こうやって学校の先生と連携しました!発達でこぼこっ子が安心して学校生活を過ごすためにママたちがやったこと【先生との連携 座談会・対応編】

こんにちは!ななほし広場編集部です。
2022年4月に開催した【学校・先生との連携についての座談会】の様子をお届けしています。
この記事では、続きの『対応編』として先生との連携がうまくいった例悩んでいるママへのメッセージをご紹介しますね!

うちはこうやって学校の先生と連携しています!

前回お届けした『先生との連携 お悩み編』では、「先生とのコミュニケーションで困った経験や学校や先生に対して期待することをまとめてお伝えしました。

同じ悩みを持ち孤独なママへ「一人じゃない、仲間がいる」と知ってもらえたら嬉しいです…が、それだけではありません!

この記事では、実際に学校や先生との連携がうまくいった経験談をママたちが、シェアしてくださいました^^

これなら私にもできそう!そんな方法を見つけて、ぜひ挑戦してみてくださいね。

先生と連携座談会

先生との連携、こうしたらうまくいったよ!の経験談

ななほし広場編集部(以下:編集部):みなさん学校や先生との連携、どのようにされていますか?

相談時期や面談の内容は?

ーー(Hさん)ーー

就学前子どもの特性を文章にまとめた特別支援シートをお渡ししました。やはり、立ち話よりも、時間をとって改めてお話するときは、それがあるとお互いに話をまとめやすいかなと思います。

ーー(Sさん)ーー

うちも就学前相談で、事前情報を主任の先生、校長先生に把握してもらえました。

入学後は、友達とトラブルが発生したとき自分で先生に伝えづらいこと、友達には聞かれたくないことなど、随時、電話や連絡帳で相談をしていました。

ーー(Iさん)ーー

学期末や行事が多い時期を避けていました。

個人面談の時期は面談の日の1週間くらい前にいつもメールをして聞きたいことを短くまとめていました。運動会や参観日があったときには、2〜3日後に感謝と子どもの様子や感想をメールしていました。

以前の座談会でも入学後にできることについてお話しました!こちらも参考にしてみてくださいね▼

【編集部コメント】

みなさん、入学前進級時にお子さんの特性について学校と連絡を取っていたのですね。子どもが困っていることがあるときも、随時ご相談されているのですね。

担任の先生と合わないや先生の対応に不満を感じてしまったとき、どう軌道修正しましたか?

ーー(Sさん)ーー

コロナ休校のあと、環境変化に敏感で特性が強まってしまった娘の担任の先生が、「できないことはできるようにしよう」と厳しく指導する先生でした。

次第に、行きしぶりがひどくなり学校も休みがちになり困っていたところ、養護の先生や学年主任の先生が気にしてくれ、その先生方と担任の先生と私の4人で面談の機会を設けてくれました。

その後、担任の先生のやり方に主任からアドバイスがあり、先生間で連携をとっていただいたことで、子どもが過ごしやすくなりました!

合わないなと思たら、相談できそうな他の先生を探したり、自分で動いたのがよかったと思います。

また園時代には、行事などのクオリティに熱心すぎる先生が担任で、先生が求めている高さに子どもがついていけないことがありました。

幼稚園選びも大事ですし、”良い先生”かもしれないけれど、「子どもと合うか合わないか」そういう視点も大事だと感じます。

ーー(Iさん)ーー

おススメは、最初は合わない先生でもその先生のいいところまたは、感謝の想いを伝えて少しでも仲良くなって距離を縮めることからすると、保護者の想いをくみ取ってくださったり、学校での様子を先生から自然とお話してくれることが増えました。

ーー(編集部ママR)ーー

娘が幼稚園時代、園の体制に不信感を持つことがありました。そこで、先生方へお手紙を書き、親としての思いを伝えました。

その際、批判するのではなく、「子どもの気持ちが一番で、娘が悲しい思いをしていることがとにかく親としても悲しかったこと」「園まかせにするつもりはなく、親としてできることはなんでもしたいこと」「こういう風にしてもらえると助かりますと具体的に伝えること」を意識してお伝えしたところ、娘に申し訳なかった、と心から謝罪いただき、そのあとの対応が大きく改善しました。

先生のホンネ:「子どもファースト」 お互いヒントを出し合って子どもに良い環境をつくりたい

編集部:先生のご経験のあるHさんにお聞きしたいのですが…先生側からはどう感じますか?

ーー(Hさん)ーー

合わない先生…と言われるとドキドキするけれど笑。

親としても先生としても、どちらの立場も分かる当事者として思うのは、合わなくても、人としてはやりとりはできるといいなと思っていて。

幼稚園に関しては、管理職や他の先生とも連携をとってチームで見ていくこともあるけれど、担任の先生を中心に輪を広げてみていってくれたらいいなと思います。

また、お子さんの好きなこととか、よく遊んでいるものを保護者の方から聞いて、園でも実践すると、結構うまくいきました。

子どもを思う気持ちは親も先生も一緒、お互いヒントになるような情報を出し合えるような関係を作っていくための信頼関係だと思って、関わっていけるようになるといいのかなと思いました。

小学校に関しては、細かいルールで軌道に乗せたいという先生もいらっしゃるので、先生の気持ちも尊重しながら、こういう風に言っていただけた方が落ち着きますここはちょっと見逃していただけると助かります、など伝えたらいいのかなと感じます。

編集部コメント】

先生も親も子どもを思う気持ちは一緒、子どもファーストなんですよね!協力して子どもが過ごしやすく成長できる環境をつくっていきたいですね。とても参考になりました!

ママが学ぶことで、変わったことは?

子どもの特性など、先生に伝える幅が広がった

ーー(Sさん)ーー

学ぶ以前は、目の前の出来事=困って見えているできごと、例えば学校に行きたくないや授業がうけられない、教室みんなと一緒に過ごすのがしんどいというような、子どもの言葉や行動でした連携がとれませんでした。

発達を学んで、子どもの特性が出やすい心理状態や環境、背景にあるものが見えてくるようになって、先生に可能性として伝えることができるようになりました。

先生もそういった視点をもってくれるので連携できるようになり、先生が「なぜ今一緒にできないかな?しんどいかな?」って考えてくれるようになりました

そうなると信頼関係が高まり、先生と保護者が同じことを共有できると感じます。

子育ての軸が持て、自分の言葉で子どもについて説明できるようになった

ーー(Iさん)ーー

以前は、先生と呼ばれる人に全面的に頼り切りでした。

お母さんの小学校に出会って、自分の子どもがどういう特性があって、どう対応してあげたらいいのか、自分で冷静に観察できる目を持て、先生方に子どもについて簡潔に伝えられるようになりました。

そんな子育ての軸をしっかり持てたからこそ、自信がなくてどうしていいか分からないじゃなくて、周りに自分の言葉で説明できるようになったことが大きく変わったことです。

子どもに合わせて対応できるようになった

ーー(Kさん)ーー

行きしぶったときには休息させたり、癇癪を起こしたときは、背景を分析するようにしたり、学んでから子どもへの対応の仕方が変わりました。

子どもにとって、脳が発達する居場所はどこかということを最優先に考えて環境を整えるようになりました。

子どもの状態の予測が立ち、対応に迷わなくなった

ーー(Hさん)ーー

おでかけなどの非日常や、ちょっと学校であったのかな?のときも予測が立って、どうしてあげたらいいのかな?の関わり方が、学んだことで、対応に迷わなくなる良さがあると思います。

親の関わり方で、子どもの挑戦意欲が湧いてきたり、きょうだい喧嘩もおちついてきたり、日常が平和です。

ママがママ自身の人生を生きていく上でも、子育てっていう一定の期間の幸せや楽しみを感じられるのではないでしょうか^^

先生に左右されず、家庭で子どものケアができるようになった

ーー(編集部ママS)ーー

学んだことで家庭で子どもを発達させられるという軸があり、子どもの特性を先生に伝えたり、先生に左右されず家庭で子どものケアや対策ができるので悩みが軽くなりました。

ーー(編集部ママH)ーー

園や学校に頼り過ぎるのではなく、まずは私が子どものことを理解して対応できるようにならないと本当の問題は解決しないのかも…?と痛感しました。

先生や支援の方に相談したり不満を言っても根本は何も変わらない、息子も「お母さん、ぼくのこと分かってよ!」って思っていたのかもしれない、と気づかされました。

大人とのコミュニケーションにも役立つ

ーー(編集部ママR)ーー

先生も人間なので、気持ちよくコミュニケーションが取れるように、基本的な人間関係をよくすることは意識しています。

大人とのコミュニケーションにも役に立つので、笑顔でゆっくりわかりやすく話すことを先生にも実践しています。

【編集部コメント】

学びを通して子どもの困りごとの背景を考えられたり環境を整える工夫を先生と共有できるようになったり、ママ自身が変われたことがとてもステキです!

発達でこぼこっ子の学校生活が心配なママへ、アドバイスとメッセージ

ーー(Sさん)ーー

以前は、あまり言い過ぎたらモンスターペアレンツと思われないかなとか、周りのお母さんに個人面談なんてする?と思われたり…

自分たち親子がどう思われてしまうんだろう、「普通じゃない特別な子」と見られ、今までのいい関係も崩れるのかな?と不安でたまりませんでした。

今、知識と関わり方の軸を持てた私は、先生とのやり取りでも周りのお母さんとも自信をもって臨むことができています。

周りの目を気にしすぎないで自分の子に何が必要なのか考えられるといいですよね!

ーー(Kさん)ーー

子どもの学校生活での困りごとや悩みは、電話ではなく直接先生とお話(面談)できるといいと思いますよ!

ーー(Iさん)ーー

最初から遠慮しすぎず、いいママを演出する必要もないかと思います。ですが、話しやすい雰囲気づくりをこちらからするようには心がけています。

悩んでるママたちに言いたいのは、周りの目を気にしないで欲しい、目の前にいる自分の子どもがどうなのかを一番に見てほしいということ。

一生で一度しかないそのとき、過ぎたら戻らない一瞬を大切にしてほしい!

ーー(Hさん)ーー

お互いに伝えたいことを素直に伝え合う気持ちで、フラットな状態で話ができる時間を持てるといいのかなと思います。

立ち話をする機会が少なければ、しっかりアポイントをとってお話をするとか、保護者会の帰りとかにちょっと話しかけるとか、そういうひと工夫ができるといいですね^^

こちらの記事もヒントに!入学後の困りごとの不安を解決するために…▼

園との連携についてはこちらが参考になりますよ▼

 

【編集部コメント】
いかがでしたか?

みなさん悩みながらも、勇気を出して行動にうつし子どもたちが安心して学び成長できる環境を創ってきたママたちです。

困っているあなたに少しでも希望をプレゼントできたら幸いです。

編集者:ななほし広場編集部

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