でこぼこキッズの子育てに自信がないなら、一番にすることは「自分の子どもを理解すること」

人の子どもと我が子を比べてしまう。子育てに自信がない!そういうこと、誰でも1度はあると思います。我が子のことを理解することで、その悩み、解決できちゃいます!人と比べることがなくなり、誰よりも楽しい子育て人生を歩むことができますよ!

息子と年の近い甥っ子を比べて自信をなくしていた過去

人の子どもと我が子を比べてしまう。誰もが経験があるのではないでしょうか。
特に、甥っ子姪っ子だと、友人の子どもよりも比べてしまいがちではないですか?

私には、息子より半年幼い甥っ子がいます。

成長するにつれて、息子と甥っ子の違いが、どんどん出てきました。

甥っ子は、誰から見ても「イイ子」

穏やか。何でも食べる。甘え上手。片付けも手伝いもできる。じっと座って作業ができる。細かい作業も好き。絵本も読む。失敗してもくじけない。

対して私の息子は、「とても手がかかる子」でした。

こだわりが強く、思い通りにならないと暴れる、泣きわめく。気が強くて、手が出たり噛んだりする。いつもと見た目が違うと食べない。いつもと味が違うと食べない。1つのことに集中できない。絵本が嫌。集団で同じ行動ができない。

会うたびに、息子と甥っ子の差を感じ、親として失格だと言われてる気がしました。

毎度比べては、息子より甥っ子が「イイ子」な理由を探していました。

「息子は酸素不足で生まれたから、甥っ子とは違うのかな?」
「妹は食事に気を配っているから、甥っ子は穏やかなのかな?」
「私が怒るから、息子は暴れるのかな?」

答えは出ないのに、考えずにはいられませんでした。
考えれば考えるほど、モヤモヤが増えるばかり。

私は、息子が生まれてからずっと、思い描いていた育児が出来ていませんでした。
だから、「イイ子」と言われている甥っ子を育てている妹が羨ましかった。

私は次第に、「妹は母親として優れている、私は劣っている」「甥っ子は誰からも好かれる、息子には居場所がない」と言う気持ちを持つようになり、自分でも気がつかないうちに鬱になっていました。

でこぼこな我が子を周りと比べなくて、大丈夫!

私と同じように、子ども同士、親同士を比べる方は、少なくないと思います。

ある専門家が「保護者は、みんな“比べる病”にかかっている」と言っているほど、親はみんな、当たり前のように子どもや親同士を比べているのです。

ですが、よく考えてみてください。

他の人の子は、ご自身が育てている子どもですか?
兄弟姉妹、みんな全く同じタイプですか?

そうです。
子どもも大人も、同じ血が流れていてもタイプは違う。育てている人によっても違うんです。

特に幼いころは、一緒に過ごす人や物によって脳の発達の順番やスピードが異なります。

テレビよりも音楽に触れる機会が多いのであれば、聴覚が発達しやすくなる。

男の子は視覚の発達が早い。女の子は聴覚の発達が早い。など、性別によっても脳の発達順番が異なるのです。

脳が全体的に発達するのは45歳~50歳がピークと言われています。

ですので、幼児期の脳はまだまだ発達途中。子どもによって違うことは当たり前だったのです。

親だって同じ。最初から完全な親ではなく、成長過程です。
子どもを産んだからといって、本能だけで子どもを理解できるわけではありません。子育てに自信が持てないのは、当たり前です。

核家族化が進み、子育ての悩みを相談する相手も少なくなりました。

周りの人から子どもを比較されるようなことを言われることがあっても、4人に1人は誰にも相談できずに悩みを抱え、自信を失っていくことが調査結果で分かっています。

私もその1人でした。悩みは話していたんです。夫にも相談機関にも。
ですが、話すことで気が紛れ、相談を解決するには至らず、しばらくすると再び同じ悩みを持つという繰り返しでした。

ママが「我が子の専門家」になれば、人と比べなくなる

誰かに話しても悩みは解決されない。それなら、どうしたら人の子と我が子を比べずに、自信を持って子育てができるようになるのか。

私の場合は、「我が子の専門家」になったことがきっかけでした。

私が脳を伸ばすコミュニケーションに出会ったのは、息子が4歳年少のときでした。
これまで、息子の発達を疑ったことはありません。本人の性格だと思って、自己流で子育てをしてきましたが、自己流で上手くいかなかったのには理由があったことに気付かされました。

息子には、注意欠陥多動性障害(ADHD)や、自閉症スペクトラム(ASD)の特性があったのです。

この特性が分かっていないで、子育てが上手くいくはずがありません。
私は息子のことを理解せず、4年間過ごしてきました。
私以上に、息子はとても辛い思いをしていたのだと思います。

息子の特性が分かって、一番変わったのは私自身でした。

息子の言動一つ一つに理由があることが分かり、イライラすることも減り、むやみに怒ることもなくなりました。

私が変わるだけで、息子は食事に対してのこだわりが減り、今まで頑なに食べなかった物にも挑戦するようになりました。癇癪も起こしません。起きたとしても、30分もあれば解決します。

これまでの生活では考えられませんでした。
我が子のことを理解し、子どもに合った接し方をすることで、息子は安心感を得られたのです。

初めて、子育てって楽しい!と思えました。
初めて、自分の子育てに自信が持てました。
子どものことを、心から可愛いと思えるようになりました。

さぁ!あなたも、これまでと違う子育てを味わってみませんか?

我が子のことを理解できれば、人と比べることはなくなりますよ〜!

執筆者:渡辺ひろみ

▼「我が子の専門家」になれる!メルマガ登録は、こちら

タイトルとURLをコピーしました