんじゃ〜〜い!!というお母さんの心の叫びを家に持ち帰ることになります。
相談を受ける側の事情をお話しすると、専門家とはいえ、お医者さんの仕事は、診断することと薬を出すこと。
だから、専門家の人も癇癪に対して具体的にどうしたらいいか知識も経験も持っていないのです。
相談に行ったところで、癇癪はなおりませんから、またいつものように癇癪に怯えながら子どもと2人きり…という状態になります。
あわせて読みたい記事はこちら▼
癇癪はお母さんのコミュニケーションでなくすことができる
何百人ものお母さんの相談に乗ってきた私だからこそ断言できますが、子どもの癇癪はお母さんのコミュニケーションでなくすことができます!
特に4歳以降の癇癪についてはコミュニケーションでおさめてあげるしか方法がありません。
間違ったコミュニケーションを続けていけばいくほど癇癪が悪化するどころか、癇癪は脳の癖になりますから長期化することになります。
のんびりしてられない!今もう限界を迎えている!という方は、こちらの書籍に癇癪の対応法をまとめていますので、いますぐお手にとって、今日できることをしてください!
ダウンロードはこちら!▼
そして、もしも今現在お子さんの激しい癇癪で悩んでいる方は、早めに相談に来てください。
相談の目安は、
・毎日感情の爆発の癇癪が起こっているかどうか?
・お母さんから見て原因がよくわからない癇癪が起こっているかどうか?
・それにお母さん自身が振り回されたり、気をつかって過ごしているかどうか?
の3点です。
信じてください。大丈夫だから。その癇癪、必ずおさめられますよ!
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
▼癇癪・ぐずり対応の専門家、石澤かずこのメールマガジンはこちら