学校や先生にわが子のことをどう伝え、どう相談する?先生とのコミュニケーションにお困りのママへ【先生と連携座談会・お悩み編】

こんにちは!ななほし広場編集部です。

2022年4月、【学校・先生との連携についての座談会】を開催しました。

その様子を、『お悩み編』『対応編』でご紹介しますね!

【学校・先生との連携】に関する座談会を開催しました

発達に特性(発達でこぼこ)があるわが子が、学校でうまくやっていけるかな…?

と心配になっているママはいませんか?

発達でこぼこっ子は周りの環境に左右されやすく環境によっては特性が強く出ることがあり、本人も周りも困ることがあります。

ですので、担任の先生に理解されうまく対応してもらいながら、学校生活を送らせてあげたいですよね。

そんなとき、ママが先生とタッグを組むことで、子どもが安心して過ごせる環境を創ってあげることができるんです!

今回は、実際に「先生と連携」に挑戦したママたちが悩みや失敗談も含めて「こうしたらうまくいったよ!」の経験を語ってくださいました。

先生と連携座談会

本記事では、『お悩み編』として、先生と連携する難しさ先生や学校にこうして欲しい…!と期待することなどをお話いただいた内容をまとめました^^

「一人じゃない、仲間がいる」と知ってママ自身の安心を得るとともに、先生の協力を得られるコミュニケーションの参考になれば幸いです。

座談会に参加した、ななほし広場のメンバー紹介

ななほし広場編集部(以下、編集部):まずは、メンバーをご紹介します!

(Hさん)
・小3、小2のお子さんのママ
・小3のお子さんはうっすら社会性や衝動性の特性
・小2のお子さんはうっすらADHDタイプ
・お子さんのお友達トラブルがきっかけで受講
・以前は、公立の幼稚園教諭

(Sさん)
・小4、小1のお子さんのママ
・小4のお子さんは、不安感が強く、不注意、衝動性のADHD傾向があり、集団が苦手なタイプ
・子どもの困りごとや発達について一から学びたいと決意し受講

(Iさん)
・小2、年長のお子さんのママ
・小2のお子さんは、ADHD衝動性のタイプ
・年長のお子さんはASD、ADHD 感覚過敏が強いタイプ

(Kさん)
・小4、小1のお子さんのママ
・小4のお子さんは、繊細で敏感、空気を読みすぎたり、心配性の傾向があるタイプ
・小1のお子さんは、ASD、LDの傾向

【編集部コメント】

今回は、4名のママが参加してくださいました。
以前、先生をされていたメンバーもおり、先生側からの視点でのお話も聞けそうです!

先生とのコミュニケーションや連携のお悩みは?

編集部:次に、先生との連携について、悩んだこと、悩んでいること、うまくいかなかったという経験があれば教えてください

伝え方が難しく、意思疎通できないこともあった

ーー(Hさん)ーー

子どもが保育園児の頃は長時間保育だったため、遅番の先生とひと言ふた言お話するだけで。担任の先生とコミュニケーションをとる時間もありませんでした

先生側の立場からですと、伝え方次第で保護者の方とコミュニケーションがうまくいかないことがあり、難しいなと思うこともありました。

ーー(Kさん)ーー

先生には次女の要望を何度もお伝えしたのですが、あまり発達障害の知識に詳しくなかったためか細かい配慮をしていただけてない感がありました。

忙しい先生に迷惑をかけてしまうのでは…と相談するのを遠慮してしまう

ーー(Sさん)ーー

長女が小2のとき、コロナ休校のあとから環境変化のストレスで特性が強く出てしまいました。そのときに、先生方もコロナの対応で忙しく、子どものことで連携ができずにうまくスタートをきれませんでした。

ーー(Iさん)ーー

担任の先生とあまりコミュニケーションをとる機会がなく、忙しさに対して気をつかって遠慮ばかりしていました。ですが、お願いしたいことや子どもの様子など伺いたい気持ちにふたをすることで、こちらのストレスがたまってしまうこともありました。

ーー(編集部ママR)ーー

小学校になると、なかなか先生とお会いする機会もなく、「こんなことで連絡帳を書いたり、電話したりしていいものなのか…」と迷っています。

子どものことを、先生にうまく説明できなかった

ーー(Sさん)ーー

長女が幼稚園のときはカリキュラムや行事が多く、行事が仕上げに入る度に行きしぶりや熱を出していました。

今思えば、相当本人に負担がかかっていたように思います。

穏やかな性格の女の子で3月生まれのため「マイペース」でも周りに許される日常でしたので、先生からも特に何も言われることはありませんでした。

私も先生も本人のキャパを超えることを求めてしまっていたなと、今思えば連携不足だったと反省しています。

ーー(編集部ママH)ーー

園の先生に、行きしぶりに悩んでいることを相談しても解決しないことに悩んでいました。

園に行ってしまえば楽しく過ごしていること、大きなトラブルを起こさなかったので目立たなかったことで、家でのものすごい癇癪やこだわりに困っていることを理解されませんでした。

今思えば、息子の特性への理解が不十分でうまく説明しきれなかったので、先生も対処しようがなかったのだと思います。

【編集部コメント】

親側も先生側も悩みやうまくいかないな…ということありますよね。本音でお話してくださり、ありがとうございます!

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学校や先生に期待することは?また、先生側から見て保護者に期待したいことは?

編集部:学校や先生に期待したいことは何ですか?また、先生側から見て「連携しやすい親」とはどんな親ですか?率直に教えてください^^

さりげないフォローがあると助かります

ーー(Hさん)ーー

いいタイミングで見守っていただけるといいなと思っています。そして、何か起こりそうなときに、さりげないフォロー、いいことが起きそうなときにはすかさず褒めてもらえると、のびますよね^^

ーー(Kさん)ーー

子どもの気持ちに寄り添っていただき、適度な距離感とヘルプサインをだしたときに助けてもらいたいです。

子どもについてお話しする機会があること

ーー(Iさん)ーー

先生が子どものことをどんなふうに感じているのか知りたいです。

「どんな得意があって苦手があって、こんな一面が素敵だね」といったようなこと。保護者が子どものことをどのように捉えているのかを知ってもらいたいです。そして先生と保護者の想いや考えていることのすり合わせができる場があったらいいなと思います。

いつもお忙しく、コロナ禍のこの状況でどういう風に先生とお話する機会を設けられるのか…悩んでいます。

Sさん:叶うかどうかわかりませんが、うちではオンライン面談をしてもらっていました。オンラインなら、コロナの問題はクリアできるかと思います。

編集部ママS:担任の先生だと忙しくて難しいこともあるので、わが家では、療育の観点からみれる担任以外の先生にお話しすることもありましたよ。誰かに見てもらうことをお願いすることも手かもしれないですね。

保護者と情報を共有して、関わってくれること

ーー(Sさん)ーー

特性を理解して、行動の理由や背景を考慮して接してほしいです。

また、できないことや苦手なことでも否定せずに子どもの気持ちをまずは受け止めてほしいと思います。

私は、娘の特徴や対応法を細かくお伝えすることによって、担任の先生に理解していただけました。

その経験から、こちらの「困ってるんです!」や「先生になんとかしてほしい」というお願いや期待だけでは、配慮してもらうことは難しいと思いました。

編集部:先生に全ておまかせしたいところですが、細かく希望を伝えることは大事ですね。

安心して過ごせる環境づくりを学校全体で整えてくれること

ーー(Hさん)ーー

うちの子の学校では教科によって習熟度別にクラスが分かれることがあります。そこで、担任の先生以外が受け持つことになるので、その先生方にも子どもの特性などを共有してほしいなと思いました。

色んな先生に様子を分かってもらうためには書いて残るもので知らせることが大事だと経験から学びました。

ーー(Sさん)ーー

担任の先生任せではなく、複数の先生が関わってくれるとうれしいです。

子どもが話せる先生、クールダウンできる場所、安心して過ごせる環境を学校全体で整えてくれるとありがたいです。

ーー(Kさん)ーー

支援級に行きたくない子(周りの目を気にして)の居場所を作ってほしいです。普通級にいながらも困りごとに対応してくれる先生が担任以外に1人ついていたらいいなと思いました。

先生側のホンネ:「信頼関係を作ろう!」という前向きな気持ちがうれしい

ーー(Hさん)ーー

先生側としては、まかせてくださいのスタンスで信頼してくれたらと思います!

信頼してまかせる前提で交流を図ろうとしていただけているのか、そうではないのかによって、入り口が違ってきます。

お互いに素直に話が聞けると、子どもの姿は園と家とで違うのは当たり前なので、そのすり合わせがうまくいくかなと思います。

そのときそのときで、出会った先生と「信頼関係を作っていく」という気持ちで関り続けくれたらいいと思います^^

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【編集部コメント】

保護者側、先生としての立場から「連携」に関するリアルトーク、いかがでしたか?

悩みやお互いに期待したいことなど、共感する部分がたくさんあったと思います。

続きの『対応編』では、こうしたら先生と協力することができた、うまくいった!ことや、ママが発達を学ぶと先生との連携がどう変化するのかなど、盛りだくさんご紹介しています。

今すぐ使えるヒント満載ですので、ぜひ読んでみてくださいね!▼

こうやって学校の先生と連携しました!発達でこぼこっ子が安心して学校生活を過ごすためにママたちがやったこと【先生との連携 座談会・対応編】

同じ悩みを持った仲間がココにいます!

発達に特性があって学校のような集団生活にサポートが必要な子どもを持つと、心配や不安だけが大きく膨らんでしまいますよね。

先生や学校にお願いしたいけれど、実際は難しいこともたくさんあり悩んでしまうこともあるかもしれません。

ですが、一人で悩まないで大丈夫!ななほし広場に仲間がいます!

孤独を感じてしまったら、ぜひ今日ここに登場したママたちの体験談を思い出して、「一人じゃないんだ…!」と感じていただけたらうれしいです^^

編集者:ななほし広場編集部

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