小学校入学前、何をする?発達障害・グレーゾーンの子どもの就学準備とは【就学座談会・第2話】

こんにちは!ななほし広場編集部です。

2021年6月に開催した、【ななほし広場第1回座談会】の様子を全3話でお届けしています。

今回は第2話。「発達障害・グレーゾーンの子どもを育てるママが、小学校入学前に実際にやっている就学準備」をお伝えします。

発達障害・グレーゾーンの子どものために小学校入学前にできることって?

前回お届けした第1話「発達でこぼこキッズの小学校入学に関するリアルなお悩み教えて!」では、

・我が子に合った学校を選びたいけれど、何から準備を進めればいいかわからない
・発達障害・グレーゾーンの子どもの就学はママの準備次第なところが大変
・行きしぶりが激しく小学校に通っているイメージが持てない
・子どもが「小学校行かないよ!」と宣言した!
・家族との意見の違いに困っている

などのお悩みが出てきました。

発達でこぼこキッズの場合、一般的な就学の流れとは違うこともあり、ママが自分から動かなければならないのが現実のよう。

ですが、同じような特性の子どもを持つママが、小学校入学前までにどんな風に準備を進めてきたかを知ると、見通しが立って少し安心できますよね^^

本記事では、第2話として、未就学児ママが今、実際にどんな就学準備を進めているのか、さらに小学生ママが小学校入学前にした準備についてお伝えしていきます。

◇参加したママとお子さんの学年
<未就園児ママ>
・Aさん 幼稚園年中
・Bさん 幼稚園年長、小学校4年生
<小学生ママ>
・Cさん 小学校1年生
・Dさん 小学校3年生
・Eさん 幼稚園年少、小学校1年生、小学校3年生
<スタッフ>
・ななほし広場編集部より2名

発達でこぼこ未就学児のママがいましている就学準備とは?

ななほし広場編集部(以下、編集部):未就学児のママは、お子さんの就学に向けて、いま、何か始めていらっしゃいますか?

自治体や幼稚園の先生、先輩ママから情報収集しています

ーーBさん:私は支援学校か支援級を検討しているので、めちゃくちゃやってます!

支援学校と支援級の見学に行くし、
放課後デイサービスの見学も行かなきゃとか、
支援学校に行くとなると療育手帳が必要になるため、取得に向けた申請もしなきゃとか、
療育や幼稚園の先生に就学のことどうですか?と聞きに行きたいし…

就学相談で自治体に聞いたところ、先生の配置などの関係で、今年の12月までには就学先を決めるようにしてほしいと言われました。「1月になるともう遅いんです、今年中に決めるものなんですよ」とのことでした。

編集部:〇〇はいつまでに行ったほうがいいですよとか、どなたかから声がかかったりしたのですか?

ーーBさん:全然ないです。自分で動いています。声がかかるというと、年長さんになると、幼稚園で小学校見学をやらないですか?

ーーCさん:たぶんありましたけど、去年はコロナの関係でなくて、入学前に小学校に行くチャンスは就学時健診の1回だけでした。

ーーBさん:そういえば、就学相談に関しては、自治体の保健師さんから3月末くらいに電話があって、「4月から就学相談っていうのがあるので、自分で電話してやるんですよ〜」っていう声かけはありました。保健師さんと繋がりがあって、うちの子が発達の遅れがある子だってわかっているので。うちの子の場合、私自身もいろんな人に助けを求めてるので、繋がりがあると助けてくれるというか、気にしてくれるというのもあると思います。

編集部:普段から繋がりがあって周りから協力を得られているっていうのも、Bさんが今まで積み重ねて来られた成果だと思うので、素晴らしいことですよね。

Aさんは、お子さんが現在年中さんですが、今していらっしゃることなどはありますか?

ーーAさん:年中なので特にまだそんなに、公立の小学校に関しては話題になりません。子どもが療育に通っているママたちは「小学校どうしようね〜」って少し雰囲気が出ているけれど、まだ1年半あるしね〜という感じです。今度、療育に通っている年長さんのママからどういう準備が必要か聞き出したいねと話していたところです。

年長さんになると、療育で「こういう特性があります、こういう支援が必要です」ということを小学校に向けて書いてくれるよっていうことを聞きました。

そもそも、お母さんは「家でこういう支援をしています」というのは書けるけど、「小学校でこういう支援が必要だからお願いします」というのは、親としては正直入ってみないとわからないから書けないですよね。

療育の先生は仕事上今までの経験もあるから、専門的な視点で書いてくれるのは、親が何を書いたらいいか…と迷うこともないし、心強いです。


(真剣な面持ちでお話してくださるななほし広場のママたち。うんうん、と頷きながら聴き合っています)

ーーAさん:公立小学校ではないところに行く場合、どういう手続きをするのかもわからないので、そのあたりも調べていきたいなと思っているところです。

私立などは入学説明会も始まっていて、どんな学びをするのかを親が体験する勉強会もあるようなので、そこに行ってみたりして、本当に我が子が楽しんで通えるところなのかどうかを情報収集しなきゃいけないなと思っています。

自治体と繋がっておくとメリットは大きい

ーーAさん:ところで、情報収集するときってどこに問い合わせされていますか?保健師さんに繋がっている場合は、保健師さんから連絡がくるのかもしれないですが、自分から情報収集したい場合はどこに連絡すればいいのでしょうか?

ーーBさん:私の住んでいるところでは、自治体が行っている子どもの発達の悩みがあるお母さんの集まりがあって、そこから出している冊子をもらったのですが、その中に色々書いてありました。「就学相談はここに電話で問い合わせする」などのようなに細かく書いてありましたよ!それに沿って、年長さんになってから進めていった感じです。みなさんのところにもありますか?

ーーCさん:私の住んでいる自治体にも、「就学の流れ」のような冊子がありました。問い合わせ先は、住んでいる自治体の管轄の部署へ連絡してみるのが一番早いと思います。

あとは、私も就学相談を受けるときに、自治体がやっている発達支援センターに自分から繋がりを作って、そこから情報をもらいました

ーーDさん:自治体と繋がるということで、就学後も、発達支援センターと繋がっているとメリットがあるのでお話しさせてください。
発達支援センターは、自治体がやっていることもあって学校とも繋がりが深いようです。現在、私は学校と、支援会議というのを月1でやらせてもらっているのですが、そこに支援センターの方が来てくださることがあります。

会議の中でも、支援センターや教育相談所の方の話は学校の先生も受け入れやすいように感じますし、先生と一対一で話すときでも、親が「こうしてください」とお願いするだけよりも、「実は支援センターの先生がこういう風にアドバイスしてくださって」というようなことを話すと、学校の先生も「なるほどー!」と受け入れてくれやすい感じがします。

ーーAさん:療育の意見書や、教育関係の人からの後押ししてもらった方が、担任の先生とか学校側にもアプローチしやすいんですね。保護者が「こうお願いします」と言うだけだと、弱いです

ーーDさん:公立の学校だったら、その自治体のやっている関係機関の説得力が強いなと感じます。実際、「親だけでお願いしても、先生にうまく対応してもらえない」と悩んでいるお母さんがいらっしゃいました。

先生も忙しいですからその子だけを支援するのも難しいようですが、発達支援センターと繋がりを持っていて、専門家からの意見を交えて話すと受け入れてもらいやすいかもしれません。

ーーBさん:同じようなことを、保健師さんと話しているときに聞いたことがあります。支援級に入るときの話にはなりますが、支援級には一応人数枠があるので、そこに優先的に入るとなると、診断があれば「はい入れます」って優先的に入れるんだけど、診断がなくて「お母さんが言っているだけでしょ」みたいな感じで捉えられると枠に入れなくて…ということもあるみたいです。

【編集部コメント】

未就学児のママは、お子さんが年長さんになってから具体的に動き始める方が多いようですが、住んでいる自治体の発達支援センターなどと繋がっておくと、就学後もメリットがあることがわかりました。

小学生ママが、小学校入学前にしていたこととは?

編集部:小学生のママたちは、小学校入学前にどんな就学準備をしていらっしゃいましたか?

発達支援センターや幼稚園の先生との面談で、子どもの特性の理解を進めました

ーーEさん:長男のときには必死で色々やりました。

児童発達支援センターにも行ったし、WISCも受けたし…

結局そこでは、「診断欲しいならあげるけど…」みたいな感じでしたので、診断は受けませんでしたが、でこぼこはあるんだな、ということはわかりました。

あとは、幼稚園の先生に「うちの子、学校で、普通級でやっていけると思いますか?」とお話をさせてもらったこともあります。

就学支援シートを書いて、小学校へ伝えました

ーーCさん:私は、自治体から出されている「就学の流れ」に「発達に関して心配な子がいたら、これを書いて学校に提出することもできますよ」と載っていたので、

「就学支援シート」を書きました。

これは、幼稚園から教育委員会に出されて、教育委員会から学校に行くとのことでした。
雛形もあって、お母さんだけじゃなくて幼稚園の先生からの言葉や、発達支援センターの先生のWISCをとったあとのアドバイスも載せてくれます。専門家の言葉とか、母親以外の保育者の目線からのアドバイスとかが入っているものでした。

編集部:うちの場合は、「就学の流れ」のようなものもなかったし、就学支援シートもなかったのでうらやましいです。

就学支援シートを書かれたことのある方、他にはいらっしゃいますか?

ーーDさん:私の場合、就学前に発達でこぼこの特性に気づいていなかったので詳しくは書かなかったのですが、「不安が強い」という部分だけは説明を書きました。小学校上がったときに、担任の先生が割と物腰が柔らかい先生だったので、もしかしたらシートを見て配慮がしてくださったのかな?とは思いました。

ーーCさん:うちは小児科にも通っていて、小児科の先生が「管理職の先生や学校側に息子の特性をきちんと伝えることが重要だ」とおっしゃっていました。けれど、具体的にどう伝えればいいかとかは教えてくれないから、そこは親が自分で考えなければいけないんですが…。先生に伝えることは大事ですね。

【編集部コメント】

通っている園から話を聞いたり、発達支援センターとのつながりを作ったり、就学支援シートを書いたりなど、小学校入学前にできることはたくさんあります。

自治体によって、就学までの流れは様々ですから、まずは住んでいる自治体の窓口へ相談してみることをおすすめします。ぜひこれをきっかけに一歩を踏み出してみてくださいね!

先輩ママの経験談を参考に、一歩踏み出してみて!

就学に向けて、何かしなければいけないのはわかるけれど、実際に何から始めたらいいの?という状態のママも多いはず。

そんなとき、先輩ママの経験談はとても参考になりますね!ぜひ、「これならできる!」ということからスタートしてみてください。

いよいよ次回が最終話!

第3話では、発達障害・グレーゾーンの子どもを育てるママたちが、小学校入学後のお子さんについてお話ししてくださった様子をお届けします。

最終話はこちらから▼▼
小学校入学後にママができること。発達でこぼこキッズのお悩みを自分で解決できるママになりませんか【就学座談会・第3話】

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どこの学校にする?どうやって周りに支援してもらう?という就学準備とともに、お母さんにはじめてもらいたい入学準備があります。

どんな特性を持っているお子さんでも、入学までに身に付けたいのはある一つの力です。

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入学までに身に付けたいたった一つの力|入学準備力判定チェックリスト30
著:石澤かずこ(ななほし広場主宰)入学までに身に付けたいたった1つの力

編集者:ななほし広場編集部

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