専門家の療育に通っていても圧倒的に足りないのが量!発達障害の子育てはおうちでの親の影響が大きいんです。療育を受けることも大切ですが、それ以上に効果があるのは「親が変わること」。今回はある本をご紹介しながら、親の影響について考えてほしいと思います。 |
結婚できる人とできない人の違いとは?
私の好きな息抜き法は、仕事の合間に読書をすることなのですが、ある本がとっても面白かったのでご紹介します!
突然ですが、結婚できる人とできない人は、何が違うと思いますか?
『夢を見続けて終わる人、妥協を余儀なくされる人、 「最高の相手」を手に入れる人。』
という、発達障害も子育ても全く関係のない(笑)、ある結婚相談所の所長さんが書いたベストセラー本です。
(気になる方は調べてみてくださいね^^)
(気になる方は調べてみてくださいね^^)
尊敬する起業家さんがビジネスに置き換えておられたのを拝見して、買ってみたのですが・・・
これ、めちゃくちゃ面白い!
そして、本の中に頻繁に出てくる「結婚」という表現を、「自分の人生やシゴト」「子どもたちの未来」と置き換えて読むと、ものすごくたくさんの学びの詰まった本です。
今日この本を紹介したかったのは、本の中のある章に、
めちゃくちゃ
めちゃくちゃ
めちゃくちゃ!!!
めちゃくちゃ
めちゃくちゃ!!!
発達障害・グレーゾーンの子育てをする上で、大切なメッセージが書かれていたからです。
その章のタイトルは、「本当に幸せになる方法〜なかなか結婚が決まらない人の共通点〜」
引用しますから、是非、そのまま味わってください。
この仕事をはじめて驚いたのが、年収の多寡やルックスや年齢は、成婚率に全く関係がないということ。アラフォーで私と同じくらい顔が散らかっていても、一瞬で結婚して行く方もいれば、20代の超美人でも、何人会ってもご縁がない方もいます。「じゃあ、結婚できる人とできない人は、何が違うのだろう?」と、所長に聞いてみると、一言でバッサリ切られました。「それはね、ズバリ、親やな」わ、わ、私もそう思ってたーーー!!
(中略)
スポーツ選手を見てみて。コーチを変えただけで、1年かそこらで圧倒的な結果を出すようになる選手はいますよね。その人の良いところを見てくれて、側で「君ならできる!」と応援してくれるだけで、人間って本当に変われる。親見てみ!?ずっとそばにおるやん!?1年どころちゃうやん!!!最低でも18年はそばにおるやん!実家暮らしの人とか下手したら40年とかそばにおるし!青山テルマと同じくらいそばにおるやん!!逆に聞きたいわ!そんなにそばにおるのに親の影響受けへんとか、あり得る!?
仲人T著 『夢を見続けておわる人、妥協を余儀なくされる人、「最高の相手」を手に入れる人。“私”がプロポーズされない5つの理由』(p.200より引用)
た、た、確かにーーー!!!
この章を読んで思わず、のけぞってしまったのでした。
発達障害の子どもの未来は「親の影響」で左右される!
子どもって、私たち親の側から離れることができません。
私たちは、こんな当たり前すぎることを、時に忘れてしまいます。
そして、いやでも私たち親の影響を毎日毎日受け続ける。
お母さんが自信がなくて、ネガティブでいつも文句ばっかり言っていて、自分の顔を見れば
ゲームやりすぎ!
宿題はやったのか?
ちゃんと座って食べなさい!
ほら、おもちゃ出しっ放し!
お風呂早く入って来なさい!
宿題はやったのか?
ちゃんと座って食べなさい!
ほら、おもちゃ出しっ放し!
お風呂早く入って来なさい!
なーんて言われ続けたら、子どもが未来の希望に満ち溢れた素敵な青年に育つなんてありえないって、ちょっと考えたら分かります。
だけど私たちは、もしかすると自分に甘すぎる認識を持っているのかもしれません。
このくらい普通のしつけだから。
私の性格や生き方と、子どもの人生は別だから。
私の性格や生き方と、子どもの人生は別だから。
絶対、そんなことあり得ないって、ちょっと考えたらわかるのに、
親だって人間だから、と、自分を守る言い訳をしてみたり、
私だって一生懸命生きてるって、誰も聞いてないのに、自分で自分に言い訳してみたり…。
私だって一生懸命生きてるって、誰も聞いてないのに、自分で自分に言い訳してみたり…。
あなたも一度や二度はそんな風に考えたこともあるのではないでしょうか?
でも、これじゃダメなんです!
療育よりも効果的!?まずはお母さんが変わっていこう!
発達障害やグレーゾーンの子どもの困りごとをなくし、成長させたいと、お母さんたちは一生懸命情報を集め、色々な所で相談したり、療育を受けたり、手を尽くしていることと思います。
けれど、療育だけではなかなか効果が感じられないことも多いと思います。
発達がゆっくりな子どもの成長を加速させるのには、療育だけでは圧倒的に量がたりないのです。
毎日一緒に過ごしている親の影響の方が大きい。だから親が変わることが、何よりも子どもの変化に繋がっていきます。
いつも眉間にシワが寄っているなら笑顔を増やしてみる
ため息が多いなら、空を見上げて深呼吸をしてみる
子どもの悪い所ばかり気になるなら、良いところだけ見て褒めるように意識してみる
そんな変化の積み重ねで、子どもの成長を、ぐーんと加速させることができるのです。
毎日一緒にいる「親」だからこそ、子どもを誰より成長させることができるのです。
そして、お母さんたちの一番の願いは、「わが子に幸せになってほしい」ということですよね。
子どもに本当の意味で自分らしく幸せな人生を生きてほしいと思ったら、私たち親がそれをやらないといけないんです。
お母さんが、自分らしく幸せな人生を生きていることで、子ども達も自分の将来にワクワクと希望を持ち、安心して成長していけるのです。
お母さんが背中を魅せる生き方をしていこう!!というのが私の信念ですが、
これは決して一部の意識の高いキラキラ系ママだけがやることではなくて、 「親」という責任なのかもしれない、と、この本を読んで思いました。
親である私たちがどう関わるか、幸せに生きているか、そのあり方「親の影響」が何より子どもの人生に大きく影響していきます。
「発達障害の子どもがいるから、妻だから、仕方ない」
お母さんが言い訳をしたまま自分の幸せを諦めていたら、子どももその影響を受けてしまいます。
親自身が幸せになる努力をすることは、自分を選んで生まれてきてくれた子どもたちに対する最低限の責任なのです。
だから、おうちで療育よりも効果的な関わり方をしたい!と思ったら、まずは自分が笑顔になれることを考えたり、お母さん自身の人生を楽しくすることへの出会いを探してみましょう。
「今の私は、子どもに良い影響を与えてられているかな?」
と考えながらお子さんに関わってみてくださいね!
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
(お母さんの小学校★ななほし代表)
▼お母さん自身が幸せになるコツを掴み、子どもに良い「親の影響」を与えてあげられるヒントをお届けしています!